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鳥インフルエンザの発生について

高病原性鳥インフルエンザの発生について(野鳥に近づかない、触らない!)

 

令和4年11月20日、横浜町の農場で、国内では今シーズン13例目となる高病原性鳥インフルエンザが発生しました。県内では今年4月にも同農場で発生が確認されています。

 

鳥インフルエンザは、感染した鳥に触れるなど濃厚に接触する場合を除いて、通常、ヒトに感染することはありません。

また、国内では、ヒトが鶏肉や鶏卵を食べて鳥インフルエンザウイルスに感染したという事例の報告はありません。

なお、「高病原性鳥インフルエンザ」という呼称についてですが、これはトリに対して特に病原性が高いインフルエンザの呼び方であり、ヒトに対する病原性から決められた呼び方ではありません。

 

鳥インフルエンザが発生した場合には、殺処分などの家畜防疫上の措置が行われるため、鳥インフルエンザに感染した鶏等が市場に出回ることはありません。

 

鳥インフルエンザウイルスは、通常の加熱調理(75度で1分間以上)で死滅します。鶏肉、鶏卵は十分に加熱することで安全性が高まると考えられ、食中毒の防止にもなります。

 

また、国内で鳥類の鳥インフルエンザが発生したからといって、家庭や学校等で飼育されている鶏や小鳥が直ちに感染するということではありません。適切な飼い方をすれば必要以上に心配することはありません。

 

日常生活における注意点

 

日常生活においては過度に心配する必要はありませんが、野鳥からの感染防止のため、念のため以下のことに注意してください。

◆衰弱したり死亡した野鳥を見つけた場合、直接触れないようにしましょう

◆もしも触れた場合は、速やかに手洗いやうがいをしましょう

特に、子どもは興味から野鳥に近づくおそれがありますのでご注意ください。

鶏、野鳥に異常が見つかった場合は、中南地域県民局地域農林水産部農業普及振興室:電話0172-32-1131(代表)へご連絡ください。

 

なお、

◆獣医師は、鳥類が鳥インフルエンザにかかっている(疑いがある)と診断したとき及び鳥類の死体が鳥インフルエンザにかかっていた(疑いがある)と検案したとき

◆鳥類の所有者は、獣医師の診断を受けない場合で、当該鳥類が鳥インフルエンザにかかっている(疑いがある)と認めたとき及び当該鳥類の死体が鳥インフルエンザにかかっていた(疑いがある)と認めたとき

は、直ちに鳥類の所有者の氏名等を届け出ることとされていますので、弘前保健所:電話0172-33-8521(代表)へご連絡ください。

 

海外渡航される方へ

 

家きん(鶏、あひる、うずらなど)で高病原性鳥インフルエンザが流行している国・地域(農林水産省ホームページ「鳥インフルエンザに関する情報」このリンクは別ウィンドウで開きます)あるいは人の鳥インフルエンザの患者が確認されている国・地域(厚生労働省ホームページ「鳥インフルエンザについて」このリンクは別ウィンドウで開きます)へ渡航される方は、ホームページ等で最新情報を確認してください。

現地では生きた鳥を扱う市場や飼育場に立ち寄らない、死んだ鳥や放し飼いの家きんとの接触を避ける、鳥の排泄物に汚染されたものを直接触らない等不用意に鳥に近づいたり触れたりせず、衛生管理にも十分注意してください。

 

 

問い合わせ先

【健康に関する問い合わせ】

弘前市健康こども部健康増進課:電話 0172-37-3750、FAX 0172-37-7749

青森県中南地域県民局地域健康福祉部保健総室(弘前保健所):電話 0172-33-8521

【家きんに関する問い合わせ】

弘前市農林部農政課:電話 0172-35-1111(代表)、FAX 0172-32-3432

青森県中南地域県民局地域農林水産部農業普及振興室:電話 0172-32-1131(代表)

 

