【県重宝】
よみがな | つがるうるしぬりていた |
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員数 | 514枚 |
文化財の概要 | |
指定年月日 | 平成15年4月14日 |
所在地 | 弘前市大字下白銀町 弘前市立博物館 |
所有者・管理者 | 弘前市 |
この津軽漆塗手板は、江戸後期から明治前期にかけて津軽で塗られた手板で、津軽家が所蔵していたものを平成7年に寄贈されたものである。
江戸後期に塗られたと思われる手板454枚の色彩は、『塗物伝書』、『塗物秘伝書』の色漆精製の仕様に書かれている赤漆、青漆、黄漆が使われている。また、意匠の特徴は、『工芸志料』に、「彩漆で文様を描く」と書かれているように、文様が細筆で手描きされている点にある。明治に入ってから塗られたと思われる手板は60枚である。
これらの手板は、個性的で風雅があり、美的で技術的にも優れ、津軽漆工史上大切な資料である。
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