この度の第1回まぢながサミットは、地域づくりについて学んでいる大学生、地域コミュニティ、NPO法人、市議会議員、弘前商工会議所青年部、公益社団法人弘前青年会議所など様々な立場の市民12人が集まって、一緒に企画を考えてきました。
その中で、まず、それぞれの地域や所属でまちについて考えている人が集まり、学び、一緒に話し合うことで、新たな関係性が生まれたり、それぞれが知識を得て、意識を高めたうえで地域に戻り実践できるように後押しするような企画にすることで方向性が決まり、その後、具体的なプログラムとして、地域の課題を地域に住む人たちが解決するための仕組みをデザインする「コミュニティデザイン」についての講演と弘前のまちをより良くしようと様々な分野で活躍している4人の市民の活動発表、そして、発表者を交えた参加者同士のグループディスカッションという構成で実施することに決まりました。
さらに、子どもから大人まで幅広い市民の皆さんに興味を持ってもらいたいという想いから、「ひろさきウォッチ」という親子向けの体験コーナーを作ることにしました。
当日は、地域コミュニティ、市民活動団体、地域づくりについて学んでいる大学生など合計70人が参加し、「このような講演等を継続して行ってほしい。更に進化したものを期待している」、「とてもためになった。時々定期的にやってほしい」といった感想を多くいただきました。また、ひろさきウォッチにも200人を超える来場があり、楽しみながら弘前のことを学んでいました。
第1回まぢながサミットには、多くの皆さまのご来場をいただき、誠にありがとうございました。まぢながサミットの実施プログラムや会場の様子などをご紹介します。
また、添付ファイルに、参加者アンケートの結果を載せていますので、ぜひご覧ください。
平成28年1月30日(土曜日)午前10時~午後3時
ヒロロ(弘前市大字駅前町9-20)
4階 弘前市民文化交流館ホール |
【第1部】まちづくり講演会×【第2部】グループディスカッション
《主催者あいさつ》弘前市長 葛西 憲之
《講演》テーマ「ふるさとを元気にするコミュニティデザイン」東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科 講師 丸山傑さん【60分】
《活動発表》弘前の「まち」をよくしようと活躍している市民4人が自らの活動について発表しました。
1.西谷雷佐さん(たびすけ合同会社西谷代表) 2.黒部能史さん(特定非営利活動法人弘前Jスポーツプロジェクト理事長) 3.鹿内 葵さん(一般社団法人権利擁護あおい森ねっと理事) 4.下田 翼さん(弘前市地域おこし協力隊隊員)【15分×4人】
《グループディスカッション》テーマ「自分でも始められる『まちづくり』」
1グループ10人程度で4つのグループに分かれて、活動発表した方と一緒に、意見交換を行いました。【120分】
講演 |
活動発表① |
活動発表② | 活動発表③ |
活動発表④ | グループディスカッション |
◆グループディスカッション成果品【画像をクリックで拡大】
3階 イベントスペース |
ひろさきウォッチ
《弘前のまちづくりについての展示・体験コーナー×スタンプラリー》
○昔の遊び体験(時敏地区青少年育成委員会さんにご協力いただきました)
・用意した10種類のメニュー:あやとり、おはじき、お手玉、折り紙、ビー玉、けん玉、めんこ、ずぐり、竹返し、まりつき
育成委員会の皆さんと5人の大学生にも会場スタッフとして参加していただきました。
○運動しながら弘前検定(特定非営利活動法人スポネット弘前さんにご協力いただきました)
・弘前のご当地クイズに挑戦!解答権を得るため歩数計をつけて高速足踏みが特別盛り上がりました。
○りんご品種当てクイズ
・半分以上正解できた方には、りんご生搾りジュースを作って味わってもらいました。
スタンプラリー | ずぐりの遊び方を教わる |
フラフープに挑戦中 | 市民活動団体を紹介するパネル展示 |
○3R推進コーナー×小型家電・衣類の回収コーナー(弘前市環境管理課)
3R推進に関するパネル展示、たか丸くんからの挑戦状クイズ、アンケート、使用済み小型家電・衣類のイベント回収を実施しました。
3R(スリーアール)とは ①リデュース(Reduce): ②リユース(Reuse): ③リサイクル(Recycle): 再生資源の利用 = 再び資源として利用しよう |
