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鰐口

【県重宝】

 

鰐口写真

 

よみがな わにぐち
員数 1個
文化財の概要

銅製、直径21.1センチメートル 中央部厚さ12.0センチメートル

銘 表「奉納大だん那津軽総領主宮内大輔藤原臣信建慶長九年甲辰八月

    十七日」

裏「遠寺内寄進之」

指定年月日 昭和38年4月10日
所在地 弘前市大字十腰内字猿沢
所有者・管理者 巌鬼山神社

十腰内は古くは遠寺内と書き、巌鬼山神社の位置には、もと岩木山神社の下居宮(おりいのみや)があったといわれる。その旧跡に営まれたのが巌鬼山西方寺観音院で、十腰内観世音とも呼ばれ信仰を集めた。

鰐口(わにぐち)は、本来は寺院の軒に吊し参拝の際に鳴らす大きな鈴であるが、これは初代藩主為信の長男信建が寄進したものである。その後同所から紛失したが、嘉永2年(1849)田茂木町で発見され返却された。

信仰用什物(じゅうぶつ)としてだけでなく、家督せずに死去した藩祖の嫡子名を刻むものとして貴重である。

 

問い合わせ先

担当 文化財課(文化財に関すること)

電話 0172-82-1642

※ 施設見学やイベントについては、所有者・管理者へお問い合わせください。

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