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令和元年8月8日 定例記者会見

(会見者: 櫻田 宏 市長)

 

市長あいさつ

代表質問

1.弘前ねぷたまつりの「なぬかびおくり」でねぷたを燃やすことについて

 

自由質疑

1.渇水対策について
2.市教育委員会における研修等について

 

配布資料

1.記者会見次第(あいさつの主な項目等)PDFファイル(104KB)このリンクは別ウィンドウで開きます
2.ひろさき未来創生塾PDFファイル(1606KB)このリンクは別ウィンドウで開きます

3.Let’s be a STEM Girl!! ~地域から未来の理工系女子を~PDFファイル(9570KB)このリンクは別ウィンドウで開きます

4.レッツウォークお山参詣PDFファイル(2093KB)このリンクは別ウィンドウで開きます

5.ファッション甲子園2019PDFファイル(1140KB)このリンクは別ウィンドウで開きます

市長あいさつ

弘前ねぷたまつりは、7月28日の「第34回ちびっ子ねぷたのお通りだい」と7月30、31日の「岩木夏まつり」を皮切りに、8月1日から7日までの合同運行。そして、7日の夜には「なぬかびおくり」で閉幕したところであります。

ねぷたまつりは、平成27年から、市と経済3団体に「弘前ねぷたまつり合同運行安全会議」を加えた主催5団体で構成する「弘前ねぷたまつり運営委員会」が主催しており、今年でちょうど5年目を迎えました。

今年もまつりの運営にあたっては、安全・安心を最優先事項として取り組み、ねぷた参加団体においては、運行安全マニュアルの作成や安全講習会の実施などの安全対策を積み重ねたほか、合同運行にあたっては、警察を始めとする関係各位ご協力により、大きな事故やトラブルがなく、また、全ての運行日において運行終了時間内にまつりを終了することができました。この場をお借りして改めて感謝申し上げます。

さて、今年のねぷたまつりには、ねぷた74団体、大太鼓2団体が出陣し、コンテストの県知事賞については、扇が「茂森新町ねぷた同好会」で3年連続、組が「西地区ねぷた親交会」で10年連続の受賞となりました。また、桜ミク前燈籠コンテストは、13団体がエントリーし、グランプリは「桜ケ丘ねぷた愛好会」が受賞しました。

桜ミク関連では、これまで弘前という地、あるいはねぷたまつりということに興味がなかった人たちへの訴求という意味では、大変効果があったことと思っております。

今年は、令和となって初めてのねぷたまつりとなったことに加え、弘前市誕生130周年の年のまつりでもありましたので、それらを取り入れたねぷたも出陣しておりました。また、小中学校の周年を記念し、地元町会が合同で運行するなど、各ねぷた団体の工夫した運行によりまつりを盛り上げていただいところであります。

会期中は、天候にも恵まれ、昨年を8万人上回る168万人の人出となり、特に5日は32万人という会期中一番の人出がありました。今年も多くの市民、観光客の皆様に津軽の熱いまつりを楽しんでいただけたものと思っております。

 

これからの弘前を担う人材を育成するため、市民自らが弘前の未来を想い、地域の魅力を高める企画を考え、市民活動や地域活動として実行するための人材育成塾である「ひろさき未来創生塾」を開設します。

20代、30代の市民、あるいは市内に通勤・通学されている方を対象に、1年目は概ね月1回程度のワークショップや講義を通じてそれぞれが取り組んでみたい事業を企画立案し、2年目には企画した事業を実際に実施することとしております。

現在、市ホームページ等を通じて塾生を募集しており、9月28日に開校式を行う予定でありますが、募集にあたり、8月24日に事業説明会も予定しております。事業説明会では、過去に人材育成塾を経験され、現在は市内で様々な事業を展開されている、いわばまちづくりの先駆者をゲストにお迎えし、まちづくりや地域活動に関する熱いお話をお伺いすることとしております。

まちづくりや地域活動に想いを持った方や、何かやってみたいけれどもう一歩踏み出せない方には、ぜひこの塾にご参加いただき、塾をきっかけにアイデアを形にする企画力や事業を実施する行動力を身に付け、弘前の未来を担う人材になっていただくことを期待しております。

