(会見者: 葛西憲之 市長)
1.記者会見次第(88KB)
2.台湾・高雄市教育旅行の当市訪問について(79KB)
3.さくらまつり(市役所屋上の開放)について(1566KB)
4.さくらまつり(弘前春物語)について(1026KB)
私の就任4年目となる、平成25年度がスタートいたしました。
「弘前市アクションプラン2013」に戦略的かつ機動的に取り組むために、市の組織も大規模に改編し、新たな組織でスタートいたしました。これまで以上に市民の視点に立って、市民がその成果を実感できるように、チャレンジして参ります。
また、「弘前市アクションプラン2013」には、「エボリューション3」として「子育て」「健康」「雪対策」の日本一を目指す、その長期的な取り組みを新設したところであります。 広報ひろさき4月1日号の「川柳」のコーナーに『日本一めざす市民で飛躍する』という句が市民の方から投稿されました。ともに日本一を目指そうと、背中を押された思いがするとともに、大変うれしく思いました。 市民一丸、職員一丸となって、日本一を目指そうと意を新たにしたところでございます。
次に、台湾・高雄市立明華中学校および龍華小学校の教育旅行による当市の訪問について報告いたします。
去る2月1日、当市職員および観光関連事業者などが、明華中学校を訪問し、校長や保護者の方と今後の交流促進について意見交換をするなど、訪問の実現に向けて調整してきたところであります。 その後、参加生徒を募集したところ、両校あわせて34名に達し、校長や引率者なども含めまして、合計47名での訪問となる運びであります。 一行は4月17日、水曜日ですが、主に岩木地区の農家に民泊したのちに、翌18日には相馬小学校および相馬中学校と学校交流を行うほか、市内観光を予定しております。 今回の訪問を契機として、今後の継続的な交流についても期待をいたしております。
4月1日に「子どもの笑顔を広げる弘前市民条例~いじめや虐待のないまちづくりを目指して~」が施行いたしました。
条例に掲げた「理念」の実現に向け、市民が具体的にどう取り組んでいくのか、それぞれの役割や関わり方の基本的なことを定めた行動計画も条例施行に合わせて策定いたしました。 市のホームページにも掲載しておりますので、市民の皆様には是非一度ごらんいただければと思います。 私自身も、今後とも、いじめ根絶に向けた取り組みを進めてまいります。
次に、国際交流員の招致についてであります。
このたび、財団法人自治体国際化協会、クレアでありますが、その「語学指導等を行う外国青年招致事業」を活用して、韓国から国際交流員1名を招致することといたしました。 名前は、崔 永先(チェ・ヨンソン)さんであります。 20代の女性で、韓国では日本語の講師を行っております。 今年度、市では、インバウンド対策の新規事業として、県と連携して誘致した韓国ドラマ「世界のどこにもいない優しい男」原題がチャカンナムジャでありますが、これを活用したロケ地を巡るツアーの実施や、案内表示の多言語化への補助事業の実施など、青森・ソウル線の利用増進及び韓国からの更なる誘客促進を図るため、数々の事業を実施することといたしております。
崔さんには、この弘前市から韓国へ様々な情報発信をしていただいて、当市の知名度の向上を図るお手伝いをしていただきたいと思っております。 所属は、観光振興部国際広域観光課で、韓国を中心としたインバウンド対策に加えて、市民や市職員の国際感覚や意識の醸成を図ることなども、大いに期待をいたしているところであります。 明日の午後、崔さんの辞令交付を行いますので、是非、記者の皆さんには取材をしていただきたいと思います。
次に、子どもの医療費給付の拡大についてであります。
子どもに対する医療費については、これまで小学校就学前の子どもを対象に、乳幼児医療費として給付してまいりました。 これは、所得制限はあるものの、3歳までは入院及び通院に係る保険適用医療費の本人負担分の全額、4歳から小学校就学前までは入院について1日500円の自己負担を除いた本人負担医療費、
また、通院について1か月1,500円の自己負担を除いた本人負担医療費を給付するものであります。
