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平成24年9月26日 定例記者会見

(会見者: 葛西憲之 市長)

市長あいさつ

自由質疑

1.事務処理ミスに伴う人事異動について
2.弘前市議会議員定数条例案について
3.弘前市地域福祉基金について
4.日中関係の冷え込みによるりんご産業への影響について

配布資料

1.記者会見次第PDFファイル(84KB)
2.北海道工業大学技術移転セミナー・懇親会についてPDFファイル(270KB)
3.総合案内のコンシェルジェサービスについてPDFファイル(87KB)
4.弘前スポレク祭(チラシ)PDFファイル(1096KB)
5.弘前・白神アップルマラソン(チラシ)PDFファイル(618KB)

 

 

市長あいさつ

まず弘前駅前地区再開発ビルにつきましては、平成24年第3回定例会で(仮称)駅前分庁舎として3階フロアを取得する予算をご承認いただきました。

市としては、一般質問や予算委員会において、詳細に説明してまいったものでありますが、今後も市民ニーズに十分に応えて、利便性の向上、さらには、中心市街地の賑わい創出、これに寄与できる施設となるよう、3階フロアに導入する施設内容を具体化するとともに、施設整備に係る経費などを精査し、平成24年第4回定例会までには、具体的な施設内容や必要経費等をお示しできるよう鋭意、取り組んでまいります。

また、株式会社マイタウンひろさきが取り組んでいる再生事業につきましては、なにより、テナントリーシングの確実性、商業施設の安定経営が重要でありますので、情報を共有しながら、着実に進むよう市も協力してまいります。
 
次に「ひろさき卍フェスティバル」についてであります。

9月15日と16日の2日間、「ひろさき卍フェスティバル」を開催いたしました。 9月15日には、土手町通りで「弘前"JIDAI"街道行列」を開催いたしまして、市内の園児ら350人が稚児行列、あるいは相馬野馬追の福島県南相馬市のかたがたが参加した武者行列、和徳の山車のほか、「鷹匠ショー」やねぷた運行なども新たに加わりまして、総勢900名が出陣し、土手町を練り歩きました。

9月16日には、福島県南相馬市の伝統行事であります「相馬野馬追神旗争奪戦」や、昨年に引き続いて、「弘前城流鏑馬国際大会」を開催いたしました。

アメリカ、ドイツ、南アフリカなどからの海外選手を迎えて、観客の皆様には、迫力のある流鏑馬を間近でご覧いただけたことと思います。

幸い、天候にも恵まれまして、この2日間の人出は、10万人となりました。 先人たちが築き上げてきた古き良き時代に思いを馳せるとともに、未来への希望を感じるイベントとして、今後も継続して開催して、市民並びに観光客の皆さんに喜んでいただきたいと考えております。
 
次にスポレク祭についてであります。

9月29日と30日の両日にわたりまして、弘前市運動公園を主会場とした、「第5回弘前スポレク祭」が開催されます。 当日は、運動公園野球場の愛称発表のほか、ソフトボール中体連秋季大会優勝チームと齋藤春香監督率いる選抜チームによるエキシビジョンマッチも企画しております。

子供から大人まで楽しめる各種スポーツコーナーもたくさん設けてございます。大抽選会もありますので、お気軽にご来場いただきたいと思います。
 
次に、まちなか自転車ワークショップの実施についてであります。

市では、自転車の安全な走行環境づくりに向けて、昨年度から、関係者による研究会を開催するなど、検討を行っているところであります。 このたび、特に自転車利用が多い弘前駅前、土手町周辺の中心市街地を対象として、一般市民に自転車で走行してもらって、道路の走行性や安全性を点検して、意見交換を行う、自転車ワークショップを9月29日に開催いたします。

このワークショップによって、自転車利用の促進を目的とした「弘前市自転車ネットワーク」づくりにつなげていきたいと考えており、私自身も実際に市内を自転車で走行して、参加された市民の皆様と道路の課題を共有するとともに、自転車ネットワークとして位置付けられるべき路線等について探ってまいりたいと考えております。
 
次にスマートシティの構築についてであります。

弘前型スマートシティの構築に向けて、特に雪対策については、しっかりと取り組んでいかなければならないと考えております。このため、雪氷工学における分野の研究を先進的に行っている北海道工業大学と連携していくこととし、協定を結んで、共同研究に取り組んでまいります。

