台湾台南市は台湾の南西部に位置する都市で、歴史が古く、寺院や廟など史跡が多く点在することから「台湾の京都」と呼ばれている一方で、現代的な都市景観も併存しており、歴史と現代文化が入り混じった観光都市として有名です。
気候は熱帯気候に属し、6月から8月は特に雨の多い時期で高温多湿となります。
マンゴーの台湾最大の生産地であり、日本に最もなじみ深い品種の「アップルマンゴー」が多く生産されています。
弘前市と台南市は、平成23年(2011年)10月台南市での青森県三村知事のトップセールスをきっかけに、弘前市の「りんご」と台南市の「アップルマンゴー」による果物交流がスタートし、以降、農業、商業、観光など様々な分野での交流を続けてきました。
更なる友好交流の発展をめざし、平成29年(2017年)12月4日に、藤田記念庭園洋館にて、「弘前市、台南市、青森県による友好交流に関する覚書」を締結しました。今後は果物交流をはじめとする交流を一層深め、充実化を図ります。
締結にあたって李 孟諺(リ モウゲン)台南市代理市長と関係者の皆様が来弘し、りんご公園、はるか夢球場、JAつがる弘前りんご選果場等を視察しました。
記念品として弘前市からは、交流のきっかけとなったりんごを模した津軽焼の飾りりんご(陶器製実物大模型)を贈呈し、台南市からは絵皿をいただきました。青森県からは津軽びいどろ製の飾り皿が贈られました。
李代理市長は台南市で生産されているアップルマンゴーについて、「青森県や弘前市の名産品であるりんごと、台南市の名産品であるマンゴーが一つになったもの」だと紹介し、「今後は観光やスポーツ、文化など多方面での交流を進めたい」と意欲を示しました。
葛西市長も、「特産物販売はもちろん、スポーツ交流や学生の交流など一層充実させていきたい」と述べました。
三村知事は、「両市は相思相愛の関係であり、色々な角度で様々な取り組みが進められる。より多くの県民が台南市を訪れるよう、県も参加していきたい」と交流発展を願いました。
台南市政府ホームページ:https://www.tainan.gov.tw/jp/
平成30年(2018年)8月1日から3日まで、台湾台南市政府の方々と台湾の伝統舞踊団体『元和宮全台白龍庵如意增壽堂(げんわぐう ぜんだい はくりゅうあん にょいぞうじゅどう)』の皆さんが弘前を来訪され、台南市の伝統舞踊である「八家将(はっかしょう)」と弘前市の伝統的な祭りである「ねぷた」を通した文化交流が実現しました。
8月1日にはねぷた運行に参加し、「ヤーヤドー」の掛け声のもと、弘前の熱い夏を堪能されました。
8月2日には追手門広場にて、台湾の伝統舞踊である「八家将(はっかしょう)」を披露されました。
「八家将(はっかしょう)」は、台南市の伝統舞踊で、主神を守る武将に扮した人たちが独特の歩き方や踊りで様々な災いを払うとされています。
当日は、「弘前市七夕会」のねぷた囃子演奏や、全国版のテレビにも取り上げられた女子高生HIPHOPユニット「ALOHA」の迫力あるダンスも披露され、会場は大いに盛り上がりました。
担当 文化振興課 文化振興係
電話 0172-40-7015
ファクス 0172-35-3884