あけび蔓細工
【STORY62】あけび蔓細工
江戸時代から、津軽地方には、豊富なあけび蔓や山ぶどう蔓などの材料を使った様々な編組品がありました。
編方にはナミ編み、2・3本で編むグニ編みと、 色々あり、その模様も様々で、熟練した職人は無駄のない手さばきで編んでゆきます。
同じ型のものを編むときは木型が必要で、木型に縦の蔓をまっすぐにし て、横の蔓はでこぼこのないように型にぴったりと沿って編むと、能率も上がり、精密に組み上がります。
自然の素材の特長を生かし、土の温かさを持った美し い編組製品として需要が高く、民芸品としても全国的に高く評価されています。