この協定の締結式を、10月5日に弘前パークホテルで行い、協定締結記念として、「北海道工業大学技術移転セミナー」を開催いたします。

このセミナーは、北海道工業大学が持つ融雪や利雪等に関する技術を、弘前市内の業者に技術移転していくことをねらいとしているものであります。 セミナー終了後には、講師の先生がたと交流できる懇親会もありますので、市内の事業者の皆様には、ビジネスチャンスにもつながるよう、ふるってご参加いただきたいと思っております。
 
次に事務処理ミス再発防止についてであります。

4月以降、事務処理ミスが相次ぎました。市民の皆様、関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことに対しまして、改めて、お詫びを申し上げます。

これまでも、事務処理のミスの防止のための取り組みを行ってまいりましたが、更なる取り組みとして、「仕事力向上・リノベーションチーム」の設置などを行うことといたしました。

また、職員の意識改革を図るための人事異動を、10月1日付けで行うことといたしました。

今回の異動規模は、業務の見直しなどに伴う配置転換などを含め、全体で35人となるものであります。

なお、人事異動の具体的な内容は、後ほど総務部から発表いたしますので、よろしくお願いいたします。
 
次に、総合案内コンシェルジュサービスについてであります。

市では、常にお客様目線で親切・丁寧に、お客様が満足する最高のサービスを提供するため、全庁あげて横断的連携を図り、10月1日から気軽に安心して相談できる総合案内コンシェルジュサービスをスタートします。

具体的なコンシェルジュサービスの内容は、市民課総合案内のお客様案内係を2名~3名常時配置するとともに、お客様案内係は、カウンターの外に出て必要に応じて最初から最後まで積極的にお客様と同行して担当課での説明のサポートを行います。

高齢などで歩行が困難なお客様が来庁されたときなどは、お客様案内係から担当課へ電話連絡を行い、場合によっては担当職員がお客様のもとへ出向き、相談業務にあたる柔軟な連携体制を図ります。

また、複数の課にまたがるケースでは、場合によっては最初の担当課が次の担当課までお客様に同行して、説明のサポートを行います。 今年7月には市民課総合窓口がオープンしましたが、おおむね好評を頂いております。今後も市民のみなさまの声にお応えして、さらに利用しやすい市役所にしてまいりたいと考えております。
 
次に弘前りんご博覧会についてであります。

市では、今年度から秋の収穫時期である10月、11月の2か月間にわたり、「弘前りんご博覧会」を開催し、「りんごのまち弘前」を全国にアピールすることといたしました。

この2か月間は、秋の魅力向上を図り、集客力を高めるために、弘前のまちをりんご色に染めつくし、りんごにこだわった様々な事業を展開してまいります。

まず10月6日に弘前市りんご公園で開催する「りんご音楽祭」は、午前10時30分から「未来音楽祭」として地元の若手アーティストによる音楽祭を、午後1時からは「アーティストライブ」を行います。

「未来音楽祭」では、りんご娘・大開保育園・小沢小学校合唱部・多田あつし・ジュニアチームあさひの皆さんが出演します。

また「アーティストライブ」には、ビリーバンバン・上田正樹・大事MANブラザーズの立川俊之さんが出演いたします。 ステージと共に北東北グルメコーナー、東北6県のおすすめロールケーキコーナーなどフードコートもございますので、是非お楽しみいただきたいと思います。

 

10月7日には、「第10回弘前・白神アップルマラソン」が開催されます。

今回は、特別ゲストに数多くの大会で優勝を成し遂げた往年の名ランナーの瀬古利彦さんをお迎えするとともに、全国各地から過去最高の6,146人のランナーの出場を得て、熱い戦いが繰り広げられます。

ぜひ、市民の皆さんの沿道での応援をよろしくお願いいたします。

 

10月8日には、再び弘前市りんご公園で、午前10時より「第1回津軽民謡りんご節世界大会」が開催されます。 このりんご節は昭和29年に「民謡の父」と呼ばれた成田雲竹氏による新しい民謡ですが、シンプルな節回しの中に津軽の四季折々の情景が歌いこまれた誰もが歌いやすい民謡です。

りんごの収穫の喜びにふさわしい祝い唄としてお楽しみください。

 

