令和6年度に弘前市教育委員会が実施した発掘調査の成果について紹介する、発掘調査速報展を開催します。発掘調査成果をいち早く知ることのできる貴重な機会ですので、ご家族やご友人をお誘いあわせのうえ、ぜひともご覧ください。
また、速報展と合わせて、大森勝山遺跡出土遺物のミニ展示も同時開催しております。こちらは、現在ガイダンス施設整備に伴い一時閉鎖している裾野地区体育文化交流センター展示コーナーの出土遺物を、規模を縮小して展示するものです。
今回紹介する遺跡は、令和6年度に調査を実施した市内3遺跡のうち、以下の2遺跡です。
(1)久渡寺遺跡(大字坂元)
縄文時代・中世・近世の遺跡であり、調査の結果、縄文時代と中世以降の土坑がそれぞれ1基見つかったほか、縄文土器や中世以降のかわらけなどが出土しました。
(2)大浦城跡(大字五代)
中世の城館跡であり、中世の堀跡や、カマド状遺構、井戸跡、竪穴遺構などが見つかったほか、中世の中国産陶磁器や国産陶磁器、近世の国産陶磁器、平安時代の土師器や須恵器、縄文時代の土器や石器などが出土しました。
令和7年4月14日(月)から令和7年9月30日(火)まで
午前9時~午後5時
旧弘前市立図書館(下白銀町、追手門広場内)
2階展示コーナー
無料
文化財課埋蔵文化財係(岩木庁舎内)
☎0172-82-1642