令和2年4月に晴れて全面公開となった堀越城跡において、「第3回堀越城秋まつり」を開催します。
【日時】令和2年(2020)9月27日(日) 11時~15時
【会場】堀越城跡管理活用支援エリア(堀越雪置き場となり、駐車場有)
【プログラム】
11:00~秋まつり開始、ちびっこ探検隊申込受付(先着30名、同伴保護者含む)
11:15~城内見学ツアー(1回目)、JAZZミニコンサート(1回目)
13:00~ミニシンポジウム「津軽氏の城、南部氏の城」
13:15~ちびっこ探検隊開始
14:15~城内見学ツアー(2回目)、JAZZミニコンサート(2回目)
15:00 秋まつり終了
※JAZZミニコンサート:NPO法人ジャズネットワーク演奏
※ミニシンポジウム:コーディネーター東北中世考古学会会長工藤清泰氏、パネリスト南部町教育委員会総括主査布施和洋氏(史跡聖寿寺館跡整備担当者)、八戸市博物館主幹船場昌子氏(史跡根城跡整備担当者)、弘前市教育委員会文化財課職員
※出店(飲食)もあります。
【協力】堀越町会、(一社)弘前文化財保存技術協会、弘前露店商業組合
【その他】
・参加料無料、事前予約不要
・新型コロナウイルス感染症の状況を鑑みて、急遽中止となる場合がございます。
・マスクの着用、手の消毒をお願いいたします。
・受付での検温にご協力ください。
・会場にはイスを設置しますが、ソーシャルディスタンス確保のため数が限られますのでご了承ください。
・イベント記録のため、文化財課職員等が撮影等を行いますので、ご了承ください。
【お問い合わせ先】
住所:〒036-1393 青森県弘前市大字賀田1-1-1 弘前市教育委員会文化財課
電話:0172-82-1642(直通、平日8時30分~17時まで)
堀越城跡は、弘前藩初代藩主である津軽為信が、最後の居城としたお城です。為信が大浦城(弘前市五代)から居城を移した文禄3年(1594)から、2代藩主津軽信枚が高岡城(のちの弘前城)へ居城を移すまでの約17年間、津軽の中心として機能しました。
昭和60年(1985)、国の史跡に指定され、平成10~25年(1998~2013)に発掘調査を実施しました。この成果を踏まえて、平成24~令和元年(2012~2019)に遺跡の保存や活用を図るため整備工事を実施しました。
整備では、文禄3年(1594)の為信が居城を移した当時の堀越城の姿を基準とし、崩落していた土塁を本来の高さに、埋没していた堀を再掘削で本来の深さに復元するなど、主に土木事業の痕跡を復元しました。また、本丸の礎石建物は復元礎石により、その他の掘立柱建物跡は柱位置表示により建物範囲を表示しています。さらに、解体保存していた旧石戸谷家住宅を史跡の隣接地に移築復元し、ガイダンス施設として整備も行いました。
令和2年(2020)から、全面公開を行っております。
整備された堀越城跡
旧石戸谷家住宅(堀越城跡ガイダンス施設)