第1回まぢながサミットは、企画運営者として、公募市民1人、地域づくりを学んでいる大学生4人、地縁団体代表1人、NPO代表1人、公益社団法人弘前青年会議所2人、弘前商工会議所青年部1人、市議会議員1人、庁内公募の市職員3人が参加しました。
《企画運営会議の日程》
第1回(平成27年9月16日)
第2回(平成27年9月30日)
第3回(平成27年10月15日)
第4回(平成27年10月29日)
第5回(平成27年11月12月)
第6回(平成27年11月25日)
第7回(平成27年12月8日)
第8回(平成27年12月17日)
第9回(平成28年1月19日)※最終打ち合わせ
第10回(平成28年2月25日)※振り返り
第1回会議を開催しました。企画運営者の皆さんが、弘前市協働によるまちづくり基本条例について学びました。今日の講師は、弘前市自治基本条例市民検討委員会の委員長を務められた弘前大学名誉教授の佐藤三三先生です。日本のまちづくりの歴史や、条例がつくられた背景、弘前市の条例の特徴などについてご講演いただきました。
講演の後、全員一人ずつ自己紹介をしてから会議は終了しました。
各自イベントの企画を考えて、次回の会議までに事務局に提出することにしました。
第2回会議を開催しました。事前に集まった提案をまとめた資料を確認することから始め、他の人の意見や提案からその場で各自が感じたことや思いついたアイデアなどを各自ふせん紙に書き出して、一人ずつ発表しました。その後、全体で話し合いました。
第3回会議を開催しました。今回の会議では、このイベントを開催する根本目的を明らかにして、全体を貫く概念(コンセプト)を設定することをゴールに話し合いました。二人の大学生が会議の進行役であるファシリテーターを務めました。
まちづくりを堅苦しくしているもの、行政の仕事、自分には直接関係ないという意識があるのは、どういったことが要因としてあるのかが議論の中心になり、このことについて参加者全員が発言する機会を提供し合い、活発な議論が交わされました。
議論が深まるにつれて、イベントをどこに位置付けるか、始めにどこに手を打つべきなのかといった方向性が見えてきました。
そこで、見えてきた方向性から、イベントのテーマやコンセプトのようなものを付箋紙に書いてもらう形式で作業を行い、参加者全員が一人ずつ発表しました。ファシリテーター役が、出された情報の意味内容を味わい、組み分けて配置し、一つにまとめました。
第4回会議を開催しました。今回の会議では、”楽しみながら地域のことを知る”という目標に向けて、参加しやすいイベントにするにはどうするかという視点で、主に3階イベントスペースで実施する内容とイベント名称をどうするかについてアイデア出しを行いました。
3階のイベントスペースでは、子どもをメインターゲットにした体験コーナーをつくろうという話で盛り上がりました。また、イベント名称についてもいろいろと面白い案が出ました。
第5回会議を開催しました。今回の会議では、まずイベントの目的・方向性を再確認することから始め、イベントの名称について20個の案の中から出席者の投票により”第1回まぢながサミット~新しい弘前について考える日~”に名称が決まりました。
イベント名称決定後、メイン会場であるヒロロ4階の弘前市民文化交流館ホールでのプログラムについて話し合いました。
第6回会議を開催しました。
第7回会議を開催しました。イベント告知のためのポスター・チラシの中身について話し合いました。
第8回会議を開催しました。まぢながサミットの会場となるヒロロ3階イベントスペースに集まり、イメージを膨らませながら、当日の配置、スタッフの動きや役割分担を決めました。
第9回会議を開催しました。本番前最後の打合せ会議です。企画の一つであるグループディスカッションの進め方などについて決めました。グループディスカッションでは、4つのグループをつくり、活動発表者1人と企画運営者2人と一般参加者で10人くらいのグループで話し合うことにし、講演者には講評をお願いすることにしました。
第10回会議(振り返り会議)を開催しました。これまでの活動を振り返り、個々人なりの気づきや成長などの個人的成果や意見などを話し合ったり、うまくいった点や改善すべき点について話し合いました。
担当 市民協働課 協働推進係
電話 0172-40-7108