平成25年度から市独自の支援策として、給付対象を拡充することといたしました。 内容としては、小学校就学後から高校生の年齢までの子どもの入院に係る本人負担医療費を新たに給付対象に加えるとともに、4歳から小学校就学前までの幼児の入院医療費に係る1日500円の自己負担も廃止することで入院医療費を無料化するものであります。 「子育て日本一」を目指して、子育て世帯の経済的支援などに力を注いでまいりたいと考えております。
次に、岩木川市民ゴルフ場についてであります。
昨日、岩木川市民ゴルフ場の指定管理者である弘前ウォーターフロント開発株式会社に対して、現在の経営状況等今後の検討のために必要な事項の確認として、照会文書を送付いたしました。 その回答を受けて、今後の岩木川市民ゴルフ場の管理運営について協議を進めてまいりたいと考えております。
最後に、春爛漫の弘前情報発信についてであります。
今冬の記録的な豪雪については、たびたびメディアにも取り上げられ、全国の多くの方に「今年の桜は大丈夫か?」「津軽のりんごは大丈夫か?」とご心配をいただいております。そこで、豪雪に耐えた弘前の桜は今年も豪華絢爛に、そして、りんごの花は清楚に可憐に花を咲かせ、皆様をお迎えします、という情報発信のためにチラシを作成いたしました。このチラシや電子媒体を活用して、「弘前春物語」をキャッチフレーズに、市をあげて"弘前の春"を売り出すキャンペーンを張りたいと考えております。雪に耐えた、生命力あふれる弘前の春を、弘前PR応援サポーターをはじめ関係団体や市民と一緒になって、県内外に発信して、豪雪のイメージからの脱却を図ります。
まずは、4月13・14日の「いいかも!!弘前in羽田」これを皮切りにしまして、多くの方にPRをしていきたいと考えております。 その弘前さくらまつりが、今月23日に開会いたします。今年はゴールデンウィークに合わせて、会期を1日延長し、5月6日までとしました。弘前公園内の桜の開花予想日は、今週月曜日の時点でソメイヨシノが4月の25日、ヤエベニシダレが29日となっており、今後の天候次第ではありますが、ゴールデンウィーク期間中に園内の桜は見頃を迎えそうであります。
さくらまつりについてですが、今年度は、子どもが3人以上いらっしゃるご家庭を対象に、さくらまつり期間中の弘前城の入園料を無料といたします。 今年度開始予定の「ひろさき多子家族応援パスポート事業」の実験的な取り組みとして先駆けて行うものでありますが、対象となるご家庭には、事前に無料券を送付いたしますので、日本一のさくらを、親子でゆっくりと楽しんでいただきたいと思っております。
また、昨年好評でありました地上13.9メートルから桜と岩木山のパノラマを望む、市役所本館の屋上開放を、4月27日から5月6日まで行います。昨年は、休日のみの開放でありましたが、今年は、平日も開放いたします。 それから、昨年7月から市役所敷地内で行っていた「旧第八師団長官舎」の保存修理工事が完了いたしました。今後、庭園整備工事を行なう予定でありますが、4月19日から5月6日まで、暫定的に、建物内を公開することといたしました。 なお、昨年に引き続き、旧紺屋町消防屯所についても、旧第八師団長官舎と同様に、建物内を公開いたしますので、公園にお出かけの際には、お立ち寄りいただければと思っております。
昨年の夏の猛暑、そしてこの冬の記録的な豪雪に耐えて、ようやく春を迎えた桜です。いつもの年以上に美しく、豪華に咲き誇るのではないのかなと思います。今年も多くの観光客に訪れていただけるものと考えておりますが、絢爛に咲き誇る日本一の桜をぜひ記憶に焼き付けていただいて、何度でも弘前を訪れる契機にしてもらえればと思っております。
また、最近、民間の調査会社の調査で、花見に最も時間とお金をかけるのは青森県民だという結果が出ているようであります。観光客のみならず、市民の皆様にも、ぜひまつりに2度、3度と足をお運びいただいて、冬を乗り越えた喜びを分かち合えればと思っております。
私からは以上でありますが、報道機関の皆さまにおかれましては、昨年度以上に、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。
消防広域化、ちょっといま、つまずきかけて、ストップしちゃってるんですけど、その後新しい情報とか動きとかあればお知らせいただきたいのと、弘前市側からなにか働きかけたりとか、消防広域化を進めていく中でのお考えがあるようでしたらお聞きしたいと思います。
