【重要美術品】
よみがな |
いたいしとうば |
員数 |
1基 |
文化財の概要 |
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指定年月日 |
昭和17年12月16日 |
所在地 |
弘前市大字中別所字葛野 |
所有者・管理者 |
弘前市 |
中別所には石仏と公卿塚という2つの板碑群があり、石仏の中にこの碑がある。当地で兼平石とよぶ輝石安山岩を使い種子は、その下に「右当三十五日忌辰石塔婆三本/立之志者奉為高椙故西円/禅門聖霊也/正応元年(1288)戊子七月廿三日源光氏敬白」と趣旨が三行、紀年及び建碑者名が一行で彫られている。他の板碑の銘文等も考えあわせると、源光氏は高杉の郷主であり、この碑も元は隣接する高杉にあったものと思われる。またその名は、長勝寺銅鐘寄進者の中にも見られる。
この碑は、中世の郷主名をしるす資料として貴重であるばかりでなく、薬研彫の梵字も津軽の板碑中傑出したものの一つである。
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