(会見者: 葛西憲之 市長)
1.記者会見次第(85KB)
2.さくらまつり関連事業の結果について(98KB)
3.農林雪害関連について(153KB)
今年の弘前のさくら、ご承知のとおり自然現象の前に残念な状況となりました。
しかしながら日本一のさくらを咲かせてくれるのも自然でありまして、さくらを観光資源としている弘前市としては、このような年もあるのかなと思っています。
低温でさくらが咲かない中で、出店の方々、あるいはボランティア活動をされている方々、大変なご苦労をおかけいたしました。でも何とか努力をして、そういった方々に私どもとしてしっかり寄り添うということが大事なことだろうと思っています。
3つの対応をとりました。そういった中でおもてなしの心を尽くすことが大事だろうと思っています。私は漫然とこういった状況をやり過ごすということは考えません。
私はまず、どんな状況にあったとしてもジタバタしながらでも、何とかこのような状況を打開していく、そのための対策・対処をしっかりやっていかなきゃならないと、そういう思いで3つの対応を取ったわけです。その3つの対応につきましてはもう既に発表もされていますので割愛をさせていただきます。そんなことをやりながら、そこまでやる街なのかということを、ぜひ全国の皆さんに知っていただいて、そしてそのことを感じ取ってもらって、この都市弘前、このさくらの街のファンになっていただくということが私は大事だろうと思い、これからも努力をし続けていきます。
そして夏にはねぷたまつりもあります。また来年もさくらは咲きます。この春は少し残念な結果になったかもしれませんけれども、これに負けずに観光都市として確固たる基盤を作り上げるべくさらに政策を練って、そして市民の皆様の協力をして鋭意取り組んでまいりたいと考えています。
天気予報では、今日から週末までは好天が続くようです。また、週末あたりは、花吹雪で花筏も楽しめるのではないかと思っています。
さらに、5月6日放送のNHK番組「プロフェッショナル」で、当市の日本一の樹木医と「弘前方式」というさくらの管理方法が紹介されたこともあり、まだまだ多くの観光客に弘前の日本一の桜を堪能していただけるのではないかと期待をしています。
また、今後7月の実施を予定しているひろさき多子家族応援パスポート事業の実験的取組として実施した弘前さくらまつり多子家族応援事業につきましては、弘前城無料入園券の事前送付数1,853世帯、窓口申請数3世帯に対し、入園されたのは、436世帯2,064人となりました。
それから、まつり期間中の4月27日から5月12日までの16日間、昨年に引き続き、市役所本館の屋上を開放し、日本一のさくらと岩木山を一望できる絶好の位置に観覧場所を設置しました。 今年は、平日の4月30日、それから5月1日、2日も開放しましたが、日常業務にも大きな支障がなく、屋上からの眺望を楽しんでいただけたものと考えています。 期間中、6日までで15,290人の見学者があり、最も多かったのは5月5日の4,495人でした。
見学者の皆様からいただいたアンケートでは、「思いがけず素晴らしい景色が見られて良かった」、「普段なかなか見ることができない前川建築の一部分が見られて良かった」など多くの好評の声が届いておりまして、今後もまつりの人気スポットとして充実させていきたいと考えています。
今年は、さくらまつりとりんご花まつりを「弘前春物語」として、豪雪を乗り越えた弘前の華やかな春を全国にアピールしています。 序章を飾るさくらは、冬の記録的な豪雪、そして春の低温に耐えて、極限までエネルギーを蓄えて、美しく、そして長く咲いてくれています。第二弾のりんごも同様に華やかな弘前の春を彩ってくれるのではないかと思っています。
その「弘前りんご花まつり」についてであります。
桜に続く2度目のお花見として、5月6日(月曜日)より19日(日曜日)まで、「弘前りんご花まつり」を「りんご公園」で開催しています。 今年は、週末を中心に、親子連れで楽しめるイベントを多数用意しているほか、昨年に引き続き、りんごの花のライトアップも5月10日から12日と17日から19日の19時から21時まで行います。
昨年は天候に恵まれたこともありまして、期間中の来園者は1昨年の倍以上の約5万1,000人、ライトアップだけでも約4千人の皆さんにお越し頂き、首都圏などからのツアー客も多数来られました。 今年は、昨年以上の多くの市民や観光客の皆さんにりんご公園へお越し頂き、豪雪に耐え抜いた、清楚で可憐に咲くりんごの花を愛でながら、日本一の「りんごのまち」弘前の春を体感して頂きたいと思います。
