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絹本墨画淡彩 返魂香之図 附箱・游魂図説

【市指定有形文化財】

 

hangonkou
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よみがな
けんぽんぼくがたんさい はんごんこうのず
つけたりはこ・ゆうこんずせつ
員数
1幅
文化財の概要

掛軸装。縦99.3センチメートル、横27.0センチメートル

指定年月日
令和3年5月25日
所在地
弘前市大字坂元字山元
所有者・管理者
久渡寺

円山応挙(まるやまおうきょ)(1733~1795)は、江戸時代中期に京都で活躍した画家で、我が国における写生画の先駆者として高く評価されており、また、足のない幽霊画の創出者として一般に知名度が高い。

この「返魂香之図」は天明4年(1784)に弘前藩家老を務めた、森岡主膳(もりおかしゅぜん)から久渡寺へ寄進されたものであるが、寄進者である主膳は安永9年、天明元年と相次いで正妻と妾を亡くしており、その一周忌ないしは三回忌に向けての回向を意図して、応挙から本図を入手したと考えられる。

他の応挙真筆の作品と比べても画格・表現に遜色はなく、真筆と認められるが、柳の描かれた「描表装(かきびょうそう)」は、後年、地元の絵師によって書き加えられたものであると考えられる。制作期も天明初年頃とほぼ特定でき、応挙の画業研究上、重要な作品である。また、森岡主膳による入手状況が箱書きなどから想定でき、伝来の経緯から、弘前にかかわる歴史的経緯も明確である。

久渡寺の寺宝として現在まで継承され、毎年旧暦5月18日に開帳されている。

 

問い合わせ先

担当 文化財課(文化財に関すること)

電話 0172-82-1642

※ 施設見学やイベントについては、所有者・管理者へお問い合わせください。

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