11月15-17日、秋田県で行われた「農泊ビジネス起業実践研修」に参加してきました。
11月15日(金)、研修初日のワークショップでは、起業プランを作る際のヒントとなるよう、考え方のトレーニングを行いました。「事業テーマ」「起業後のビジョン・イメージ」「事業のターゲット」を考えました。
自分の頭の中にあった考えを文字として書き表し、相手に表現するだけでなく、話したことに対して受講生から感想・コメントをもらう。また、受講生が話すことを聞き、感想を伝えるワークでした。
自己完結する言語化でなく、他者との相互作用をもっての言語化であったのが、「自分はなぜゲストハウスを開きたいと思っているのか」という問いの答えを整理することができましたし、考えを深化することにもつながりました。独学では得られない学びです。
農家民宿輝湖、農家民宿一の重、農家民宿泰山堂、農家の宿星雪館を視察し、宿の内装や雰囲気を見たり、おかみさんの考える「おもてなし」を伺いました。
11月16日(土)、研修2日目のワークショップでは、起業プランを作る際のヒントとなるよう、考え方のトレーニングを行いました。
講義を通して、起業のおける考え方のいろはの「い」を学ぶことができました。「ikigaiチャート」を用いて思考を整理したことで、売上や利益などのお金のことも考慮してプランを作ることができました。
個別相談では、具体的な自己資金額を踏まえての質問ができました。講師の石井先生からは、作成した事業プラン(=地域の何でも屋をやりながらのゲストハウ)であればビジネスとしてうまくいくのではないかという言葉をもらえ、励みになりました。
宿泊先では、農泊における体験プログラムを体験するということで、きりたんぽをつくりました。
11月17日(日)、研修3日目は、今年度農泊事業を始めた方の事例や周辺資源の活用方法等を学びました。
同年代で移住者(Iターン)という属性が似ている方の事例を聞けたのがよかったです。
水回り以外はDIYで改修した宿であったので、大工でない人が自力で改修した時に、どのくらいのクオリティで直すことができるのか、どれくらいの期間がかかるのかを木村氏の話や見学を通して知ることができました。加入している保険、利用した補助金についての内容も参考になりました。
特定非営利活動法人秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会さん、ありがとうございました。