なお、今年はりんごの開花も遅れており、今日現在、花は咲いていませんが、遅れている弘前公園の「さくら」と「りんご花まつり」の両方を楽しんでいただきたいと思っています。 また、5月17日と18日には、りんごで作ったお酒「シードル」を飲み比べできる「シードルフェスタin弘前2013」を、初めて開催します。 このイベントは、りんご加工品の中でより付加価値の高いシードルに着目をして、市民の皆さんにもっとシードルの良さを知ってもらい、消費の拡大、ひいては生産者の所得向上につなげていこうという目的から実施するものです。 このイベントをきっかけに、「シードルの街弘前」という新たな魅力発信と、りんご産業全体の活性化が図られることを期待しております。
次に、映画「奇跡のリンゴ」についてであります。
東宝株式会社が制作した映画「奇跡のリンゴ」が来月8日、全国一斉に公開をされます。 「奇跡のリンゴ」は、全編を弘前市内で撮影し、多くの市民の皆さんが様々な形で関わった作品です。私も先般、試写を拝見しましたが、岩木山や咲き誇るりんごの花などがスクリーンいっぱいに展開して、弘前市の美しい風景が、夫婦の愛と家族の絆への感動とともに心に焼きつく、素晴らしい出来映えになっています。
「奇跡のリンゴ」は、全国300スクリーン以上の映画館で公開されるとのことです。これは国内最大規模となるとのことでして、弘前を全国にアピールする絶好の機会だと考えています。
市としても、この「奇跡のリンゴ」を推奨し、応援していきますので、ぜひ皆様にも劇場に足をお運びいただければと思います。
次に、高等技能訓練促進費等給付金についてであります。
母子家庭の母の自立支援については、これまで、母子自立支援員による相談活動や、母子家庭自立支援教育訓練給付金として、国が指定するホームヘルパーや医療事務など教育訓練講座の受講費用の20%に当たる額を、10万円を限度として給付していました。 これに加えて平成25年度からは、「高等技能訓練促進費等給付金」事業を実施することとしました。
内容は、母子家庭の母等が、看護師、介護福祉士、保育士などの資格を取得するために修学する場合、生活費の一部として市民税非課税世帯には月額10万円、課税世帯には7万5百円を給付し、修了後には一時金を給付するものです。 本事業については、国の平成25年度予算が成立後、直ちに相談及び申請を受け付け、支給するよう努めていきたいと考えています。
本市では「子育てするなら弘前で、子ども達の笑顔あふれるひろさき」を掲げて子育て環境の整備に努めていますが、今後も「子育て日本一」を目指して、長期的な取組みとして、子育て世帯の経済的支援や女性の労働環境の改善などに力を注いでいきたいと考えております。
次に、津軽路ロマン国際ツーデーマーチについてであります。
来る5月11日、12日の両日にわたり、弘前市立観光館追手門広場を主会場とし、第15回津軽路ロマン国際ツーデーマーチが開催されます。 コースは、弘前の歴史と文化に触れる観光ガイド付き市内散策5kmのコースから、大浦城跡や岩木山神社など津軽家ゆかりの地を訪ねる33kmのコースまで全9コースが設けられており、お好みに応じて楽しむことができます。 当日申込みもできますので、市民の皆さんもお気軽にご参加いただき、新緑の津軽路を満喫していただきたいと思います。
6月15日(土曜日)に、岩木川河川敷において、打ち上げ数が10,000発と県内最大級の規模を誇る「古都ひろさき花火の集い」が開催されます。
また、6月23日(日曜日)には、土手町通りを舞台に、およそ30のよさこいチームが演舞を披露する「よさこい津軽」が開催されます。 市民の皆様におかれましては、津軽の夏の訪れを告げる、これらのイベントにぜひ足をお運びいただき、楽しい時間をお過ごしいただきたいと思います。
最後に、レアル・マドリード・ファンデ-ション「チャレンジキャンプ2013」の開催が決定されたことについてです。
今年8月1日から3日まで、岩木山総合公園の球技場におきましてレアル・マドリード・ファンデ-ション「チャレンジキャンプ2013」が開催されることになりました。
これは、スペインサッカーリーグの強豪チームである「レアルマドリード」のトップ選手育成機関カンテラのコーチが指導にあたる小学生向けのサッカーキャンプで、この夏日本で開催される6カ所の会場のなかに、弘前市が選考されたものであります。
