(会見者: 櫻田 宏 市長)
1.記者会見次第(あいさつの主な項目等)(113KB)
2.弘前城菊と紅葉まつり(5115KB)
3.北斎祭り(3129KB)
4.弘前産りんご消費拡大戦略事業「パワーアップる!弘前産りんごPRキャラバン2018」(105KB)
5.ひろさき子育て応援アプリ(312KB)
6.2018津軽の食と産業まつり開催概要(183KB)
7.弘前版図柄入りナンバープレート 図柄デザイン案の人気投票について(275KB)
9.弘前公園などのWi-Fiサービスの更新について(244KB)
まず、平成30年台風第25号についてでありますが、今回の台風では主に暴風による被害が懸念されましたが、幸いにして人的・住家被害はなく、りんごの落果被害も軽微なものにとどまり、大きな被害をもたらすことなく通過し、安堵しているところであります。
今後とも、「住民の尊い生命と財産」を守るために、防災体制の一層の強化を進めてまいります。
当市の秋の風物詩である「弘前城菊と紅葉まつり」を10月19日から11月11日までの24日間の日程で開催いたします。
メイン会場の弘前城植物園では、市民が丹精込めて作った菊の花や、「弘前城を造った男津軽信建」の名場面をテーマにねぷた絵と菊人形のコラボレーションを昨年に引き続き実施するほか、ステージイベントやクイズラリーなども実施いたします。
また、今年初めての試みとして、さくらまつりで好評を博している中濠観光舟を
10月26日から11月4日の期間で運行いたします。桜の花の季節とはまた違った景色を楽しんでいただけるものと期待しております。
開会式の10月19日には、秋田県大館市から、フィギュアスケート金メダリストのロシアのアリーナ・ザギトワ選手で有名となった秋田犬「マサル」の兄弟である「勝大」が大館市長と一緒に参加いただけることとなりました。そして10月の20日・21日には、秋田犬保存会の協力により植物園内に秋田犬コーナーもあわせて設置いたします。
さくらが紅葉する「さくらもみじ」は、北国ならではのもので、カエデとは一味違った趣があり、特に、ライトアップに浮かび上がる紅葉は、燃え上がるような赤みが強調され、日中とは違った魅力があります。その情景を存分に堪能していただくため、今年も、公園内の常設ライトアップに加え、追手門や東門付近、石橋や丑寅櫓周辺などでも紅葉特別ライトアップを実施いたします。
また、紅葉が見頃となる11月1日から11日まで、弘南バスの100円バスを午後8時まで時間延長して運行するほか、弘前公園内の物産館を金曜日と土曜日に午後7時まで時間延長して営業いたしますので、夜の弘前公園にもぜひ足を運んでいただきたいと思います。
観光客はもとより、市民の皆様にも、ご家族連れで会場にお越しいただき、色鮮やかな桜と楓の紅葉をご堪能いただきたいと思います。
10月20日に東京都墨田区で開催される北斎祭りに当市の大型扇ねぷたが出陣し、北斎通りを運行することとなりました。
出陣するねぷたは、昨年製作した遠征用の高さ約8メートルの折り畳み式ねぷたであり、県外へは初出陣となります。
北斎祭りは、「北斎通りまちづくりの会」が主催し、平成18年から始まった祭りであり、現在では、弘前藩津軽家上屋敷跡に建設された「すみだ北斎美術館」と「緑町公園」を中心に開催されているものであります。
墨田区には、津軽家の屋敷があったことから以前より交流を行ってきたところでありますが、平成28年の「すみだ北斎美術館」のオープンに合わせて、小型ねぷたを貸し出したことにより、本格的な交流がスタートしております。
昨年は、担ぎねぷたで出陣し、本格的なねぷたを墨田区の皆様にも楽しんでいただきましたが、今年は更にスケールアップし、弘前からの運行・囃子方約70名による大型扇ねぷたで出陣いたします。
また、ねぷた運行の他にも、ねぷた絵展や弘前物産市も開催いたします。
勇壮なねぷた絵の手本となったのは北斎をはじめとする浮世絵であるとも言われており、また、近年では浮世絵が世界的な人気となっていることから、世界最大級の錦絵であるねぷたを大いにPRし、当市への誘客へ繋げてまいりたいと考えております。
今年も弘前産りんごの消費拡大を図るため、「パワーアップる!弘前産りんごPRキャラバン2018」を、10月20日、愛知県豊田市からスタートいたします。
今年度のPRキャラバンでは、来年2月まで全国12エリアにおいて、各実施エリアの市場関係者や量販店の協力を得ながら、1週間、弘前りんごを販売する「弘前アップルウィーク」を各売場で実施し、積極的にPRしてまいります。
