留学生が取材に行く!大森勝山遺跡(2022.11.17)
弘前大学留学生のインターンシップによる世界遺産 北海道・北東北の縄文遺跡群の構成資産である「大森勝山遺跡(おおもりかつやまいせき)」の取材記事をご紹介します。
こんにちは、台湾から来ましたインターンのフ ユジュです。
本日は、「大森勝山遺跡」についてご紹介します。
「大森勝山遺跡」は、弘前市大字大森にある縄文時代晩期の遺跡で、約3,000年前の遺跡です。縄文人が祈りや祭祀をする場所として使われました。
遺跡に入り最初に目に映るのは大規模な環状列石(ストーン・サークル)で小さな環状や、直線状などの様々な組石(石のグループ)から作られています。その中で、最も特徴があるのは、直径約5~10cmの円盤に加工した円盤状石製品(えんばんじょうせきせいひん)だと思います。小さくて丸い形をしていますので、他の石と違って見つけやすいです。約250個出土されたそうです。ぜひ、大森勝山遺跡で円盤状石製品を探してみてください!
遺跡の奥に進むと、大型竪穴建物跡があり、昔の人々はここに集まっていたと考えられています。
「大森勝山遺跡」の石は全て再現したもので、色、形、大きさが本物と同じように作られています。本物は雨や太陽から守るため、土の下に埋め戻して保護しています。案内板には複数の言語で説明が表示されるQRコードがあります。
また、「大森勝山遺跡」の近くにある、ガイダンス施設「裾野地区体育文化交流センター」では、出土品の展示や詳しい説明があります。
大森勝山遺跡を見学し、交流センターを訪ねてみてください!縄文時代についての情報がたくさんあります!!
大森勝山遺跡公式サイト
https://jomon-japan.jp/learn/jomon-sites/omori-katsuyama
※遺跡は冬期間、雪のため閉鎖されるので、市HPにより確認してください。