また期間中、中心市街地でのにぎわい創出を図るため、まちなかりんご装飾として、街頭へのフラッグの掲出やオブジェを設置するほか、りんごのラッピングバスにも街中を走っていただくことといたしております。 私は、弘前、そして津軽のりんごは、生産量と品質ということばかりではなくて、先人たちが築いてきた歴史・文化も合わせ、世界一であると自負しております。

そして、この素晴らしい地域資源を、市民を含めより多くの皆様に知っていただいて、このたびの弘前りんご博覧会を将来的には「世界りんご博覧会」にという志をもって、「りんごのまち弘前」を日本のみならず、世界に発信してまいりたいと考えております。

 

自由質疑

1.事務処理ミスに伴う人事異動について

Q.記者

事務のミスについて、人事異動が発表されるということだが、昨日も一件公表された。市でもミスを減らそうと努めていると思うが、なかなか後を絶たない現状をどのように考えているか。

A.市長

私は市役所を管理型から経営型へ移行させていくんだという強い志を持ちながら、市政の運営を進めてきているつもりです。ただ、現在はこの経営型へ向けての途上にあるんだろうと思っています。

これまで市職員には、私が目指す市政に向けて、今まで経験したことがないような、数多くの仕事にチャレンジしてもらっており、一連の事務処理ミスは、市役所が変わっていく中でのひずみの顕在化なのではないかと思っています。

一方でまた、市政の見える化ということも強力に進めてまいりました。私は小さなミスを隠して、それが後々大きな問題となって顕在化することを最も恐れています。ですから、このことについて、公表するリスク、公表しないリスクがありますが、包み隠さず公表してきましたし、これからもしっかりと公表してまいります。公表しないリスク、これを私は乗り越えていかなければならないと思っています。

しかしながら、現在は事務処理ミスについての公表基準というのがないのが実情です。そういったなかで、どういうかたちでこれから公表していくのかということも併せて考えながらやっていく必要があるとは思っていますが、いずれにしても、公表していくのが原則だろうと思っています。

これから仕事力向上ということで、リノベーションチームを設置し、しっかりと取り組んでまいりますので、このことに私は全力をあげてまいりたいと思っています。一連の事務処理によって低下した市民からの信頼回復に向けて、私は職員とともに汗をかいてまいりますので、ぜひこれについては見守っていただきたいと思っています。

Q.記者

いろんなことにチャレンジして忙しくなっているんじゃないかとのことだが、果たしてそういうところのミスなのか、全く基本的なところのミスなのか。ミスを犯した部署の点検が済んでいないなかで人事だけが先行するかたちというのは、私は決していい方法ではないという気がするが、そのことについてはどうなのか。

A.市長

それらについては次の段階でご説明申し上げたいと思います。

Q.記者

それはもちろんそうだが、統括者は市長なので、本来はこういう席できちんと発表していただくべきではないか。これだけ立て続くと、市民へのサービスの低下だとか、市役所の職員は大丈夫なのかと思われてしまう。それは積極的に公表していくという姿勢によって、1件、2件でも出てくる。細かくても公表するという市の姿勢だと思うし、それでいいと思うが、どのような体制で臨むのかということについてもきちんと公表して、市長が自ら説明すべきではないか。

A.市長

人事異動のことも含めてこの後ご説明するということにしています。

私はミスがどのようなかたちで起こったのかについて、まず総ざらいをするために、この改革チーム、リノベーションチームを設置しました。それと同時に、ミスや過失が起こった際に、自分たちでその問題についてどうやったらそれを改善できるのかといったことを考えなければこの問題はなくならない、だからその問題をしっかり各部署で考えていただくと、防止対策、つまりアイデアや意気込みを全部まとめてくれということです。

そして異動させるというのはある種の意識改革になるわけですから、異動させた人にはその異動した先で自らがチームリーダーとなって改革案をまとめるということを意図して今の人事異動も行うということですし、リノベーションチームによって課題を洗い出しながら市全体としての取り組みをまとめていくということです。

Q.記者

いくつかのニュースの発表を見ていると、もっと早く公表できるケースが結構あるんじゃないかなと感じた。要するに、中で精査してどんなミスが起きたのか把握するための日数も必要だが、それがあったとしても遅い気がする。やはりミスが分かった段階で、なるべく早く市民に対して公表していくという形をとっていただきたい。

