2020年9月30日に、サントリーワインインターナショナル株式会社(2022年7月1日から経営統合により「サントリー株式会社」)、つがる弘前農業協同組合(JAつがる弘前)及び市の三者で、津軽産ワインぶどうの生産拡大に向けた協定を締結しました。
岩木山南東地域の気候や土壌はワインぶどうの栽培に適していると言われており、実際に本地域で栽培されたぶどうから作られたワインは国内で高い評価を得ております。
一方で、当市は日本一のりんご産地ではありますが、りんご単一経営体が多く、気象や病害虫の潜在的リスクが高い構造になっているため、他の品目を積極的に取り入れ複合経営を進める必要があります。また、農業の担い手の減少・高齢化に伴う経営面積の減少や耕作放棄地の発生が課題となっているため、省力的に栽培できる品目を取り入れることで農地の保全・耕作放棄地の発生防止を図る必要があります。
そこで、産地としての「強み」や「価値」を、地域の農業が抱える課題の解決や、津軽地域の産業や経済の活性化に繋げていきたいと、三者が思いを一つにし、協定を締結したところです。
今回の協定締結によって、当市、サントリー株式会社、JAつがる弘前が連携し、高品質なワインぶどうを安定的に生産し、将来、津軽から世界に誇るプレミアムワインを生み出すとともに、ワインぶどうの生産拡大による産地化に向けて取り組んでいきます。
10年間(2020年9月30日~2030年9月30日)
当市、サントリー株式会社、JAつがる弘前が連携して、津軽産ワインぶどうの高品質かつ安定的な生産体制を構築し、津軽産ワインの生産拡大及び知名度向上に繋げることで、地域産業の発展及び地域経済の活性化を図ります。
主な役割は以下のとおりです。
<弘前市>
・栽培適地の選定及び情報提供
・生産者確保に向けた啓発活動、生産者育成に係る体制構築
<サントリー株式会社>
・苗木の安定供給支援、技術指導・助言
・安定的な買取単価の設定
・市と連携したワイン文化振興
<JAつがる弘前>
・生産指導体系の構築
・国の支援事業を活用した津軽産ワインぶどうの取組開始に係る初期コスト等の支援
概要については、下記ファイルをご参照ください。
津軽産ワインぶどうの生産拡大に向けた三者協定(概要)(256KB)
農林部 りんご課 企画推進係
電話:0172-40-0482(直通)
FAX:0172-38-5870