このキャンプでは、世界最高峰のサッカー理論と技術の指導を受けられるものでありまして、優秀と認められた選手は本場スペインでのキャンプに参加でき、そこでも優秀と認められれば、レアルマドリードのトップ選手育成機関カンテラの入団テストにコーチ推薦枠としてチャレンジする機会を得ることができるもので、小学生サッカー選手に夢と希望が開かれるものであります。
本市からは、既に佐藤泰我君が同じスペインサッカーリーグの「FCバルセロナ」の下部組織「CEジュピテル」に招致されていて、このキャンプから第2、第3の佐藤選手が出るものと大いに期待をしています。私からは、以上です。
岩木川ゴルフ場の関係。このあいだ回答が来たというお話があったので、その後どうなっているのか、あるいは今後の見込みということでひとつお聞きしたい。
最初に岩木川市民ゴルフ場について弘前ウォーターフロント開発株式会社のその後の経緯について伺いたいとこういうことであります。 弘前ウォーターフロント開発株式会社から、岩木川市民ゴルフ場の現状、弘前ウォーターフロント開発株式会社の経営状況、事業の採算性及び今後の方向性などについて、4月24日に回答をいただきました。
現在、市と会社との協議の進めかたについて、具体的に調整をしているところです。 市としても、弘前ウォーターフロント開発株式会社と協力して今後の方向性を見出していきたいと考えています。
豪雪のその後の被害状況どうするか対応について聞かせてもらいたい。
豪雪による被害の状況とその対応、今までと今後についてであります。
まず農林業関連についてであります。 冬の記録的な豪雪による農林業への影響が懸念されておりましたが、4月中旬に実施された県などとの合同による被害状況調査結果に基づく市の概算被害額は、雪害だけで55億159万7千円で、この他、市に報告のあった、農業用ハウスについての被害47棟分1,103万円、農地法面崩落等についての被害9件分580万円を合わせた合計被害額は55億1,842万7千円に上り、これは、昨年の被害、34億6千5百万円の、およそ1.6倍となっています。
今冬は、和田町の最大積雪深が統計開始以来の最高値153cmを記録するなど、昨年12月から平年以上の降雪が続いたことから、市は、1月17日に弘前市豪雪対策本部を設置し、また農業生産推進協議会としても1月末に雪害調査を実施するなど、関係機関、関係団体とともに雪害に対する警戒を続けてまいりました。
3月28日に弘前市豪雪災害対策本部を解散した後も、新たに弘前市農林雪害対策本部を設置し、現在に至るまでその体制を維持しているところです。
農林業の被害拡大を防ぐため、市は、市内の主要幹線農道の除雪を例年より2週間程度早めて実施したほか、一部地域においては、通年農道除雪やスノーモービルによる農道圧雪などをモデル的に実施をしました。
更に、市の活動ではありませんが、市民ボランティア「NEVE(ネーベ)」による園地融雪剤散布なども実施されています。 この他、市は、3月中旬のりんご雪害調査の結果などを踏まえて、融雪剤及び塗布剤の購入費や農業用ハウスの復旧費に対する補助を内容とする予算1,802万6千円を3月議会に措置しています。
しかしながら、今冬の被害が昨年を約6割上回るものであったことから、特にりんご雪害については、更なる措置が必要と考えるべき状況だと思っております。
本日、15時30分からひろさき農林業危機対策連絡会議を予定していますが、どのような対応が必要か、県や生産者などの代表とも協議し、検討していきます。
次に、道路関係であります。 2月には大雪警報や暴風雪警報が発令されるなど悪天候が続き、吹雪による視界不良や吹き溜まりの発生による交通事故等を防止するため、通行止めの措置をした路線があり、天候の急変による交通規制や除雪体制に課題を残したと思っております。
今後は、天候が急変する恐れがある場合、パトロールの強化と国や県、警察と連携を図りながら、早めの交通規制や天候回復後の除雪体制作りを進めていきたいと考えています。
また、流雪溝に利用者が金属製の内蓋等を落し、市に報告がなかったことから、流雪溝が閉塞し道路冠水が発生しました。
今後は、弘前市流雪溝利用管理組合連絡協議会を通じて、利用者に流雪溝の円滑かつ効率的な利用をお願いしていきます。
