弘前城菊と紅葉まつり
【STORY75】弘前城菊と紅葉まつり
津軽の秋は甘ずっぱい香りの赤いりんごや山全体が燃えるような紅葉の波と、そしてお城のたくさんの種類のもみじなどによってすべてが錦色に染まります。
そうした中で行われる、「弘前城菊と紅葉まつり」は、「観楓会」という、秋の紅葉を楽しみ、互いに育てた菊を持ち寄って品評会などをしていた集まりが、昭和37年(1962年)から「菊ともみじまつり」という名称で、弘前の秋のまつりとして始まりました。
毎年10月中旬から11月中旬まで行われます。
NHK大河ドラマや時代劇、その年の話題のものなどをテーマに、豪華絢爛な菊人形中心の舞台を作り、丹精こめて作られた、大輪、中輪、懸崖などの菊花が会場全体に咲き誇ります。
紅葉は、急激な気温の低下で、樹々の鮮やかな色彩の変化を見ることができます。園内は、2,200本の松の緑に、1,100本の楓、2,600本の桜の紅葉が映え、ひときわ情緒深い趣になります。