そして、塾に参加された市民も含め、多くの市民の方々と一緒に、弘前の明るい未来を創り上げていきたいと考えております。

 

内閣府が主催する、次代を担う理工系女子の人材育成イベントが、9月1日に弘前市で開催されます。

今年度から新たに実施される事業で、全国10都市で開催されるものであります。開催希望都市の募集があり、申請したところ、当市での開催が決定したところであります。

内閣府の理工系女子応援大使である玉城(たまき)絵(え)美(み)さんによる基調講演のほか、地域の企業による理工系女子の活躍の紹介、弘前大学の協力による実験教室など、主に中学生・高校生の方々の進路選択に非常に参考になる内容となっておりますので、ぜひ多くの児童・生徒の皆さんに参加いただきたいと思っております。

理工系に進学・就職する女性の割合は全国的に他の分野と比べて低く、弘前市としてもこうしたイベントを通じて、あらゆる分野での女性の活躍推進に向けて取り組んでまいります。

 

8月29日木曜日、「第36回レッツウォークお山参詣」が開催されます。

お山参詣は古くから受け継がれてきた五穀豊穣、家内安全を祈願し、津軽の秀峰岩木山(いわきさん)に集団登拝(とうはい)する伝統行事であり、昭和59年には国の重要無形民俗文化財に指定されました。

「レッツウォークお山参詣」はこれを契機に、市民や観光客の皆さんにも文化行事を気軽に体験してもらえるようにと企画されたイベントであり、岩木文化センター「あそべーる」から岩木山(いわきやま)神社までの6.5キロメートルを、登山囃子が鳴り響く中、御幣(ごへい)を掲げて集団で練り歩きます。

本年も、一昨年閉校した岩木高等学校を引き継いだ弘前中央高等学校を通じて市内及び周辺の高校に生徒の参加を呼びかけたところ、一昨年の約2倍、昨年の約3倍となる120名もの高校生の皆さんが参加して伝統行事に触れていただくこととなっております。

また、今回も昨年に引き続き「ONSEN(おんせん)・ガストロノミーウォーキング」という、温泉地の「食」、「自然」、「文化・歴史」をウォーキングで「体感」するイベントを同時に開催し、温泉をはじめ、魅力あふれる岩木山を全国に発信したいと思っています。

 

当市の誘致企業であり、平成30年10月10日に「事業所開設基本協定調印式」を行った、株式会社バリューHR(エイチアール)の新事業所が7月26日に竣工されました。

平成21年に当市へ進出いただいたバリューHRは、健康管理・支援サービスのほか、インターネットによる福利厚生サービスを行っている企業であり、平成27年11月にも第2事業所を開設していただいております。

今回の新事業所は市内3か所目となり、市内富田三丁目に自社オフィスを新たに建設されたものであります。

これまでも100名を超える従業員を雇用いただいており、今回の新事業所においても新たな雇用が見込まれることから、今後の展開に大いに期待しているところであります。

 

今回で19回目を迎える、ファッション甲子園2019が、8月25日の日曜日に弘前市民会館で開催いたします。

昨年は弘前実業高等学校が優勝、五所川原第一高等学校が準優勝に輝くなど、津軽地域の高校が健闘し、大変な盛り上がりをみせました。

今年は、全国からの応募総数2,771点の中から書類選考で選ばれた、弘前実業高等学校の2チームを含めた全34チームが、ファッションショー形式で高校ファッションナンバーワンを競います。

是非多くの方々にご来場いただき、間近で高校生たちの熱き思いが込められたファッションに触れていただきたいと思います。

 

8月19日から23日の5日間、今年で3年連続となる7人制ラグビー女子日本代表、通称「サクラセブンズ」の強化合宿が弘前市運動公園球技場で行われます。

今年は既に出場権を獲得している東京2020(ニーゼロニーゼロ)オリンピックへ向けた強化合宿のほか、今月の31日から韓国、中国、スリランカで行われるアジアシリーズの直前強化合宿も兼ねております。

この弘前での強化合宿を弾みに、まずはアジアシリーズを勝ち抜いていただき、来年のオリンピックに向けて勢い付けていただくことを期待しております。

また、合宿中の球技場での練習は一般に公開することとしておりますので、市民の皆様には、ぜひこの機会に足を運んで頂き、日本代表の一流のプレーを体感していただければと思います。