農林業、道路関連以外の被害については、まだ確定値ではありませんが、人的被害は、死者と合わせ35名で、昨冬より2名減っています。 建物被害については、4月25日現在の把握分になりますが、住家が54棟、非住家が31棟のあわせて85棟となっております。 今後、さらに件数が増えるものと思っております。
最後に、今後についてですが、弘前市の実態を踏まえた、即効性のある取り組みから長期的なものまで、ソフト対策とハードの組み合わせなど、実効性のあるプランを策定し、着実に実施していく必要があることから、「雪対策総合プラン」を策定します。 さらに、再生可能エネルギーを活用した道路融雪を兼備えた民間の区画分譲地を対象に、融雪設置工事費に対して市が補助する克雪モデルタウン整備事業費補助金、及び地中熱や未利用エネルギーなどの再生可能エネルギー等を熱源とした融雪の実証実験を行う雪対策実証研究業務を行っていきたいと考えております。以上です。
雪害被害の対応ということでお伺いしたいんですが、ひとつは国への支援要望というのを3月にやられたと思うんですが、具体的に反応ですとかさらにこちらから具体的にもっと詳しい要望するというような、その後の動きはありましたか。
果樹経営対策事業ということでカバーしていただきたいというお話をしました。その弾力的な運用ということについては国の方でもしっかり考えていただけるということですので、そういう方向で向かうと思っています。
ですから国に対して新たな要請をするかについては今のところまだ考えていないという状況です。果樹経営対策事業だけでカバーできるかどうかについては、なかなか難しい面もあるので、市独自として様々な対応を考えていかなければならないのかなと思っています。例えば苗木の補植等についてはやっていかなければならないと思っていますし、あるいはりんごの枝折れ、幹折れを修復しなければならない場合にその資機材が必要となれば、そういったものに対しても支援をしていくということが必要になってくると。そういう意味で市独自の対応、そして私はやっぱり、県にもこういった状況の中でどういう対応を取っていただけるのか。私としてはそういった木の問題とか支柱の問題とか、また別の角度からの支援策が無いのかということについて、お願いをしていきたいと思っています。
なにか金銭的な補償みたいなものはお考えされてますか。
金銭的な補償っていうのは、農済といった果樹共済の中で、農家の皆さんがお考えになっていただかなければならないものだと思っていますので、金銭的な支援というよりむしろ再生産に向けた取り組みに対する支援を重点に、行っていくことになります。
決まってないと思うんですけども、今日開示されるということも先ほど説明にあったと思うんですが、3月補正でだいたい1,800万円という規模があったと思うんですが、6月どれぐらいの規模にということなど。
どこまで何をやるのかということについて、今日危機対策連絡会議もあります。それを踏まえつつ再度また市としてどういう対応を取るのか、これは雪害対策本部というのもありますのでそこでの議論も経て、そのうえで決定をしていきたいと思っています。
さくらまつりの関係なんですが人出が昨年度より3万人減ということですが、パークアンドライドなどで増加が見込まれるということで、その要因どうお考えかということが一点と宿泊分散関係の経済的な影響について、もしわかればお願いします。
まずパークアンドライド等の利用者が増えていることについて、やっぱりこの社会実験そのものは2年目になっているということもあり周知が相当効いたし、その加増については、結構長い期間、去年よりも前倒して周知をしたことで、利用客が確実に伸びてきているのだと思っており、非常に効果があったと考えています。
それから、宿泊等への影響ということで、経済についてどうかということですけれども、これについてはまだ詳しくデータが整理されていません。けれど、この連休後の7、8ですか、今日までということですが、この間のツアー客のキャンセルがあったことはありました。あったんですが、それをしっかりカバーしているというような報告は旅館ホテル組合の方からもいただいています。
そういう意味でホテル旅館等については、一定程度の、昨年と同程度の条件になっているものと私は認識をしています。ただ、売店、それから市内の一般的な商業施設等への影響等については、統計、まだ来ていませんので待たないとだめかなと思っています。
