現在の位置: ホーム > 市長室へようこそ > 市長記者会見 > 令和6年1月4日 定例記者会見
現在の位置: ホーム > 市長室へようこそ > 市長記者会見 > 令和6年1月4日 定例記者会見

ここから本文です。

令和6年1月4日 定例記者会見

(会見者: 櫻田 宏 市長)

 

市長あいさつ

・令和6年能登半島地震について

・新年の抱負について

・SDGsメッセージCMの放映について

・弘前城雪燈籠まつりについて

自由質疑

1.令和6年能登半島地震について
2.分散型宿泊施設について
3.インバウンド対策と函館市との観光連携について
4.新年の抱負と今年の取り組みについて

 

配布資料

1.記者会見次第(あいさつの主な項目等)PDFファイル(64KB)このリンクは別ウィンドウで開きます
 

市長あいさつ

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

元日、午後4時過ぎから、石川県能登地方を震源とする地震が多発し、石川県など7府県で甚大な被害が発生、2日には、被災地に物資を届けようとした海上保安庁の航空機に関連する事故が羽田空港で発生いたしました。

亡くなられた方々へのご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、そして、事故に遭遇された皆様に、心からお見舞いを申し上げます。

また、この度の地震災害には全国的な支援が不可欠であり、受け入れ体制が整い次第、各分野で国、県からの応援要請が見込まれることから、それらに対し積極的に市としても協力してまいりたいと考えております。

 

さて、昨年は、3年以上に及んだ新型コロナウイルス感染症も5類感染症に移行となり、市民生活をはじめ観光や経済活動の復調が見えてきたと感じられる年であったと思っております。

本年は、これまで実施してきたりんごの販売促進活動と大型ねぷたを活用した観光キャンペーンを連動させ、米などのPRも含めた観光物産振興を図るとともに、宿泊税や歴史的資源を活用した分散型宿泊施設の導入に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。

また、家計負担の軽減と地元産米の消費を促すため、2月下旬から市独自の「弘前お米とくらし応援券」を配布し、3月1日から利用していただくこととしております。さらに、同じく3月からマイナンバーカードを利用してコンビニエンスストアで住民票等の各種証明書を取得できるサービスを開始いたします。

そのほか、新寺町の通称加藤坂付近の交差点や向外瀬の旧六花酒造付近の交差点、城東地区のトヨタカローラ付近の交差点に右折レーンを設ける渋滞対策を進めるなど、市民生活の維持向上を図ってまいります。

また、社会福祉協議会から無償譲渡を受ける「弘前市社会福祉センター」、「弘前市身体障害者体育館」、「すぱーく弘前」の3施設について、昨年の市民懇談会を経て、利活用検討委員会等を開催し、本年4月に利活用計画を策定することとしております。

さらに、昨年から「弘前市身体障害者福祉センター」の建替え工事に着手しており、機能訓練や相談、そして交流の場として、障がいの特性に合わせ、皆さんが安心して利用できるよう整備を進めており、本年7月の利用開始を予定しております。

弘前市総合計画後期基本計画における「ひとの健康」、「まちの健康」、「みらいの健康」の3つの柱をもとに、市民や学生、コミュニティ、事業者などとの協働を原則としながら、社会経済の状況やニーズを的確に把握して各種施策を展開し、市民の皆様が元気で長く活躍でき、弘前に暮らしていてよかったと実感できるまちづくりに邁進してまいります。

 

次に、SDGsメッセージCMの放映についてであります。

昨年5月に内閣府から県内で初めて「SDGs未来都市」に選定されるとともに、また、その中でも特に先導的な取組として10都市が選定される「自治体SDGsモデル事業」に、北東北三県で初めて選定され、SDGsの新たな取組に挑戦しているところであります。

その取組の一つとして、将来にわたってSDGsに向き合う児童生徒を増やすことを目的として、市内小・中学校5校で特別授業を実施いたしました。授業の中では、市民・県民の皆様にSDGsを意識し行動していただくためのメッセージCMを児童・生徒とともに計50本制作しております。このCMは、1月14日から3月10日までの期間に、県内民放3局で放送することとしており、本日は、こちらのモニターで50本のうちの2本のCMをご覧いただきます。

 

(モニターで15秒CM2本再生)

 

当市のSDGsの取組を県内に広く発信することで、市民のみならず広く県民の機運醸成、他自治体への普及展開を図ってまいります。

また、1月14日のCM公開日には、ヒロロでCMのお披露目会を開催するとともに、3月17日まで、JR弘前駅やアプリーズ、ヒロロなどを回遊するSDGsに関する謎解きイベントを開催するなど、市民の皆様にSDGsを身近に感じてもらいながら、理解を深めていただきたいと考えております。

 

最後に、弘前城雪燈籠まつりについてであります。

第48回弘前城雪燈籠まつりを、弘前公園を会場に2月9日から12日までの4日間の日程で開催いたします。

今年の大雪像は、現在「雪ミク」とのコラボレーションによる「ひろはこ冬の観光キャンペーン」で連携している北海道函館市にある、国の重要文化財「函館ハリストス正教会」を題材といたしました。

