留学生インターンによる弘前1 (2014.8.12)
【この記事は留学生インターンの方に書いてもらいました。】
弘前公園――400年歴史を誇っている白城。
その周りに、伝統的建造物群保存地区といわれる古い町並みがあります。そこは、静かな時間が流れていて、何百年ほどの物語を訴えています。
旧笹森家住宅、旧岩田住宅、旧伊東家住宅、それから旧梅田家住宅…。
藩政時代に建てられた武家住宅は、襖で区切った玄関土間、広間、床の間、座敷、接客室、縁側など居心地いい空間、それから、囲炉裏、釜、障子窓、襖、屋根など、簡素ながら、わび、優雅なイメージで、歴史ある武家屋敷に肌で触れ、武士の精神も垣間見ることができ感心しました。
庭のほうも、石とか、草とか、松とか趣向凝らして、住んでいる人の趣味をよく表していると思います。
そこは、大河ドラマに出てきた場面とそっくりで、町の一角から、刀を持った袴の格好をした武士との出会いを想像しながら、伝統的な町を楽しむことができました。
また、この町の中には、一般公開されている武家屋敷だけではなく、他の古風な家もそのまま普通の住家として残っており、現実の生活と昔武士の生活が区別できないほど、共生していて、とても落ち着いた気持ちになって、楽しかったです。