久渡寺の幽霊画
【STORY73】久渡寺の幽霊画
※画像はイメージです。
久渡寺(くどじ)は、青森県弘前市坂元に所在する真言宗智山派寺院です。
津軽三十三観音第1番札所で、最勝院や百沢寺(廃寺)、橋雲寺、国上寺とともに津軽真言五山の一つです。
ここに円山応挙作と伝わる幽霊画があります。
円山応挙は近現代の京都画壇にまでその系統が続く「円山派」の祖であり、写生を重視した親しみやすい画風が特色です。
一説には「足のない幽霊」を描き始めた画家とも言われています。
円山応挙作と伝わるこの幽霊画は、公開すると雨が降るので雨乞いに効験があると伝承されていることでも有名です。