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令和6年8月22日 定例記者会見

(会見者: 櫻田 宏 市長)

 

市長あいさつ

・市のごみ減量化・資源化の取組について

・歴史文化で結ぶ都市間交流宣言事業について

・ひろさき「まちなかピクニック」2024について

 

代表質問

1.今夏の弘前ねぷたまつりについて
2.弘南鉄道大鰐線について

 

自由質疑

1.弘南鉄道大鰐線について

 

配布資料

1.記者会見次第(あいさつの主な項目等)PDFファイル(72KB)このリンクは別ウィンドウで開きます

 

市長あいさつ

はじめに、市のごみ減量化・資源化の取組についてであります。

市では、市民や事業者の皆様との協働により、ごみの減量化・資源化に取り組んでまいりました。

平成28年に策定した「弘前市一般廃棄物処理基本計画」において家庭から排出される一人一日当たりの家庭系ごみの排出量は、10年間の計画期間の最終年度となる令和7年度に670グラムとする目標値を設定していましたが、このたび、令和5年度の速報値では、669グラムとなり、2年前倒しで目標値を到達することができました。

これは、指定ごみ袋制度の導入や有料化をすることなく市民の皆様が自らの行動力によって目標を達成したものであり、大変すばらしく、全国に誇れることであると感じております。

市民との協働の理念のもと市民力が発揮され、大きな成果が得られたと実感しております。

今年度はさらなる環境意識の向上を図るため、本年2月の「ゼロカーボンシティひろさき宣言」に沿って、食品ロスの削減や衣類リサイクルの推進など、市民の脱炭素に向けた一つひとつの行動により、当市の「まちの健康」へつなげ、健康都市弘前の実現を目指してまいりたいと考えております。

ごみの減量化に成功した市民力を活かすことで、地方都市から脱炭素社会の推進に寄与してまいります。

また、以前開催して大変ご好評をいただいたスポGOMI大会を、株式会社青森テレビ様との共催により2年ぶりに開催することとなりました。スポGOMI大会は、チームで力を合わせてごみを拾い、スポーツ感覚で、楽しみながら環境問題に向き合うきっかけ作りを行うものであり、今回の大会は規模を拡大し、県大会として県内からの参加を募集して実施いたします。優勝チームは、来年度開催される全国大会に県代表として出場いただく予定としております。詳細につきましては、後日、プレスリリースさせていただきます。

 

次に、歴史文化で結ぶ都市間交流宣言事業についてであります。

弘前藩津軽家の遠祖とされる南部光信公の鰺ヶ沢種里入部530年を記念して、令和2年10月7日、光信公にゆかりのある、秋田県横手市、岩手県久慈市、青森県鰺ヶ沢町、黒石市及び当市が一堂に会し、「歴史文化で結ぶ都市間交流宣言」を行いました。

この交流宣言は、歴史的つながりを後世に伝えるとともに、観光や物産・文化など広く交流を図ることを目的として、自治体持ち回りによる交流事業を実施しているものであります。

令和4年度は久慈市、5年度は横手市で行われ、今年度は当市を会場として、2日間の日程で開催いたします。

初日の9月7日土曜日は、重要文化財旧弘前偕行社を会場に、各市長、町長による自治体の歴史と文化、産業などを紹介する連携会議と、文化財担当職員による光信公に関する歴史文化発表会などを開催いたします。

一般にも公開いたしますので、多くの市民の皆様にもぜひご参加、ご観覧いただきたいと思っております。

2日目の9月8日 日曜日は、土手町で開催される「カルチュアロード2024」に、久慈市、横手市、鰺ヶ沢町、黒石市の物産などを特別出店するとともに、光信公の像が安置されている長勝寺や、石垣修理が進む弘前城の見学会を行います。為信最後の城・堀越城の旧石戸谷家住宅では津軽あかつきの会による郷土料理の振る舞いを行うなど、当市の歴史と文化、その魅力を存分に満喫していただくとともに、幅広く交流するものであります。

市民の皆様には、この交流事業を契機として、光信公から受け継ぐ歴史と文化に思いを馳せながら、ゆかりのある市や町に足を運んでいただければと思います。

 

最後に、ひろさき「まちなかピクニック」2024についてであります。

9月14日土曜日と15日日曜日の2日間、弘前れんが倉庫美術館を核とした周辺地域において、居心地がよく歩きたくなる「まちなか空間」をつくる実験的なイベントひろさき「まちなかピクニック」2024を開催いたします。

