貝焼き味噌
【STORY78】貝焼き味噌
津軽地方および下北地方を中心に伝わる郷土料理である貝焼き味噌は、大きなホタテの貝殻に、味噌を溶かし、卵と長ネギを入れて食べる料理です。
ホタテガイの殻を鍋の代わりとし調理することからこの名が付けられました。
ホタテの貝柱やヒモをはじめ、季節によって豆腐、カレイ、岩のり、ごぼうなど好みの具を入れたりもします。
昔はお産の時や風邪をひいた時に食べた栄養食で、ホタテの貝殻は使い込むほど貝からだしが出るので、どこの家にも茶色に染まった大きなホタテの貝殻がしまってありました。