A.市長

出来る限りのスピードで公表してきていると認識しています。一部で、そのように思われたとすれば残念なことですが、これからもこのことについては迅速な対応をしていきたいと思っています。

 

2.弘前市議会議員定数条例案について

Q.記者

市議会本会議で議員定数の6削減に関する条例案が可決されたが、それに対する市長の所感を伺いたい。

A.市長

これは民主政治の根幹でありまして、車の両輪に例えられるように、市民の代表である議会と、行政とがそれぞれの立場から議論を尽くして、市政発展のために共に歩んでいくという進み方をしていかなければならないものと考えています。

本日の議員定数条例の議決につきましては、議員の皆様が熟慮を重ねた結果であると思っていますし、尊重してまいりたいと考えています。今後もその持てる権能を十分に発揮されて、行政のチェックをされるとともに、現在取り組まれている議会改革がさらに進展されるように期待しています。

 

3.弘前市地域福祉基金について

Q.記者

議会で可決されたなかで額の大きいものとして、地域福祉基金積立金追加に関する3億3,900万円の補正予算が可決されましたけれども、地域福祉基金に寄せる市長の思いや、今後の使い道についてお聞かせください。

A.市長

私はこれから基礎自治体にとって財政問題も含めて何が一番重要な問題になってくるのかを考えた時に、福祉政策をどのように展開していくのかにかかっていくのではないかと思っています。

国民健康保険や子育て、あるいは介護保険にしても様々な問題を基礎自治体は抱えて、それを常に最前線でサービスを提供し続けていかなければなりません。こういったときに、どういった将来を見通して、今からそのための準備を進めていくのかということが極めて大事だと思っています。

特に、介護保険であるとか、医療費の抑制であるとか、こういったことについては、市民の健康水準をより高めていく必要があります。

そういった中でこの弘前市、津軽、青森県全体として見れば、ガンの死亡率も高い、成人病の罹患率も高い、そして健康寿命、平均寿命も短いという状況の中で、これらの問題に対して将来を見通して今から準備するための地域福祉基金だと私は思っています。

そしてこの地域福祉基金の具体的な使い道については、弘前大学でありますとか、地域福祉を担っていただいている皆様を含めた健康福祉改革プロジェクトチームでまず大きな議論をしていただくということを考えています。

それを踏まえて地域福祉基金を有効に活用していくということが第一の目的です。そして、弘前の介護保険料が6,170円と、青森県内で一番高いということです。

このことについては、今後の推移をみる必要はありますが、これを絶対に上げないという強い意識を持って、例えば、今年、来年、再来年くらいまでの、3年位をめどにこの地域福祉基金を積むことができたらなと思っています。そしてその後の、第6次の介護保険計画、この段階にまでしっかりと準備をして、もし高まるようであればそれを活用して抑え込んでいくということも視野に入れながらやっていく必要があると、そういった覚悟を持って私はこれを進めていきたいと思っています。

 

4.日中関係の冷え込みによるりんご産業への影響について

Q.記者

りんごの生産地日本一という中で、台湾、中国への売り込みが大きなウエイトを占めていると思うが、昨今のこういう日中関係の冷え込み、あるいは台湾との軋轢など、そういった部分について、マイナス情報が入っているのか、何か市として、あるいはりんご産地としてこう売っていこうとか、そういう考えはあるのか。

A.市長

私は、りんごだけでなく、インバウンドというようなことについても、この問題が長引くことを非常に憂慮しています。

私は、インバウンドについても、韓国や、台湾など、海外に向けてのトップセールスをこれからも続けてまいりたいと思っていますし、そういう方向性においては、まったく揺るがない考えでこれからも進めていきたいと思っています。

ただ、マイナス面ということで今具体的にあるのかということについては、そのような反応はないということです。確かに「明日に架ける愛」の上映が延期されましたが、当市の韓国ドラマにつきましては、これは順調なスタートをきっているという情報もありますので、直接的な当市への影響はないという状況だと思っています。

ただ今後これが長引く状況のなかでりんごの輸出などに影響するということがあれば、大変困った問題だと思っていますし、それへの対応もしっかり見極めながらしていかなければならないなと思っています。

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