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紙本墨画淡彩松に虎の図

【市指定有形文化財】

 

 

よみがな
しほんぼくがたんさいまつにとらのず
員数
1幅
文化財の概要  
指定年月日
昭和56年7月13日
所在地 弘前市大字下白銀町 弘前市立博物館
所有者・管理者
弘前市
作者や制作年代は不明だが、筆法、作風から16世紀以前の作と推定される。全紙大。軸仕立。
松の葉や木の力強さに比して虎は軟らかく仕上げる。また虎の縞模様は一度画いた線の上を更に点を打ち重量感を増している。
初期の水墨画の系統を受け継いでおり、使用している墨は中国のものと考えられる。紙は明ばん・・・にかわ・・・を交ぜた極薄い水を紙に引いたドーサ引きの手法がとられている。
室町時代期と推される禅林美術に属する絵画は当市に発見例がなく、またこの絵はもと弘前城内にあったとの伝承もあり、特徴を有する絵画である。
 

問い合わせ先

担当 文化財課(文化財に関すること)

電話 0172-82-1642

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