こんにちは。
ようこそ市長室へ。
弘前市は、藩政時代以来約400年の歴史を持つ城下町であり、津軽地域の政治、経済、文化の中心都市として発展してきました。
東に八甲田連峰を望み、西には津軽衆の魂のふるさとである秀峰岩木山、南西には世界自然遺産白神山地を擁する自然に恵まれたまちです。
市内には、日本一の桜の名所である弘前公園をはじめ、33の寺が連なる禅林街や最勝院五重塔、伝統的建造物群保存地区である仲町の家並み、あるいは旧弘前市立図書館や青森銀行記念館など明治・大正期に建築された洋風建築物、昭和を代表する近代建築の巨匠前川國男の作品など多くの歴史的建造物が残っています。
また、春のさくらまつりや夏のねぷたまつりなど四季のまつりでは、多くの観光客で賑わう観光都市です。最近では、日常の生活文化を体感するまち歩きも評判となっています。
その長い歴史と多彩な魅力が溢れるここ弘前市において、私、櫻田宏は、平成30年4月8日に行われた弘前市長選挙で、多くの市民のご支持をいただき、第4代弘前市長として市政運営を担わせていただくことになりました。
市民の皆様の負託にこたえるため「市民生活を第一に」
市民の「くらし」を支え
市民の「いのち」を大切にし
次の時代を託す「ひと」を育てる
この「くらし」「いのち」「ひと」の3本の柱で、市民目線、市民感覚を大切にしながら、これからの弘前、新しい弘前をつくってまいります。
私は、昭和58年に弘前市役所に採用となり、福祉事務所保護課でのケースワーカーを皮切りに、人材育成のための職員研修、広域行政や地域づくりの人材育成塾である「ひろさき創生塾」の創設運営、男女共同参画の推進を担当いたしました。
その後、市長秘書などを務めたのち、弘前の新しい観光形態である「弘前感交劇場」の推進に奔走しました。市内街灯のLED化にも携わり、本年1月末に観光振興部長を辞職するまで弘前市民のため、弘前市発展のための仕事をしてまいりました。
市役所の仕事以外では、平成3年、りんご台風と呼ばれた台風19号被害により落ち込んでいたまちを元気づけようと、市役所職員をはじめとした市民の募金とボランティアにより市役所玄関前にイルミネーションの飾りつけを行いました。
子ども達の笑い声とそれを取り巻く大人達の優しい眼差しの中で、ここに暮らしてよかったと思える、そんなまちづくりを目指して、以来21年間にわたり冬の弘前の魅力づくりを行いました。
また、幼いころからねぷたが大好きで、中学校時代には自分たちの手作りのねぷたを市のまつりに出陣させたほか、高校、大学を通してねぷた制作に取り組み、市役所採用後も市内の団体を手伝うとともに、平成2年からは弘前市役所の組ねぷたの制作責任者を16年間務めておりました。
ここ弘前には、歴史的な文化財や四季折々のまつり、日本一の生産量を誇るりんごをはじめとする豊かな食、お山参詣や津軽三味線などの伝統文化、津軽塗やこぎん刺しなどの伝統工芸などの素晴らしい魅力があります。
また、弘前ならではのもの、弘前でしか体験できないこと、当たり前すぎて見えなくなっているものなど埋もれた宝物もまだまだたくさん存在しています。
私は、このような魅力あふれる弘前に生まれ、弘前で育ち、弘前から多くのことを学ばせてもらいました。
この弘前が大好きです。大好きな弘前を次の世代に胸を張って継承していくために、市民生活に直結した課題であるごみの減量化や除排雪を含む雪対策、私たちの命を守る救急体制や中核病院の早期整備、基幹産業である農業の振興をはじめ、福祉、子育て、介護、健康、教育、文化、スポーツ、商工業、観光など、まちづくりで山積するさまざまな課題に積極的に取り組んでまいります。
弘前市長