まず、消防広域化の今後の見通しについてでありますが、3月26日に開催いたしました第12回協議会におきまして、職員の給料に関する経過措置を講ずるということで、8市町村長が合意し、会議の席上で、平川市の大川市長さんからは4月中の再議に向けたご努力をしていただけるものとご発言がございましたので、7月1日には統合できるものと、考えております。この点に関しまして弘前側から特に、格別の働きかけをしているということはございません。
じゃあ平川市側をとりあえず待つと。
そうですね。平川市の議会の決定を待ちたいと思います。
そろそろさくらまつりが近づいておりますけれども、今度の春の組織改編で観光局が部に昇格したということで、市長としてはその昇格させたということの狙い、あるいは具体的施策はいうものをお考えかというところをぜひ、お聞きしたいと思います。
平成25年度、商工観光部観光局を観光振興部に昇格させた、今後の具体的な観光施策についてであります。観光部門につきましては平成22年7月に観光局を設置して、部長級職員配置をし、また昨年4月には県内はもとより青函及び北東北三県での広域的な連携を強化するとともに東アジア諸国からの誘客対策に重点的に取り組むために国際広域観光課を設置し、観光物産課と二課体制で取り組みを強化してまいりました。
当市の観光は今後、平成27年に予定される北海道新幹線の新函館開業や、白神山地世界自然遺産登録20周年を見据え、更に広域的な連携を深めるとともに、通年観光化への取り組みなど、これまで進めてきた観光施策を更に充実させる必要があることから、観光局を観光振興部として独立させたものであります。
観光部門では、具体的に大きく4つの施策を中心に進めてまいります。まず、「弘前感交劇場」をキーワードに、市内に点在する魅力ある観光資源の掘り起こしと磨き上げを進めて、街歩きを観光資源として活かした地域の魅力アップを図る「街歩き観光」を推進してまいります。
次に、りんごの収穫時期に合わせて弘前の街をりんご色に染める「弘前りんご博覧会」の開催や、冬期間にイルミネーションやカクテルライトでにぎわい空間を創出する「冬を彩る光のまちづくり事業」などを実施することで、秋・冬観光の充実を図ってまいります。
3つ目は、台湾からの誘客促進を図るための宿泊促進や昨年の韓国ドラマのロケ地の活用により東アジア諸国からの誘客の促進を図る「インバウンド対策事業」を実施をいたします。
4つ目は、津軽圏域の市町村はもとより、青函圏域や秋田県北等の市町村と連携して、「青函圏観光都市会議」を活用した観光キャンペーンや、「白神山地世界遺産登録20周年記念事業」等を展開する「広域観光推進事業」を推進いたします。
一時の勢いは衰えたものの、中国を中心に東アジア諸国の経済状況は世界的に見れば良好といえます。我が国においても、政権交代後の政府の経済対策によって、経済は回復局面に入ったとも言われております。しかし、残念ながら、地方においては、まだそれを実感できるという状況にはございません。 地方における観光は、「食」や「農業」など幅広い産業とあいまって、経済波及効果が期待できる分野であります。当市が持つ豊富な観光資源を活用した観光施策を戦略的、多角的に展開して、日本のみならず世界の方々に弘前を訪れていただきたい。その観光客の消費活動によって、地域が潤い、活性化していければと考えております。私からは以上であります。
岩木川市民ゴルフ場の関係なんですが、対応をこれから協議ということだったんですが現状どういう方向性で話を進めていくという考えでいらっしゃいますか。
このことにつきしましては前の記者会見の時も申し上げております。まずは岩木川市民ゴルフ場の現状、あるいは弘前ウォーターフロント開発株式会社の現状等について照会をさせていただいて、そしてその回答を待って、私どもとして必要な協議をこれから進めいくということであります。
時間的な見通しというか、いつごろまでにしていく方向というようなものはあるんですか。
指定管理者が25年度で終了いたします。ですから26年度以降の指定管理に向けた動きをしなければなりません。指定管理者は今年の7月ぐらいから選定の作業ということに入ってまいりますので、少なくともその頃までには方向性をしっかり見出していく必要があるだろうと思っております。
