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円空作 十一面観音像

【市指定有形文化財】

 

 
よみがな
えんくうさく じゅういちめんかんのんぞう
員数
1躯
文化財の概要
 
指定年月日
昭和59年2月2日
所在地
弘前市大字西茂森二丁目
所有者・管理者
普門院
本像は境内の身代わり観音堂に長く安置されてきたもので、西福寺像、田舎館村弁天堂像と共通した作風である。これらと同じく円空渡道後の寛文7年(1667)頃に造られたと推定される。ヒバの大木を縦に割り、その半身を用いて半肉彫りの形状で彫出していて、背面は粗く仕上げたのち7本の線条を刻んでいる。
巷間いわれる「(なた)彫り」ではなく、正面の衣文や面貌そして繊細な表情の頭上面はいずれもノミで細やかに仕上げられている。全体に燻煙のためか黒色を呈するが保存状態は良く、浅いながらも鋭い彫刻を見せる面貌は実に表情豊かである。
 

問い合わせ先

担当 文化財課(文化財に関すること)

電話 0172-82-1642

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