協力隊の穗坂修基(ほさかもとき)です。
5月10日~12日、千葉県の市町村アカデミーでおこなわれた「地域おこし協力隊員及び集落支援員の初任者研修会」に参加し、修了してきました。
地域おこし協力隊員による地域協力活動及び集落支援員による集落対策支援の取組みを推進するために必要となる知識の習得と実務能力の向上を目指した研修会です。
講義、ワークショップの内容は以下の通りです。
・地域おこし協力隊等と地域力創造施策について
・地域づくりと地域おこし協力隊員及び集落支援員に期待される役割について
・先輩協力隊員の活動紹介
・地域づくりコーディネートゲーム(ワークショップ)
・地域づくりコーディネートゲーム、プレゼン発表
・活動を俯瞰することの重要性について
講義の後に、全国の協力隊員と歓談することを通して、様々な地区の様々な取組みを知ることができました。
・地域課題として第一に「人口減少」があがることが多いと思います。
そのなか、「人口」という単位で地域のことをみるのではなく、関係人口を含めた「地域自治を担う人」という単位でみることのほうが重要だと考えました。
人口減少をネガティブにしかとらえない思考から脱却して、人口減少はあくまで現象だととらえてみる必要性を感じました。
・「聞く」ことの大変さと大切さを改めて実感しました。ワークショップ形式の「地域づくりコーディネートゲーム」では、複数人で意見を出し合い、異なる意見を比較して、より正しいと思われる意見に集約していきました。その過程は、自分が話す時間よりも、話を聞く時間のほうが多くなります。9割を占める聞く時間でしたが、ふと思うと、「ちゃんと聞いている時間」は半分くらいだと気づきました。人が話しているときにも自分で考え込んでいたり、適当に相槌だけ打っていたり、自分と合わないと感じている人の話をそもそも聞こうともしていなかったり…。聞いているようで聞いていない自分がわかりました。
「聞く」を粗末にしない。しっかりと「聞く」。
今後の協力隊として活動するうえで、重要なスタンスになると思います。