近年、開発により多くの遺跡が失われていく中、個性豊かな地域の歴史的・文化的な環境を形づくる重要な遺産である史跡や遺跡を訪れる方は増加しており、史跡・遺跡の保護に対する関心も高まってきています。
当速報展は、このような中で、みなさんにとって遺跡がより身近なものであり、また、先人が残した貴重な文化遺産でもあることを感じていただくとともに、遺跡の保護についてご理解とご協力が得られることを願い、開催しているものです。
なお、当速報展は、平成9年度から毎年開催しており、今回が22回目となります。
平成30年度に実施した発掘調査成果をいち早く知ることのできる貴重な機会ですので、ぜひご家族やご友人をお誘いの上、ご覧ください。
今回紹介する遺跡は、弘前市教育委員会が平成30年度に実施した市内4遺跡の発掘調査のうち、平安時代の包蔵地であり中世の城館である大浦城跡(弘前市大字五代)、平安時代・近世の包蔵地である寺沢(1)遺跡(弘前市大字清水富田)の2遺跡と、平成28・29年度に発掘調査を実施し、平成30年度に整理作業が終了した、縄文時代・平安時代の包蔵地であり中世の城館である坂本館(弘前市大字館後)です。これらについて、出土遺物や写真、パネルなどで紹介いたします。
坂本館 配石遺構の調査風景
2019年3月26日(火)~2019年9月27日(金)
午前9時~午後5時
※開催期間などに変更が生じる場合がございます。
旧弘前市立図書館(下白銀町、追手門広場内)
2階展示コーナー
無料(事前予約不要)
弘前市教育委員会文化財課埋蔵文化財係
住所:〒036-1393 青森県弘前市大字賀田1-1-1
電話:0172-82-1642(直通)