ユニークなポスターを作って、地元商店街と弘前市を元気にしよう、と2019年から始まった「弘前ポスター展」。その主役は高校生!
土手町商店街のお店を地元の高校生たちが取材し、弘前のまだまだ知られていない魅力をポスターにしました。
高校生16人がワークショップに参加し、土手町商店街の店舗を1人1店舗ずつ担当してポスター制作にチャレンジ。
ほとんどの学生が、ポスターづくりの経験も、一眼カメラを使った経験もない中、4日間で取材・企画・撮影までを学生自身が行いました。
学校生活の合間を縫って、アイディアを自分で考え、弘前ポスター展のオリジナルの「こぎんストラップ」付きのカメラで撮影し、全員が最後までやりきりました。
プロ顔負けのポスターの仕上がりの裏には、クリエイター陣のサポートが。商店街ポスター展仕掛け人である日下慶太氏をはじめ、「JAGDA青森」協力のもと、青森で活動する広告クリエイターたちが指導にあたり、企画・撮影・デザインのサポートをしました。
弘前ポスター展 総合ディレクター 日下慶太氏プロフィール
1976年大阪生まれ大阪在住。株式会社電通 コピーライター。商店街のおもしろいポスターを制作し町おこしにつなげる「商店街ポスター展」を立ち上げ、全国から注目を浴びる。コピーライターとして勤務する傍ら、写真家、UFOを呼ぶためのバンド「エンバーン」のリーダーとして活動している。2018年6月に初の著書『迷子のコピーライター』を上梓した。佐治敬三賞、グッドデザイン賞、東京コピーライターズクラブ最高新人賞、ゆきのまち幻想文学賞ほか多数受賞。
青森で活動する広告クリエイター陣
弘前ポスター展の参加店舗の1つでもある、中三弘前店の1階ガレリアにおいて、「贈呈式」を行いました。
担当した学生から、完成したポスターについて、どのような企画で制作したのか、取材時や撮影時のエピソードなども交えながら説明をし、お店の方へ手渡しました。
当日会場にお越しいただけなかった店舗の方へも、学生が自らお店に伺い直接手渡しました。
2020年10月10日から2021年1月11日まで、土手町蓬莱広場、ヒロロスクエア、弘前市役所、及びWEB上で行われた「弘前ポスター展総選挙」。
市内外から多くの投票をいただき、ありがとうございました。
コロナ禍での開催でしたが、投票総数は1,845票!その結果を受け、グランプリ、準グランプリ(2作品)、コピー賞(2作品)、ビジュアル賞(2作品)を決定し、表彰式をおこないました。
表彰式の様子
・学生らしい元気なポスターで土手町がより鮮やかに見えるようになりました。どれも素敵。
・感染症対策で外出がままならない中、とてもあたたかい気持ちになりました!
・弘前の魅力がつまったポスターばかりで楽しませてもらいました。