こんにちは!協力隊の石田です。
先日、湯口の覚応院からご住職にお越しいただき、この一年で捕獲した鳥獣の供養祭が行われました。
昭和初期に栄えた、舟打鉱山跡地。そこに相馬村ハンタークラブが平成五年に建立した、鳥獣供養塔があります。
沢田地区の相馬ダムより奥地へは行ったことがなかった私。相馬総合支所から車で40分(!)最後はデコボコの砂利道をガタガタ進むと、見えてきました『舟打鉱山跡』。
舟打鉱山の栄えていた頃は、1,000人以上の人々が住み、学校も二つありました。戦後、貿易の自由化により安い鉱石が輸入されるようになって、閉山することになりました。
その後ここはキャンプ場となり、現在役場にお勤めの職員さん(40代)が子供の頃は、子供会でキャンプによく訪れたそうです。
〇動物は山のものである。〇トイレや水道などの設備が整っている(供養塔建立当時)。〇キャンプ場の草刈りをハンタークラブが行っていた。という経緯と理由から、この鳥獣供養塔がこの地に建立されたということです。
途中のガタガタ凸凹砂利道にはドキドキしましたが、相馬の歴史の1ページを知れた、貴重な経験となりました。
ちなみにキャンプ場跡も、今では見る影もなくスッキリさっぱりしています。
相馬ハンタークラブによる供養祭が始まりました。野鳥の声がしています。
供養塔の脇に刻まれた文字。
左/神様へお供えとお札。右/『舟打鉱山の興亡(相馬村教育委員会発行)』より、ダイナマイトの箱で遊ぶ子どもら。
左/ここだけ残っている、選石場。ジブリ感のある雰囲気! 右/近くには清流も。
沢田ダムの展望台、案内板と、その眺望。お天気も良くてとてもキレイでした。
展望台から、来た道を眺めた景色。轍があるところを見ると、今期もこの眺望を求めての来客があるようです。