 

7月23日には、料理飲食業組合とごみ減量化・資源化に係る協定を締結し、食品ロスの削減に向けて様々な検討を進めていくことといたしました。併せて、大きい宴会場を持つホテルなどに協力をいただき、3010(さんまるいちまる)運動の普及啓発ポップを、宴会場の席上にも置いていただくように依頼をしているところであります。

本年5月には、食品ロス削減推進法が成立し、今後は国を挙げて食品ロス対策に注力することになりますので、市といたしましても、具体的な計画策定に向けて準備してまいりたいと思います。

弘前市では、毎年8月は、一年のうち最もごみの排出量が多くなる時期です。暑くなり冷たい果物などを食べる機会が増え、また食材や料理が傷みやすい季節でもあります。これまで市民の皆様のご協力により、月ごとの燃やせるごみの総排出量は、前年に比べ減っておりますので、ぜひ、食材は最後まで使い切る、料理は残さず食べ切る、三角コーナーに溜まった調理くずはしっかり水気を切る、の3キリ運動を実践し、暑い夏こそ、生ごみの更なる減量にご協力をお願いいたします。

代表質問

1.弘前ねぷたまつりの「なぬかびおくり」でねぷたを燃やすことについて

Q 記者

弘前ねぷたまつりの「なぬかびおくり」について、最終日にねぷたを燃やして昇天させることで観光客の方は盛り上がりを見せる一方で、燃やすことに違和感を感じるという市民の声も一部聞こえていますが、市長はこれについて、どうお思いになっているのかご見解をお願いいたします。

 

A 市長

なぬかびおくりは、これを行うようになったのは平成23年の東日本大震災の犠牲者の鎮魂と震災からの復興を願い、ねぷたまつりの開幕前日である7月31日に「弘前ねぷたまつり特別運行」を行い、まつり最終日の「なぬか日スペシャル」として行ったのがはじまりであります。ねぷたまつりが途中で中止となった平成26年になぬかびおくりも一旦中止しておりますが、それを挟み、今年で8回目の開催となりました。イベントの内容については、年々改良を重ねながら開催し、現在ではねぷたまつりのフィナーレを飾るイベントとして定着してきたところであります。

現在のなぬかびおくりは、なぬかびの朝に川にねぷたを流していた「ねぷた流し」の風流にならい、河川敷の道路を川に見立て、ねぷたが川を流れるように運行する「ねぷた流し」と水や火によって災いや邪気を清めるという日本古来の風習を再現した「ねぷたおくり」で構成されており、今年は「ねぷた流し」に14団体、「ねぷたおくり」に2団体が参加し、大いに会場を盛り上げていただいたところであります。

ねぷたを燃やすことに違和感を感じるとの声も一部から聞こえている、ということでありますが、こういったご意見はこれまでも主催者に対して寄せられていることから、昨年、ねぷた参加団体を対象にアンケートを実施したところであります。

結果としては、なぬかびおくりを中止するべきであるという回答が8%、なぬかびおくりを継続するべきであるという回答が54%となっておりました。また、実施内容については、現在の内容で良いという回答が61%であり、そのほか自由意見の中には、様々なご意見もありましたが、ねぷた団体からは概ね現在の内容に賛成いただいていると考え、今年度も継続して実施することを決めたところであります。

また、まつり終了後のねぷた本体の取り扱いについては様々ありました。「なぬかびおくり」が始まる以前からねぷたを燃やしていた団体もあれば、ねぷた絵をはがして骨を洗って保管している団体もあることからも、色々な考え方があって良いものと思っております。

今後は、ねぷた団体の意向を尊重するとともに、なぬかびおくりの始まった経緯や歴史的意味合いを改めて周知しながら、「ねぷた流し」と「ねぷたおくり」の2つのイベントを中心に据えて、引き続き開催してまいりたいと考えております。

 

Q 記者

最終日の合同運行が、中・小のねぷたが多くて、賞をもらった人気のねぷたが出ないのはさみしいという声も一部あるように聞いているのですが、そのあたりはいかがでしょうか。

 

