(会見者: 葛西憲之 市長)
1.平成24年度弘前さくらまつり会期延長等について(29KB)
2.弘前公園さくら開花予想(第2回)(32KB)
「弘前さくらまつり」が、いよいよ4月23日から開催されます。
今年は、記録的な豪雪と3月以降も不順な天候が続き、先週6日に発表された公園緑地課の第2回開花予想では、園内の開花が4月29日、満開が5月4日頃となっており、さくらの見頃がゴールデンウィーク後半となる見込みであります。
それを受けまして、本日、弘前市と弘前商工会議所、弘前観光コンベンション協会、弘前市物産協会の「弘前さくらまつり主催四者」によりまして、対応を協議いたしました。
今年は5月5日が土曜日、会期から外れる5月6日が日曜日となっていますので、さくらの見頃となるゴールデンウィーク後半の4連休最後の5月6日(日曜日)と7日(月曜日)の二日間、市民をはじめ多くの観光客が弘前のさくらを十分に満喫していただけるようにまつりの会期を延長することといたしました。会期延長に関わる各種対応は資料のとおりでありますが、新たな試みとして、市役所本庁舎の本館屋上を開放いたしまして、外堀のさくらを上から眺めていただけるようにいたします。
また、弘前市「趣のある建物」に指定されております、「旧紺屋町消防屯所」の公開を行ないます。 さらに、4月23日から開花宣言が出された日までの期間に、せっかくきていただいたものの、残念ながら花が見られなかったお客様へのおもてなしとして「さくら咲いてネキャンペーン」を行ないます。
内容は弘前公園有料区域の入園者へ、もう一度弘前公園に来ていただきたいという思いを込めて、無料入園券をプレゼントするほか、「弘前りんごの会」のご協力によります、弘前市内の旅館・ホテル等の宿泊客にリンゴジュースのプレゼントを行うことといたしました。
さくらの状況は、天候が大きく影響するため、なかなか対応が難しいところでありますが、観光客の受け入れは万全の体制を整えてまいります。まつり関係者や商店街、観光関連事業者などと連携し、日本一のさくらと併せて、おもてなしの気持ちと、癒し、食を絡めた「街歩き観光」なども展開し、今年のさくらまつりが盛況となるように進めてまいりますが、盛り上がりには、マスコミの皆さまとの連携が欠かせませんので、引き続きご協力をよろしくお願い申しあげます。私からは以上であります。
延長期間を2日間と決めた理由は。
ひとつは、5月6日が日曜日ということで、ここに宿泊が集中してくると予測しました。
そして、観光客は翌7日に回遊されるだろうということも予測し、7日を最終日とするということにしたわけです。これはJTBさん、JRさんからさまざまな情報をいただき、観光客の面を考え、6日、7日の2日間延長すると決めたものです。
ただ、桜そのものが、その後も残るということは当然予測されますので、ライトアップについては、桜の状況を見ながら、続けていきたいと考えています。個々に市民の皆さまが十分に楽しめるような状況を作っていきたいと考えています。
宿泊状況というのはおさえていますか。
まず前半は、相当に空室があります。どんどん後半に移っている状況にあります。詳しいデータにつきましては、後ほど皆さんにお示しをいたします。
市役所本庁舎の屋上開放については、初めての試みということで承りましたが、旧紺屋町消防屯所も初めての公開ということで、この公開の理由を伺いたい。
まず市役所本庁舎の屋上開放については、以前から、屋上から見た桜はさぞ見事だろうという実感を持っていました。ビューポイントの一つとして、市民の皆さま、観光客の皆さまに提供したい、そういう思いからです。
それから「趣のある建物」としての旧紺屋町消防屯所については、ようやく改修が終わったので、ぜひ昔ながらの消防屯所を公開し、市民の皆さま、観光客の皆さまにご覧いただきたいという思いからであります。
土地勘がなくて申し訳ないんですが、この屯所は桜と何か関係があるんですか。
ちょうど西堀の水が二階堰に流れ落ちる接点にある桜のビューポイントです。
それから、付け加えて言わせていただければ、「さくら咲いてネ」キャンペーンの入場券プレゼントについては、さくらが咲いていない時に来られた方に、ぜひ会期中の満開の時にもう一度おいでいただきたいという思いと、新緑の弘前公園、夏の時分、紅葉の時分、こういった有料期間においでいただきたい。そして弘前の、あるいは弘前城のファンになっていただきたい。そういう思いを込めてプレゼントさせていただきたいというものです。
昨年は震災があり、元気にまつりをやって支援しようということで、入園料に相当する分を復興支援に回したが、今年はその辺についてはどうなのか。
去年は入園料の3分の1相当を義援金ということで設定させていただきました。ただ被災地の方でも、そういう義援金の受け入れについは、ほぼ終了しており、 ニーズもなくなっているという状況ですので、被災地からの桜を見に来られる方の招待は続けていきますが、義援金については、このようにしたということです。