(1918~1991)
齊藤昌美は弘前市一野渡のりんご生産者で、品種「ふじ」の普及に大きく貢献した人物です。「ふじ」がまだあまり多く栽培されていない頃、齊藤昌美はいち早くその優位性を見抜き、「ふじ」の栽培に力を入れ栽培方法を確立しました。
そして「ふじ」を栽培したいと願い出る生産者に対し、自分が育てた「ふじ」の木から枝を分け与えてあげました。これが「ふじ」が広まるきっかけとなったのです。
その後「ふじ」の食味の良さが消費者に受け入れられ、今では世界中で最も多く栽培される品種となっているのです。
弘前市りんご公園には、齊藤昌美が多くの生産者に枝を分け与えた木である『準原木』を植栽しています。ご来園された際には是非「ふじ」が広まる礎となった木をご覧ください。
担当 りんご課
電話 0172-40-7105