今日の冒頭でもおっしゃっていただきましたが、202万人という観光客、今回さくらまつりへおいでになったんですけれども、それはあのさくらが咲いていない中で、これだけ寒い中で、悪かったのかそれとも意外と良かったのか、どういうふうに総括されますか。
3万人減って202万人だということです。この低温が続いてさくらが咲いていない状況の中で、これだけの方々がお見えいただいたということについては、大変感謝をしています。
そういう意味で、これだけの状況の中でこれだけの人が来ていただけたということは、非常に私としては良かったと思っています。
ただ、このことに対しても、市として、そういう時期に来ていただいた方々に、もっと弘前のファンになっていただくために、やはりもっとこういった遅咲きに対応した様々な施策を講じることで、リピーターとなっていただけるよう最大限のおもてなしの心を持って、施策を展開したつもりですので、その点についてはご評価いただけるのではないのかなと、思っています。
まだまだ見ごろで、キャンペーンも今週の日曜日まで続きます。その時にも、無料で開放していますので、ぜひお越しいただきたいと思っています。
そういう中で、どうしてこう咲かなくてもこれだけ、まあ例年並みといえるかどうかわからないですけど、200万人もの人が来たっていうのはどういう取り組みが良かったというか。
弘前のさくらについての情報発信につきましては、随分と以前から、フェイスブック等も活用しながらシティプロモーション活動を続けてやってきましたので、相当全国津々浦々まで行き届いているということがまず第一にあげられるんだろうと思いますね。
そして、もう一つは団体客が戻ってきているということが非常に大きいんだろうと思っています。団体客が少なくて一昨年は大変でしたけれども、昨年くらいから団体客が非常に大きく回復してきたなと思っています。その団体客の皆さんは、日程を一定程度フィックスしていますので、そういったことで咲いていない時期にも訪れていただいたということなのかなと、そこが極めて大きいのかなと思っています。
そして、まつり後半の3、4、5、6の連休、この期間、雨・低温続いたわけですけれども、4月の28日に開花宣言をしていましたので、その後外堀の方のさくらも咲いてまいりましたので、そういった見ごろもしっかりこの弘前公園にあるという認識が、様々な報道によって、そして弘前市のシティプロモーションという活動の中で様々な形で発信できたことが要因になっているのではないかなと、思っています。
「奇跡のリンゴ」の映画の関係で、来月公開とあるんですが、来月の定例会見より前に公開があると思うのでお伺いしたいんですが、市として上映イベントとか、そういった開催は考えていらっしゃるんでしょうか。
これは東宝との関係がありまして、まだ、具体的に詰まっているものはありません。ただ私どもとして東宝のサイドといろんな協議をし、これからは東宝と、もうひとつはスクリーン、各映画館との関係両方あります。ですから東宝とスクリーンとの間で私どもとしてこの「奇跡のリンゴ」を、シティプロモーションの活動の中に組み入れることができないか、様々な議論・打ち合わせをしている最中です。
そういうことが決まっていけば私どもの対応がこれから決まっていくということになろうかと思っています。
今日消防事務組合の調印式を行われて、その調印式が終わった後の感想と今後への期待をお願いします。
3年をかけて統合まで至ったということでして、その間にはやはりその定数・給料の問題だとかあるいは負担の方式の問題だとか、いろんなハードルがあったわけです。これを乗り越えることが出来て、今回7月1日の統合に向けた調印が出来たと、これは非常にこの圏域にとって有意義なことであったと私は思っております。
サービス資源がどんどん細っていく中で、ひとつの市町村という基礎自治体ではなかなか対応できない様々な事柄があります。そのなかの一つがこの消防の問題だろうと思っています。イニシャルコスト例えばデジタル無線でも、あるいは消防指令センターでも、一つに統合することによってものすごく効率的にやっていけるわけですよね。そのことが財政効果をもたらすし、
そしてそれと同時に消防力の増強にもつながると、拡充にもつながるということですので、圏域で考えていかなければならないことはこれからもたくさん出てくると思うんですよ。そのための試金石として、今回8市町村でまとまったということ、これは極めて大きな意義の深いことであると、このように私は考えています。