弘前市岩木地区で2017年10月から地域おこし協力隊として活動している鎌田です。
私が感じる弘前市岩木地区の魅力について、四季の写真を交えて紹介いたします。
岩木山麓にはオオヤマザクラが立ち並び、「世界一の桜並木」と呼ばれています。
合併前の旧岩木町の時代から住民参加で植樹されました。
弘前の市街地よりもやや遅れて、岩木山に春の訪れを告げます。
岩木山上部の雪は7月頃まで残ります。
日々溶けて変わる雪の形は、古くから農作業や季節の目安にされてきました。
夏は岩木山がまぶしい緑に染まる季節。
嶽地区にはブランドとうもろこし「嶽きみ」の畑が広がります。
寒暖差によりぎゅっと甘味が増した嶽きみ、一度食べると虜になります。
標高1625メートルの岩木山へ登山する人も多くなります。
山頂には、岩木山を御神体とする岩木山神社の奥宮があります。
秋には岩木が誇る真っ赤なりんごや稲穂がたわわに実り、色とりどりの紅葉も相まって、
岩木中がカラフルに色付きます。
有料道路「岩木スカイライン」を通ると、美しい紅葉を見ながら8合目(標高1247メートル)
までドライブできます。
旧暦8月1日には、五穀豊穣、家内安全を願う津軽最大の秋祭り「お山参詣」が行われ、
大勢の人が岩木山に集まります。
冬には一面雪景色の銀世界となります。
雪で染まった岩木山は厳しくも美しく、津軽の冬を感じます。
百沢のスキー場やスノーシューを楽しむフィールドもあり、
この季節だけのアクティビティが楽しめる時期でもあります。
岩木山は津軽衆の心の山として、多くの人々が集まってきます。
令和元(1)年6月25日には、岩木山の標高1625メートルにかけたイベント「岩木山1625大作戦」を開催。
30年前の平成元(1)年6月25日に、山頂付近に埋めたタイムカプセルをみんなで開封しました。
このほか「みんなでつくるこぎん刺し」や「岩木山1625写真展」など、県内外の大勢の人々から岩木山への思いが届きました。
▶みんなでつくるこぎん刺し
(県内外450名以上から集まった1000枚のこぎん刺しを繋いだタペストリー)
(岩木山の絶景をりんご娘の楽曲「1625」で繋いだムービー)
以上、私が岩木地区地域おこし協力隊の3年で出会った岩木の景色を紹介させて頂きました。
季節ごとの魅力がある岩木山と、岩木で生きる人々の暮らしが少しでも伝われば幸いです。
皆さまとお会いできる日を、楽しみにしております。(岩木地区地域おこし協力隊 鎌田祥史)