鬼神社
【STORY67】鬼神社
鬼神社(おにじんじゃ)は、弘前市鬼沢尚武沢地区にある神社です。
一説によると、その昔岩木山に棲んでいた鬼がこの地に水路を引き、村人たちを助けたという伝説があり、村人たちは鬼に感謝するため、鬼を祀る「鬼神社」を建て、村の名前も「鬼沢」としたということです。
そのため、この地区では今でも節分の日に豆をまかない慣習にしている家庭が多いそうです。
本殿には鬼が使用したという大きな鎌や鍬などの農機具が奉納されていて、鬼が御神体として祀られ、農業の守護神として地域の人々の信仰を集めています。
また、鳥居の扁額には鬼神宮と書かれていますがこの鬼という字には、上部のノがありません。これは、ツノのない優しい鬼だと言うことを表しているのだそうです。
また、400年前から続く伝統行事「鬼神社しめ縄奉納裸参り」が旧正月に開催されています!
通称:「鬼沢のハダカ参り」と呼ばれ、弘前市の無形民俗文化財に
最大の見どころは、男衆が冷水に漬かる「水垢離(みずごり)の儀
これは神仏にお願いする前に穢れを取り除き、心身を清めるために
男衆は水の入った樽から出て、列の後ろにあるたき火で暖を取り、
これを見ようと毎年多くの見物客が、境内を埋め尽くします。
ツアーも開催されますので、申込みは下記ホームページからどうぞ
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