弘前駅前周辺地区は、明治27年弘前・青森間の鉄道開通に伴い、急速に市街化が進み、リンゴを主とした農産物の卸商や倉庫、住宅、旅館、飲食店等が混在し、無秩序な市街地が形成され、また、道路、公園など都市施設の整備の立ち遅れから、防災上の不安や除排雪作業に支障をきたすなど住環境に多くの問題を抱えていました。
このことから、当該地区を市の表玄関にふさわしい街として、将来の都市機能に対応できるよう各種都市施設を面的に整備し、商住環境の改善と商業等の活性化を図るため、昭和43年に駅周辺約86.7haを対象とした「弘前駅前整備計画」を策定しました。
これに基づき、JR弘前駅西方の既成市街地において、公共施設の整備改善と宅地の利用増進を目的とした土地区画整理事業を順次進めているところであり、これまで第1期事業として「駅前南地区」、第2期事業として「駅前地区」、第3期事業として、平成16年に「弘前駅前北地区」に着手し、令和元年度、基盤整備を終え、竣工を迎えました。
担当 都市計画課
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