函館市とは、函館市の冬の恒例イベント「はこだてクリスマスファンタジー」において、平成23年度に初めて当市の観光PRを行ったことの縁で、10年以上の交流を継続しております。

そして、今年も陸上自衛隊弘前駐屯地の皆様のご協力により、大雪像を制作していただくこととしており、完成を楽しみにしているところであります。

また、その大雪像には例年好評を得ておりますプロジェクションマッピングを実施するほか、本丸にはアルファベットで「HIROSAKI」をかたどったスノーオブジェを制作いたします。

この他にも、津軽錦絵大回廊、イルミネーションカマクラ、弘前雪明かり、子どもたちに人気のすべり台や雪あそびなども行い、昼も夜も楽しめるまつりとしてまいります。

そして、何といっても雪燈籠まつりの主役は、市民手作りの雪燈籠であり、雪燈籠に灯された灯りと雪が創り出す幽玄な光の世界が、まつり全体に広がり、市民や観光客を魅了します。

市内各所を色とりどりのイルミネーションで彩る「弘前エレクトリカルファンタジー」や、弘前公園外濠の桜の枝に積もった雪を照らす「冬に咲くさくらライトアップ」も2月29日まで開催しております。

雪燈籠まつりとともに、光を柔らかく反射する雪がある冬ならではの「光」のコントラストを、市民の皆様、そして多くの観光客の方々に楽しんでいただければと思っております。

自由質疑

1.令和6年能登半島地震について

Q.記者

石川県の地震について、今後要請があれば手伝っていくという状況かと思いますが、どのようなサポートを具体的に想定していますか。

 

A.市長

現地が非常に混乱しているという状況にあると思いますので、窓口としては県であれば知事会、あるいは市長会、町村会といったところが窓口になっていくものと思っております。国や県の動向をしっかりと確認をしながら、要請を受けた段階で、すぐ対応できるように、弘前市としては準備を進めていきたいと思います。具体的には、水をはじめとする物資、あるいは人的支援といったところがこれまでの被災地支援で実施しておりますので、そういった内容になるかと思っております。

 

 

2.分散型宿泊施設について

Q.記者

分散型宿泊施設について、去年のプロクレアホールディングスとの協定に基づいて進められていると思いますが、今年、具体的にやるスケジュールとか決まったことなどあれば教えてください。

 

A.市長

具体的にいつまでに何々というのは現時点で決まっているものはございませんが、宿泊施設として使える状況か、一つ一つ個々に調整をしていくという形になるかと思います。調整がつき次第、その施設を宿泊施設としても活用していけるように様々な関係法令も含めて、調整していきたいと思っています。

 

Q.記者

先般お伺いした時は具体的にどこの文化財を使うか決まってなかったような状況だったのですが、どういう施設を使うかなど決まったことがあれば教えてください。

 

A.市長

現時点で決まったというところはないですが、こういう施設を活用したいという思いは共有しながら、関係者と調整しているというところです。

 

Q.記者

今年中に何か、こういうアクションをするというのはあるのでしょうか。

 

A.市長

できる限り具体的なものを進めていきたいと思っておりますので、それに向けて、調整していきたいと思います。なるべく早く皆様にお伝えできるよう、そういう1件でも出していきたいと思っております。

 

Q.記者

今の話ですと、今年中に何か実例を一つでも出していきたいということでしょうか。まだ今年とまでは言えないということでしょうか。

 

A.市長

宿泊施設として活用する場合に様々な法的な調整も必要になりますので、この施設でいきたいという方向性は出せたとしても、いついつから宿泊できるというのは、まだはっきりしないというところです。

 

3.インバウンド対策と函館市との観光連携について

Q.記者

インバウンド対策として、何か新たに今年、こういうのを進めていきたいというものはありますか。

 

A.市長

誘致と受け入れ環境の整備といったところになるかと思います。誘致については、これまでも旅行会社を中心に、海外のセールス活動を行ってきておりますが、国内にもたくさんの外国人の方が、お越しになっております。海外まで出向かなくても、国内に集まっている方々に、いかに弘前という存在をPRできるかということも重要になるかと思います。

先般函館で、「はこだてクリスマスファンタジーひろさきナイト」を開催いたしましたが、函館の地にも相当な外国人の方々がお越しになっております。函館というブランドにお越しになった方々に、弘前というところが近いところにあるということも、先般のイベントではPRできたのではないかと思っております。そうした形のものも、今年は行っていきたいと思っております。

 

Q.記者

函館は市長が代わられて、函館市長と市長が観光部長の時、観光つながりでやっていたということですけれども、そういうことで函館との観光交流、共同してやっていくという、新たな何かが出てくるのではないかと期待しているのですが、今、話せる範囲で何かありますでしょうか。

 

