協力隊の穗坂修基(ほさかもとき)です。
5月24日、弘前市りんご公園でおこなわれた「初任者向けりんご研修会」に参加し、摘果について学びました。
初心者向けりんご研修会は、りんご生産現場において人手が不足している中で、主に補助的な作業、お手伝い等に従事する人材を増やし、人手不足の解消を図ることを目的に、りんごの補助作業に関心のある方や、園地でのアルバイトを希望する方などに、りんご作業の基礎的な内容を実技形式で学んでいただくために開催させているものです。
相馬地区の代名詞の一つである「りんご」を多面的に理解するうえで、生産過程を知る必要があると思い、勉強してきました。
「中心果」「側果」「障害果」「新梢」など、初めて聞く単語ばかりで頭がパンクしそうになりました…。
が、
弘前市農林部農政課の職員、青森県りんご協会職員、JAつがる弘前職員、JA相馬村職員、JA津軽みらい職員の方々のわかりやすくて丁寧な説明のおかげで、「摘果」の「い・ろ・は」の「い」を理解することができました。
なぜ摘果をするのか、なぜ新梢から出た腋芽果は摘み取るのか、理由も知ることができました。
りんごの補助的な作業に従事したい方は参加することをお勧めします。
どれが中心果かわかりますか?
後日、嶋口りんご園の嶋口千速さんにも、「摘果」「剪定」「わい化栽培」について教えてもらいました。
千速さんの話を真剣に聞く加賀隊員
千速さんの、剪定する場所を判断する眼力と摘果するスピードの速さに驚きました。
りんごの魅力は、りんごを生産する人の思い、蓄積してきた高い技能、代々受け継がれてきた美しい景観なども含まれるのだと感じました。