会期中は、「吉野町緑地ゾーン」、「中央弘前駅ゾーン」、「鍜冶町交流ゾーン」の3つのエリアを会場に、露店やキッチンカーの出店のほか、飲食とクラフトによる「まちピクマーケット」、ペットとくつろぐことができる「Won Wonマルシェ」、シードルの飲み比べができる「シードルピクニック」など、「まちなか空間の楽しい使い方」をコンセプトとした様々なコンテンツが集まる、親子連れをはじめ多くの世代で楽しめる内容となっております。

また、普段なかなか見ることができない弘前昇天教会も、本イベントに併せて特別開放されますので、この機会に是非多くの方々に足を運んでいただき、官民の連携による「居心地が良く歩きたくなるまちなか」をお楽しみいただければと思います。

代表質問

1.今夏の弘前ねぷたまつりについて

Q.記者

8月1日から7日の日程で開催された今回のまつりについて、大変好評だったようですけれども、まつりの総括を改めてお願いします。

 

A.市長

今年の弘前ねぷたまつりは、8月1日から7日まで開催し、最終日の「なぬかびおくり」で閉幕いたしました。

ねぷた団体や交通事業者、弘前警察署など、多くの関係機関や団体のご協力により、大きなトラブルや事故もなく、安全・安心に、まつりを無事に終えることができましたことを、この場をお借りいたしまして、改めて感謝申し上げます。

今年の弘前ねぷたまつりは、子供たちの「ヤーヤドー」の元気な掛け声とともに、勇壮な武者絵である鏡絵と哀愁の漂う見送り絵に彩られた大小様々なねぷたがねぷた囃子の響く中を練り歩き、多くの市民や観光客の皆様を魅了し、まつり期間中の人出は、天候にも恵まれたことから、昨年を約5万人上回る推計約142万人でありました。また、市内15の宿泊施設に対しまして宿泊状況の調査を行ったところ、前年に比べ1.3%増加いたしました。

今年の合同運行に参加したねぷた団体は、昨年より3団体増え66団体となり、そのうち、組ねぷたは、2011年以来となる6団体が参加いたしました。まつりの初日には、友好都市である北海道斜里町や群馬県太田市をはじめ、秋田県大館市、東京都墨田区、兵庫県神戸市、愛媛県今治市、岩手県野田村、宮城県多賀城市など、多くの方々にお越しいただき、一緒にまつりを盛り上げていただいたところであります。お越しになった方々からは、市民がつくりあげてきたねぷたまつりの素晴らしさに感銘と賞賛のお言葉をいただいたほか、毎日の合同運行終了後の沿道にごみが散乱していない状況に大変感心しておりました。これは、先ほど、ごみの減量化について話題提供をさせていただきましたが、当市における、市民・事業者・行政の3者がお互いに連携協力し、一体となって市民力によるごみの減量化・資源化に取り組んできた成果であるとともに、まつりの魅力の一つであるものと思っております。

また、今年の特徴として、まつり前から話題として挙げられておりました、中学生をはじめとしたねぷた絵師のまつりデビューや神戸の若手クリエーターたちによるねぷた制作、人形ねぷたに新たに挑戦した団体や11年ぶりに復活した団体、さらには、県伝統工芸士である橘鶴泉さんが、全ての骨組みを竹で構成する伝統的な組ねぷたを制作し、まつり会期中の8月3日から市立観光館で常時展示するなど、多くの方々に弘前ねぷたの歴史と伝統、そして継承の一端に触れていただけたものと思っております。

今後も、先人たちが試行錯誤を繰り返しながら築き上げてきた歴史と伝統ある弘前ねぷたを、次の世代にしっかりと継承するとともに、より一層、魅力あるまつりとなるよう努めてまいります。

 

2.弘南鉄道大鰐線について

Q.記者

弘前市と大鰐町を結ぶ弘南鉄道大鰐線について、7月に開催された弘南鉄道活性化支援協議会では、出席者からさまざまな意見が出たところですが、2026年度以降の在り方をめぐる今までの意見についてのお考えをお聞かせください。また、現時点での検討へのスケジュールについてお知らせ下さい。

 

A.市長

先般開催した弘南鉄道活性化支援協議会総会では、大鰐線の令和8年度以降のあり方について、委員それぞれのお立場から、様々なご意見をいただきました。

これは各委員が、それぞれの住民を第一に考えての発言であったと認識しておりますので、当市といたしましても大変重要なご意見と受け止めております。

その中で「弘南線と大鰐線を分離してそれぞれ議論すべき」というご意見がありました。これにつきましては、これまでも大鰐線・弘南線のそれぞれが通る沿線自治体で支援してきた経緯がありますので、一理あると感じておりますし、最終的には路線ごとに沿線自治体が協議・決定すべきものと考えております。

