りんご産業イノベーション戦略
現在、全国的に少子高齢化や将来的な人口減少が見込まれる中、本市においても同様に人口減少とともに生産年齢人口の減少に伴う地域経済の縮小が懸念されています。
本市は、生産量日本一のりんご産地であり、この「りんご」は様々な地域経済に波及効果をもたらす重要な基幹産業の一つとなっていますが、このりんご産業においては、既に高齢化や担い手不足といった状況が生じているとともに、労働力不足をはじめ様々な課題に直面しており、このまま人口減少が進んだ場合、「りんごづくり」自体の存続が危ぶまれる恐れがあると考えられます。
また、TPP協定に署名されたことから、今後、りんご産業を取り巻く環境が一層激化していくことが懸念されるとともに、国においては地方創生や一億総活躍社会の推進、成長戦略における「農業の成長産業化」などを掲げ攻めの農林水産業へ転換していくこととしており、日本一のりんご産地として、これまでに経験したことのない変化への対応が必要となっています。
近年、りんごを取り巻く状況は、りんご産業に携わる全ての関係者の尽力によって高品質なりんごが評価されたことから、国内外ともに販売環境が好調に推移するとともに、輸出については大きく飛躍し、りんごは国内青果物輸出を牽引する品目となっています。
これらのことから、好調な今こそ20年後の将来を見据え、日本一のりんご産地を維持しながら、高品質かつ安定的な「りんごづくり」を守るための対策を講じることが急務であり、「りんご産業」の強化・一層の成長産業化を成し遂げるために、「りんご産業イノベーション戦略」を策定し、生産、加工、流通分野における技術革新をはじめとした新たな取り組みを推進しているところであります。
○りんご産業人材育成事業
○農業情報科学を活用したりんご営農支援事業
担当 りんご課 生産振興係
電話 0172-40-7105