留学生が取材に行く!「流鏑馬」(2023.07.21)
弘前大学留学生のインターンシップによる『流鏑馬(やぶさめ)』取材記事をご紹介します。
こんにちは、台湾から来たインターンのポン インチイと申します。
今回は高照神社馬場跡で開催された流鏑馬の取材に行きました。そこでは流鏑馬、笠懸(かさがけ)、馬上武芸を取材しました。台湾では伝統武術がないので、今回の取材を通して日本の文化を学び、近距離で見ることができ、とても感動しました。
優秀な騎手たちが土砂降りの雨の中、心を合わせて、天下泰平、病気平癒などを祈念しながら、素晴らしいパフォーマンスを行いました。
取材する前に流鏑馬について調べてきましたが、実際に騎手が疾走する馬の上で矢を放つ姿を見て、想像以上の迫力を感じました。また、騎手たちが馬を駆ける途中で「いいよ!いいよ!」などの言葉で馬を励ましている姿を見て絆を深く感じ、人馬一体の様子を堪能しました。
昔、流鏑馬は男性しか騎手になれなかったようですが、今回は四人の騎手のうち、二人は女性で、一人は男性の外国人でした。同じ外国人の私から見ると、性別や国籍を超えて、日本の伝統文化を継承していることはとても素敵なことだと思いました。
今回流鏑馬を行った高照神社は緑に囲まれた静謐な神社です。その中には日本の重要文化材に指定されている弘前四代藩主津軽信政(つがるのぶまさ)を祀る廟所があるほか、隣接している高岡の森弘前藩歴史館など多くの見どころがあり、魅力がある場所です。皆さんも興味がありましたら、来年の流鏑馬にはぜひお越しください。