りんごの剪定作業が進んでいます(2024.02.07)
おいしいりんごを作るために、毎年1月頃から3月にかけて、りんごの木の整枝・剪定作業が行われます。りんごの剪定は、収穫に直結する最も重要な作業です。「千本の木を剪定しなければ一人前になれない」と言われ、高度な技術が必要で大変な作業とされています。
剪定では、専用の剪定ばさみや剪定用のこぎりを使います。枝の方向や生育状態を見極め、樹全体のバランスを考慮して形を整えます。これにより、日光の当たり方や風通しを良くするだけではなく、樹木の栄養の流れを調整することで、果実に十分な栄養が届くようになります。
剪定する枝は、樹木の主要な太い枝から真上方向に高く伸びた枝、主要な太い枝の根元に近い所に生えた枝、間隔の狭い枝、生長が見込まれない衰弱した枝などです。これらの枝を適切に選んで剪定することで、健康で丈夫なりんごの木が育成されます。