こんにちは、穗坂です
今回は、お山参詣の準備の様子を紹介したいと思います。
お山参詣の団体である「相馬有志会」は、昔ながらの道具を伝統文化として残していこうとしています。そのため、ほとんどが手作りです。
近年、ビニールテープで作る団体が多いなかで、相馬有志会のカンナガラ御幣は、ヒバの木を鉋掛けして作ります。地区に腕のいい大工がいるからこそできることです。
次に、幟をつける竹を練習会場に運びます。
お山参詣では4~6間(1間=181.1cm)の幟を掲げます。経験者になると感覚で掲げることができますが、初心者はムリです。先輩の指導のもと数日間練習し、やっと掲げられるようになります。
幟にその年に生まれた子どもの名前を書くのが風習なようです。有志会メンバーの3名に子どもが生まれたので、その子らの名前を記していきました。
御幣も手作りです。切れ込みの入った台紙が売っているものかと思っていましたが、カッターを用いて自力で作ります。
たくさんの匠の技にふれました。その技を後世に伝えていくために、次年度は映像に残し、動画配信サイトなどで公開していきたいと思います。