関連リンク

高病原性鳥インフルエンザに関する情報【青森県】

http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/nourin/chikusan/infuru.htmlこのリンクは別ウィンドウで開きます

 

野鳥における高病原性鳥インフルエンザ情報【青森県】

http://www.pref.aomori.lg.jp/nature/nature/tori-infuruenza-jouhou.htmlこのリンクは別ウィンドウで開きます

 

鳥インフルエンザについて【厚生労働省】

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000144461.htmlこのリンクは別ウィンドウで開きます

 

鳥インフルエンザに関する情報【農林水産省】

http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/このリンクは別ウィンドウで開きます

 

高病原性鳥インフルエンザに関する情報【環境省】

http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/このリンクは別ウィンドウで開きます

 

 

以下に参考として、厚生労働省のホームページに掲載されている「鳥インフルエンザに関するQ&A」を示します。

鳥インフルエンザに関するQ&A(厚生労働省健康局結核感染症課)

 

問1 インフルエンザとは何ですか。

 

問2 鳥インフルエンザとは何ですか。

 

問3 高病原性鳥インフルエンザとは何ですか。

 

問4 鳥インフルエンザウイルス(高病原性鳥インフルエンザウイルスを含む)はヒトにも感染するのですか。

 

問5 鳥インフルエンザウイルスはどのような場合にヒトに感染するのですか。

 

問6 鶏肉や鶏卵を食べて、鳥インフルエンザウイルス(高病原性鳥インフルエンザウイルスを含む)に感染することはありますか。

 

問7 鳥インフルエンザ(高病原性鳥インフルエンザを含む)と新型インフルエンザとはどのような関連があるのですか。

 

問1 インフルエンザとは何ですか

答 インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによる感染症です。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスがヒトや動物に感染することで引き起こされる感染症です。インフルエンザウイルスは抗原性の違いから、A型、B型、C型、D型に大きく分類されます。
国内で主に冬季に流行するインフルエンザは、季節性インフルエンザと呼ばれ、近年、世界的にヒトの間で流行している原因ウイルスは、A(H1N1)pdm09、A(H3N2)(いわゆるA香港型)、B型です。

 

問2 鳥インフルエンザとは何ですか。

答 鳥類に対して感染性を示すA型インフルエンザウイルスによる感染症が、鳥インフルエンザです。
鳥インフルエンザの原因となるA型インフルエンザウイルスの自然宿主は野生の水きん(カモ)類です。この野生のカモ由来のウイルスが家きんの間で感染を繰り返すうちに、鶏に対して高い病原性を示すウイルスに変異した場合に高病原性という表現をします。
鳥インフルエンザウイルスは、通常はヒトに感染しませんが、感染したトリに触れる等、濃厚接触をした場合などにきわめて稀にヒトに感染することがあります。このように、鳥インフルエンザウイルスが、トリ以外に、ヒトやその他の動物に感染した場合も鳥インフルエンザという病名を使用しています。
ヒトの鳥インフルエンザのうち、A(H5N1)及びA(H7N9)の鳥インフルエンザは、感染症法上は二類感染症に、それ以外の亜型の鳥インフルエンザは 四類感染症に位置づけられています。

家きんにおける鳥インフルエンザについては農林水産省HP「鳥インフルエンザについて知りたい方へ」をご参照ください。

 

問3 高病原性鳥インフルエンザとは何ですか。

答 鳥インフルエンザのなかでも、鶏に感染させた場合に、高率に死亡させてしまうようなものを高病原性鳥インフルエンザといいます。その原因となるウイルスは高病原性鳥インフルエンザウイルスといいます。高病原性鳥インフルエンザウイルスとしては、A/H5亜型のものとA/H7亜型のものが知られています。

 