A.市長

具体的に何々をするというのはまだお話はできないのですが、例えばですが、弘前のインバウンドを10数年前にスタートした時は、函館市から、そのノウハウを学ばせてもらっています。台湾での旅行会社訪問、セミナーの開催といったところに弘前市として参加させてもらいました。それがインバウンドの中で大きく進んだ一歩だったと思います。例えばですが、弘前も今、台湾で遠東百貨グループさんのところでりんごを中心とした文化物産フェアを開催させていただいております。函館と弘前との最近の関係というのも遠東百貨グループさんにはお話しておりまして、昨年の遠東百貨でのキャンペーンでは、それまで「日本青森県弘前市文化物産フェア」であったものが、去年は「弘前函館文化物産フェア」に名前が変わっております。そういった形のところに、今回弘前市長が行ってPRさせていただきましたが、可能であれば、私の希望としては、函館の大泉市長と私が一緒に行って、連携をアピールしながら津軽海峡をはさんだ、圏域に台湾からの観光客誘致を進めていければと思っております。

 

Q.記者

台湾、函館の話がでておりましたけれども、今月20日には、仁川との国際定期便も開設になります。そのソウル、韓国に向けての期待感とか、あと具体的にお考えになられていることがありましたらお伺いできますでしょうか。

 

A.市長

ソウル、韓国からの観光客誘致ですが、私も観光振興部の職員だった時代に、誘致活動を現地にお邪魔させていただいております。日本と韓国というのは、そういった意味では親近感のある地域でありますので、この定期便の再開というのは非常に大きな効果が出てくると思っております。市内の関係しているところに、受け入れをいかにおもてなしの心を持って対応できるかといったことをもう一度、きちんと整理をして、お越しになった方々に満足していただく、その体制づくりをしていきたいと思います。

 

4.新年の抱負と今年の取り組みについて

Q.記者

新年の抱負について語っていただいたのですが、今年はこういう年にしたいといった、気持ちの部分での抱負を一言お願いします。

 

A.市長

やはり経済を回していきたいというところと、市民生活に対しての支援、市民が元気になるようなところを今、重点的にやらなければと思っています。

「健康都市弘前」の中の、「まちの健康」という経済が回る部分と、「ひとの健康」、市民が元気になるといったところが重点的なものになると思います。

 

Q.記者

それは今の物価高というのを踏まえてということになりますか。

 

A.市長

そうですね、物価高対応として、今、冒頭でお話しさせていただきましたが、お米と暮らしの応援券というのを3月から使えるようにしていきますが、これは市民への支援というだけではなく、米の消費拡大という大きなテーマに沿った形のものであります。お米を買って食べてない方々から年末にお話を伺ったのですが、自分のところで作っているお米は「つがるロマン」だと、でも今回お米券が配られれば「晴天の霹靂」や新しく出た「はれわたり」をこの券で買って食べてみたいな、というお話もいただきました。1人10キロ分のお米と暮らしの応援券になりますので、それが162,000人強の方々に配られるということで米の消費拡大、それから家庭への支援ということになるかと思います。そういったことを具体的に進めていきたいと思っています。

 

Q.記者

去年、桜の早咲き、そして夏の猛暑による農作物への影響、そういったことがありました。天候には勝てないと思いますが、そういった教訓から今年はそのあたりをどのように対応していくのでしょうか。

 

A.市長

去年はソメイヨシノが平年よりも15日早い4月7日に開花をいたしました。異常気象という言葉だけではなく具体的にこういう状況になったことに対して、市では4月15日からの準まつり体制へのスタートだけではなく、ゴールデンウイークに咲く遅咲き八重桜、これを「弘前七桜」と命名してPRさせていただいて、結果としてはゴールデンウイーク期間中のホテルのキャンセルはほとんどなかったという報告を受けております。厳しい状況ではあっても、それに対応していく、適応していく、さらにそこからもう一歩踏み込んで、それをプラスに変えていく行動をしていかなければいけないと思っています。

りんごの日焼けや、水不足といったことにもどのようなことができるのかというのは、一度経験しましたので、これらの経験から、知恵を絞って農家の皆さんとともに考え、行動していきたいと思っています。

 

Q.記者

事業の説明がありましたが、市長として、今年一番力を入れたい事業としては、どんなことになりますか。

 

A.市長

冒頭でお話していないものもたくさんありますが、やはり「健康都市弘前」につながるというところが大事だと思っております。市民の皆さんが健康であると長く活躍できるということと、働く場の確保、雇用の場の確保、所得の向上といったことにつながることには、やはり力を注いでいきたいと思っています。大きな話ですが、そういったことを考えております。

弘前市ホームページのより良い運営のため、アンケートにご協力をお願いします。

回答が必要な場合はこちら

よくあるお問い合わせはこちら

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

 

質問:このページの情報は見つけやすかったですか?

 

質問:その他ご意見・ご要望をお聞かせください。

施設利用のお問い合わせ(予約・申込等)については、各施設にご連絡ください。

ページ最上段に戻る