留学生が取材に行く!「藤田記念庭園」(2023.07.22)
弘前大学留学生のインターンシップによる『藤田記念庭園』の取材記事をご紹介します。
こんにちは、台湾から来ましたインターンのポン インチイと申します。
今回は藤田記念庭園に取材に行ってきました。藤田記念庭園は高台部と低地部に分けられており、庭園や建物などを見学することができます。豊かな自然に囲まれている低地部は四季の移り変わりにより、日本庭園の異なる表情を楽しめ、とても魅力を感じました。今回はその中で印象に残った体験について紹介します。
低地部にある茶屋の東側に、「水琴窟(すいきんくつ)」という、水音を楽しむ仕掛けがあります。最初はししおどしのような仕掛けかと思いましたが、音の出し方が違うことに気づきました。水琴窟は甕の底に小さな穴を開け伏せて埋めてあります。水が甕の穴を通り、中に落ちる時、下に溜まっている水に水滴が落ちる音が共鳴し、琴のような音が聞こえる仕組みになっています。また、水の注ぎ方で音の大きさやテンポが変わり、音を聞くだけでとても面白く思うと同時に、溜まったストレスや緊張もなくなり、心が落ち着きました。
今回の取材を通して、台湾にはない日本庭園の魅力を認識しました。興味がある方はぜひお越しいただいて、自然の景色と水琴窟の癒しの音を楽しんでください!