問4 鳥インフルエンザウイルス(高病原性鳥インフルエンザウイルスを含む)はヒトにも感染するのですか。

答 鳥インフルエンザウイルスは、通常、ヒトに感染することはありません。しかしながら、感染したトリに触れる等濃厚接触をした場合など、きわめて稀に鳥インフルエンザウイルスがヒトに感染することがあります。

 

鳥インフルエンザ(H5N1)の詳細はこちら「鳥インフルエンザ(H5N1)について」このリンクは別ウィンドウで開きます

鳥インフルエンザ(H7N9)の詳細はこちら「鳥インフルエンザ(H7N9)について」このリンクは別ウィンドウで開きます

鳥インフルエンザ(H5N6)の詳細はこちら「鳥インフルエンザA(H5N6)ウイルス発生状況」(国立感染症研究所)

 

 

問5 鳥インフルエンザウイルスはどのような場合にヒトに感染するのですか。

答 報告されている患者のほとんどが、家きんやその排泄物、死体、臓器などに濃厚な接触があったとされています。
また、鳥インフルエンザウイルスがヒトからヒトに感染するのはきわめて稀であり、感染の事例は、患者の介護等のため長時間にわたって患者と濃厚な接触のあった家族等の範囲に限られています。

 

 

問6 鶏肉や鶏卵を食べて、鳥インフルエンザウイルス(高病原性鳥インフルエンザウイルスを含む)に感染することはありますか。

答 鳥インフルエンザウイルスについては、これまで、鶏肉や鶏卵を食べることによってヒトに感染したという事例の報告はありません。

なお、WHO(世界保健機関)は、ニワトリなどの家きん類にH5N1亜型の高病原性鳥インフルエンザが集団発生している地域(東南アジア等)では、家きん類の肉及び家きん類由来製品について、食中毒予防の観点からも十分な加熱調理(全ての部分が70℃に達すること)及び適切な取扱いを行うことが必要であるとしていますので、鶏肉は十分加熱して食べてください。また、鶏肉を未加熱又は加熱不十分なままで食べることは、食中毒予防の観点からもお勧めできません。

また、食品安全委員会も、平成16年3月に、鶏肉や鶏卵は「安全」とする見解を示しています。詳細は、食品安全委員会ホームページこのリンクは別ウィンドウで開きますをご参照ください。

高病原性鳥インフルエンザについてこのリンクは別ウィンドウで開きます

 

問7 鳥インフルエンザ(高病原性鳥インフルエンザを含む)と新型インフルエンザとはどのような関連があるのですか。

答 鳥インフルエンザ=新型インフルエンザではありません。
鳥類に対して感染性を示すA型インフルエンザウイルスによる感染症が、鳥インフルエンザです。一方、新型インフルエンザは、既知の鳥インフルエンザウイルスや豚インフルエンザウイルスの遺伝子が変異※し、ヒトからヒトへと効率よく感染する能力を獲得した、新たな遺伝子を持つインフルエンザウイルスによる感染症です。季節性インフルエンザウイルスと異なり、大部分のヒトは新型インフルエンザウイルスに対する免疫を有さないと考えられるため、ヒトの間で急速かつ大規模な流行を引き起こすと考えられます。なお、平成21年に発生した新型インフルエンザは、豚インフルエンザウイルスの遺伝子変異に由来したウイルスでした。

 

※鳥インフルエンザウイルスが新型インフルエンザウイルスになる仕組みは、2つあります。ひとつは、鳥インフルエンザウイルスがヒトや鳥類の体内で変異し、ヒトからヒトへ感染する新型インフルエンザウイルスになることです。もうひとつは、ヒトや豚に、ヒトのインフルエンザウイルスと鳥インフルエンザウイルスが同時に感染し、それぞれが混ざり合って、ヒトからヒトへ感染する新型インフルエンザウイルスになることです。(下図参照)

鳥インフルエンザウイルス変異

 

 

厚生労働省 鳥インフルエンザに関するQ&A は以下をクリックしてください。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/qa.htmlこのリンクは別ウィンドウで開きます

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