今年度は、新規エリアとして静岡県沼津エリアを追加するほか、将来にわたるりんごファン増加へ繋げていくため、りんご食育授業の実施や食べ方提案など、若年層に向けたりんごの消費拡大事業の展開、強化を図ります。
また、企業へのアプローチのほか、りんごヨーグルトの試食を食品メーカーとタイアップするなど、販売促進へ向けた取り組みもしっかりと行ってまいります。
これまでも、小学校などでの食育イベントやメディアによるPRなどを重点的に実施した結果、消費宣伝活動に幅が生まれ、消費喚起に繋げることが出来ました。
昨年度は、アップルウィーク実施店舗が710店舗、取扱数量が6万1,000ケースと、これまでの過去7年間で最高の実績を記録したほか、量販店からは、「キャンペーン期間の売上だけでなく、以後のりんご需要拡大にも繋がっている」「年々、弘前産りんごの知名度がアップしている」との声もあり、確実に弘前の名前が浸透してきたと考えております。
今年度もこれまでの実績を上回るよう事業を展開するとともに、弘前産りんごの美味しさをPRすることで、更なる消費拡大を図り、販売額向上、農家所得の向上へ繋げてまいります。
来たる10月21日に、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を行い、子育て環境のより一層の充実を図るため、スマートフォンで利用できる「ひろさき子育て応援アプリ」の提供を開始いたします。
このアプリは、妊娠、出産、育児の情報がより手軽に、そしてタイムリーに受け取れるほか、お子さまの成長の記録などをご家族で共有できる大変便利なアプリになっております。お父さん、お母さんはもちろん、おじいちゃん、おばあちゃんにもご利用いただき、子育ての楽しさや喜びを共有していただければと思います。
提供開始日となる10月21日の午後2時から、当市の子育て支援の拠点である「弘前市駅前こどもの広場」において、本アプリのPR活動を行いますので、子育て中の皆様にぜひ足を運んでいただきたいと思います。
本アプリの導入により、妊娠中及び子育て中の方の日々の不安や悩みが少しでも解消され、弘前市のすべての子どもたちが健やかに成長することを願っております。
今年も、津軽地域の特産品等が一堂に会する秋の一大イベント「津軽の食と産業まつり」が、10月26日から28日までの3日間、克雪トレーニングセンターで開催されます。
この津軽の食と産業まつりは、津軽のヒト・モノの良さを再認識する、まさに絶好の機会であります。
まつり期間中には、地元生産品の販売をはじめ、友好都市である斜里町、太田市から人気の特産品が販売されるほか、今年は秋田犬とのふれあいコーナーが新設されるなど、多数のイベントが用意されております。たくさんの人にご来場いただき、津軽の豊かな秋を満喫していただきたいと考えております。
市では、西目屋村と連携し、自動車のナンバープレートである「図柄入りの弘前ナンバー」について、平成32年度中の交付を目指しています。
このナンバープレートのデザイン案は、本年8月から9月にかけて募集をしたところ、市民をはじめ全国各地から321点もの作品が集まり、弘前ナンバーデザイン案選考委員会において全作品の中から、こちらの5作品を「候補デザイン」として選考しました。
この5つの候補を対象に、市民の皆さんによる人気投票を行い、最優秀作品1点、優秀作品2点を決定いたします。
投票の期間は、今月の15日から26日までとなっております。
投票箱は、市役所、岩木・相馬各総合支所、各出張所、ヒロロスクエアなど市内
10カ所以上に設置するほか、市のホームページにあるリンク先からのウェブ投票も行いますので、多くの皆さまの投票をお待ちしています。
10月29日から11月1日までの4日間にわたり、7人制ラグビー女子日本代表チーム、サクラセブンズの合宿が弘前市運動公園球技場で行われます。
同代表チームは、8月30日から9月1日にかけて行われた第18回アジア競技大会7人制ラグビー競技において、日本女子ラグビー初の金メダルを獲得しており、2年後に行われる東京2020オリンピック競技大会への出場権も獲得したところです。
今回の合宿は、日本代表のトップチームと日本代表候補の合同合宿となっており、総勢40名の選手・スタッフが集結する見ごたえのある合宿になると聞いております。
合宿の初日には、歓迎セレモニーのほか、今年設立された女子ラグビークラブチームを運営する弘前サクラオーバルズと弘前ラグビーフットボール協会が実施する、小学生とサクラセブンズとのタグ・ラグビー交流も行われます。
