果実が成熟するにつれて果皮にろう質物(ワックス)の種類が自然に増加していきます。その種類の中に室温で液状のリノール酸やオレイン酸が生じ、他のろう質物、例えば室温で固体のノナコサンやメリシン酸等を溶かしている状態がりんご果皮のベトツキ現象です。
これは人為的なワックス処理と思われがちですが、リノール酸やオレイン酸は不飽和脂肪酸と言われ、特にリノール酸は必須脂肪酸で人体では作られません。ですから、安心して皮のままお召し上がり下さい。
なお、果皮には果肉よりも糖類やポリフェノール類が多いのです。
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