今のゴルフ場についてなんですけど2点ちょっと伺いたいんですが、今回照会した内容はいわゆる市側として今後のことを考えるうえでの、基礎資料という位置づけなのか、それともこの照会の文書に基づいて判断するということになるのかっていうのが1点とですね、あとこの照会はいつごろまで回答していただきたいということでね、先方に伝えているのかと1点お願いします。
私どもの方から、照会をいたしておりますのは、先ほど申し上げましたけれど岩木川市民ゴルフ場の現状についてお伺いするということと、それから弘前ウォーターフロント開発株式会社の現状について、その経営状況でありますとか、あるいは事業の採算性、あるいは長期預り金への対応など、今後の方向について照会をしているということでございます。これを受けて、そして今後の方向性について私どもとして出来ることは何かと、弘前市として出来ることは何かということについてお話をしながら協議を進めて方向性を見出していくということであります。この照会文書の回答期限は、4月24日としております。
そうすると確認なんですけれども、あくまで今回照会して、回答をいただいた分というのは、今後そのウォーターフロント株式会社と話をしていく上での基礎資料的なものとして使うということで。
会社側と協議を進めていくための資料ということになろうと思っております。
さくらまつりで子供3人以上という方に無料券配布するということですが、これは、対象をおそらく把握されていると思いますが、何世帯なのかということと、これはやっぱり弘前市だけに限定したということで、ほかの例えば市外から来たいという人がうちは3人、子どもがいるといっても対象外ということになるんでしょうかということをお訊ねしたいと思います。
世帯は2,000世帯と想定しております。これは住基ネットから算出しているもので、そちらのほうに入園券を送付させていただくこいうことで考えておりますので、弘前市民以外は対象にならないということでございます。
窓口で申し上げてもだめなんですよね。市民以外の方は対象外と。
対象外ですね、すみません。これは、平成25年度で実施する多子世帯に対する子育てのための応援ということでの、実験的な試みとして行うものでありますので、そのようにさせていただいております。
さくらまつり期間無料になる家族ですけれども、子供の対象年齢っていうのはいくつぐらいまでをいれるのか、あと事前に入園券送付されるってことでこれはいつぐらいまでに送付するのかを伺えましたら。
18才未満の子供ということでの対応です。それで、本格運用になると規則、条例も必要になるということもございますので、6月議会にかけなきゃならないので、7月8月、そのぐらいからのスタートになるのかなと思っておりますが。
無料券の配布はいつか。
さくらまつりの開会までに間に合えば。
議会にかけるということでは。
議会というのは、本格運用についてです。
多子家族への支援事業を、6月議会にかけるということで。
そうですね。そのぐらいまでに。
実験を踏まえて、おそらく成功するだろうから、そういうことでずっとこれ通年として実施していきたいという方向性だということですね。
そういうことです。そのための予算につきましてはもう議会でご承認いただいておりますので。
条例改正ということになっていくと。
そういうことですね。
屋上をですね去年は休日だけだったのを今年は平日も開放するという、これは何かこう、意識変換といいましょうか、理由があってのことかなと思うんですが。
昨年は7日間開放して、実績が延べで13,769人あったんです。これだけ人気があるということなんですよね。そして今年は会期がぴったりと、桜の見ごろに重なるということもございますので、相当皆さん楽しみにしておられる方がいるのではないかなと思っています。したがって土日祝日だけに限らず平日も開放する方が、私は、市民の皆さま、観光客の皆さまへのサービスとして、必要だと判断したということです。
市役所の業務には支障が生じることはないんですか。
ないと思います。それはしっかり警備の体制も、それから動線の誘導も行ってまいりますのでご安心いただきたいと思います。