A 市長

合同運行が始まったのが昭和40年代かと思っております。当時は連合運行という名前でスタートしているかと思います。なぬかびは各団体、小屋の周辺を早朝、練り歩いたりしておりました。そして川やため池に行って絵を洗い流す団体もいれば、河川敷で絵を燃やす団体もあると、その中からなぬかびが連合運行、これもいわゆる合同運行に後から入ってきたものと思っております。現在も賞をとった大型の団体がいろいろとありますが、やはり平日の午前中の運行ということで団体の中で人出の準備等ができないという実情もあります。ご参加いただいている団体も少人数での参加というところもありますが、それぞれの団体の考え方も大切にしながら、まつりとしてはなぬかびの午前中の合同運行をこれからも続けていけるよう関係団体のほうにお話しをしていきたいというふうに思っております。

なぬかびの午前中の太陽に照らされたねぷたは、夜見るねぷたと趣が違うものであります。この魅力も発信しながら、多くの観客の方々に喜んでいただけることで参加団体が増えていく、そういうきっかけにもなるものと思っております。

団体のほうにもなぬかびの意味合いを踏まえながらご協力いただける団体には、積極的に参加いただきたいなと思っております。

 

自由質疑

1.渇水対策について

Q 記者

水不足の件ですが、今日、河川国道事務所のほうで岩木川水系の警戒態勢に入る、今日から入ったということですが、岩木川流域にある弘前市としては、この水不足に対して、どのように対応していきたいと思っていますか。

 

A 市長

今日から岩木川水系で警戒態勢に入ったと聞いております。また、平川水系では、その前から番水制をとるという体制を進めていると聞いております。

今年は雨が少ない夏を迎えており、水不足が心配されるところであります。

現在の状況では、家庭の生活用水には大きな問題はないものと考えております。ただ、農業用水は今後、影響が出てくるのではないかと心配しております。津軽ダムの水量が減り、緊急放流という形で相馬ダムから放流が始まっております。約2割の水を放流してもらい、その後1割の放流をすると伺っております。その対策をとっていただいた中で、各土地改良区に状況を確認し、また、農業関係団体にも確認をしております。その状況を踏まえながら、今後、状況に応じた様々な対応を、過去の経験を生かしながら取り組んでいきたいと思っております。

 

Q 記者

それで渇水対策本部とかそういうものを設置する動きとか、検討などあるのでしょうか。

 

A 市長

現時点では、そこまでの体制をとるということではないのですが、それをとるための連絡会議を立ち上げるかどうか状況を見ているところであります。

 

Q 記者

今のところ生活用水に関しては、心配ないということですけれども、これからますます雨不足ということで深刻になってくる可能性もありますが、その意味では早めの対応が必要なのかなと思うのですがその辺はどうでしょうか。

 

A 市長

今日の市政推進会議の中でも、今回の水不足の状況を農林部のほうから報告がありました。関係する部だけではなく全庁的に水不足という認識を共有し、各部門には早め早めの対策、対応をできるように準備を進めてもらうように考えております。

 

 

2.市教育委員会における研修等について

Q 記者

7月26日に中南町村部の男性教諭が懲戒免職になった関係で、弘前との関係はないのかもしれませんが、関連して質問いたします。

児童・生徒への指導力不足など課題のある教諭に対する改善研修を県教委では実施していますけれども、中南地域では積極的に活用されていないという話しも一部耳にしておりますが、同様の事態をこちらでも起こさないために市教委ではどのような対策を講じているのでしょうか

 

A 教育部長

県教委が行う指導改善研修でございますが、いわゆる子どもたちへの指導力不足と言われる教科指導や、生徒指導等が求められる基準に達しない教員、これを対象に個々の課題の状況に応じて研修、実習、これらを通した実践的な内容で行われているというものであります。非違行為による懲戒処分と直接関連付けられるものではないということを、まずご理解いただきたいと思います。

研修の対象となった教員の人数や教育事務所ごとの人数に関しては、市教委として把握してはございませんが、研修の対象となる教員がいる場合にはしっかり活用されているものと考えております。なお、このほかにも市教委独自に取り組んでいる研修も数々ございますので、しっかりあるいは様々専門的な研修についても積極的にご参加いただいて資質向上していただいていると認識しております。

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