市民の皆さまにはラグビーファンならずとも練習会場に足を運んでいただき、来年行われるラグビーワールドカップや東京オリンピック大会へ向けて、ラグビー競技を大いに盛り上げていただければと思います。
市では、現在、弘前公園など16か所の公共施設でWi-Fi機器の更新を進めております。
新たなWi-Fiサービスの名称は「HIROSAKI Free Wi-Fi(ひろさきフリーワイファイ)」となります。
利用開始日は、弘前城菊と紅葉まつりの開幕に合わせて、10月19日を予定しております。
新サービスを利用できる施設は、市民会館、博物館を含む弘前公園のほか、市役所、文化センター、JR弘前駅の市観光案内所、市立観光館、まちなか情報センター、藤田記念庭園、旧武家住宅などとなっております。
弘前公園については、Wi-Fi機器の設置箇所が、現在の17カ所から28カ所に増えることで、新たに追手門や東門付近、護国神社前などでも利用できるようになり、Wi-Fiサービスのエリアが拡大するとともに、電波が強くなり、つながりやすくなる予定です。
また、認証画面の対応言語が4言語から14言語に大幅に増え、多くの外国人観光客が情報を入手したり発信する際の利便性が向上します。
インターネット接続環境の向上に伴い、多くの観光客や市民の方々にご利用いただければと思っております。
北海道地震の影響で、北海道は地震被害のなかった地域も含め、観光産業にかなりのダメージを受けているとの報道があります。函館とも密接に関わっている弘前市に現在その影響はあるのでしょうか。あるいは秋の観光シーズンを前に、北海道の観光産業を応援するため、弘前市から何らかのメッセージを発するようなことはあるのでしょうか。
9月6日に発生した「平成30年北海道胆振東部地震」により犠牲になられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆さまに心からお見舞いを申し上げます。
まず、地震による当市への影響につきましては、特に中国人の団体客は、本県とともに道南を訪れるツアーの利用が主力となっており、地震発生によりツアー自体のキャンセルが相次いだ結果、中国天津から青森空港への定期便が9月26日から6往復運休となりました。
この定期便の運休により、市内の宿泊施設のキャンセルも発生するなどの影響がございました。
次に、北海道の観光産業への応援につきましては、函館市が風評被害を払拭するために作成したPR動画「函館営業中!OPEN HAKODATE」について、当市のホームページ及び公式フェイス
ブック等において紹介するとともに、関係団体にもこの動画の拡散を働きかけたものであります。
なお、その後、函館市からは、PR動画の続編が公開されており、当市ではその都度、ホームページ等で紹介しているところであります。
観光に係る連携として、函館市と県内3市の「青函圏観光都市会議」や、函館から秋田県までの広域組織「函館・津軽・秋田広域観光推進協議会」などで、函館市との広域連携の取り組みを進めているところであり、今後とも、様々な機会を通じて、当市とともに函館市が、地震の影響なく、安全に安心して観光できる街であることを情報発信してまいりたいと考えております。
台風のりんごの被害が軽微だったということだが、数字的なものは把握しているか。
りんごの落下については14地区140カ所の調査を実施しましたが、数字としてお示しできるほどの被害はなかったということでお伝えします。
ナンバープレートの件で、5つの候補に絞られた理由についてもう少し詳しくお知らせください。
この5点に選ばれた経緯としまして、まず全国各地から321の作品が募集があり、それを事務局でそもそもの募集要項にあっているかどうかを確認し、そこをクリアしたものについて、9月18日から20日にかけてナンバープレートのデザイン案選考委員会で1次選考会を行っております。そこで25作品が選考されました。それを受けて、さらに27日に2次選考会をすべての委員出席の上で行い、25作品について採点、協議検討した結果、ご覧いただいたデザイン5点が選考されたという経緯になっております。
選んだ理由はないのでしょうか。
選考会の内容についてお答えします。まずは25作品の中で、各作品について選考委員がすべて点数をつけております。そのなかで高得点のもののなかからそのデザイン性・地域制・市民性を協議した結果、ご覧のデザイン5点が残ったということになります。市で選考したわけではなく、選考委員会の方々の採点と、ナンバープレートに関する皆様方の意見等のなかでその5つのデザイン案が残ったということになります。