大鰐線のあり方については、大鰐町長と様々な観点から協議を続けておりますが、その大前提として、現に大鰐線を利用されている方が年間で延べ約30万人いる事実があります。これを踏まえ、地域住民の交通手段、特に交通弱者の交通手段をどう確保するかが、我々行政の責務であることをお互いに確認しております。

大鰐線の沿線住民を対象としたワークショップでは、会社のPR不足への指摘や経営改善を求めるご意見とともに、大鰐線の運行継続を望む声を多数いただいており、地域住民の足という視点で見ると、地域にとって大事な路線であることが改めて確認されました。また、大鰐線の代替交通として考えられるバスについては、路線バスの運行を担っている弘南バスが今年4月に100便減便するなど運転手不足が大きな問題となっており、他のバス路線をさらに廃止するなどしなければ、大鰐線に替わる輸送能力を確保できないとの見込みであり、地域全体で公共交通をどう配分するかを慎重に検討する必要があるものと考えております。

支援計画が始まってからの過去3か年の収支状況を見ると、当初想定していなかったいわゆるコロナ禍の長期化や原油価格の高騰など、事業者の努力が及ばない外的要因が大きく影響し、全体として改善に至らなかったものでありますが、観光需要など新たな取組みによる、利用者増の傾向も一部見受けられます。

これらのことを踏まえ、今後についてを判断するためには、事業者が安全輸送をどう確保するのか、経営改善をどう図っていくのか、今後の見通しを示していただく必要があると考えております。

支援を継続するかどうかを含めた今後の対応につきましては、現時点で詳細な時期について申し上げられないところでありますが、事業者から経営改善を含めて見直しを行った中長期計画を示していただき、弘南線への影響にも十分配慮しながら、大鰐線のあり方を大鰐町と協議したうえで、可能であれば年内を目標に判断したいと考えております。

 

自由質疑

1.弘南鉄道大鰐線について

Q.記者

弘南鉄道大鰐線の件で、中長期計画を示してもらうという話ありましたけれども、先ほど市長から弘南バスが運転手不足で減便しているというお話ありましたけども、弘南鉄道もですね、人員不足でかなり悩まれておりまして、大鰐線だと、本来、理想的な人数の半分以下であるところを、弘南線のほうから人を出してもらって補っているという話でした。中長期計画の中に将来的な人繰りについても、盛り込むべきという考えはおありでしょうか。

 

A.市長

将来的に人員の配置についても、中長期計画に盛り込むべきというところですが、会社の経営も含めて、それから地域住民の足を守る地方公共交通として、どうすれば維持できるのかといったところ、安全対策もそうですけれども、そこに向けた計画であって欲しいと思います。

 

Q.記者

先ほど弘南鉄道の関連の話で、弘南線と大鰐線を分離して考えるという活性協で出た意見について、一理あるとおっしゃっておりましたが、確か黒石市長は協議会自体をそもそも弘南線と大鰐線で分けるべきというふうな形で、活性協でおっしゃっていたかという記憶があります。それについては市長としてはどういう意見でしょうか。

 

A.市長

弘南鉄道の活性化支援協議会では、国の鉄道軌道安全輸送設備等整備事業費補助金という補助金を確保するために、県、市町村、交通事業者からの協議会で議論を経て策定する生活交通改善事業計画、これを協議策定することを目的にして、平成17年に組織されたものであります。

現状は、令和2年度に弘前圏域8市町村で決定した弘南鉄道弘南線・大鰐線維持活性化基本計画に基づき沿線の5市町村で策定した弘南鉄道弘南線・大鰐線維持活性化支援計画に基づいて支援しているため、活性化支援協議会を分けるのではなく、支援計画に基づく協議の場を分けるといった方法もあると思います。

現時点で弘南線と大鰐線に分けて、様々協議しているということもありますので、そうした面で一理あるなと話したところです。

 

Q.記者

今、弘南線と大鰐線合わせて1つの計画でまとまっていると思うのですけれども、その計画自体を別個で扱っていくっていうふうなことは。

 

A.市長

別個に扱うのではなく、支援計画ですので、安全輸送対策についても、それぞれの路線にある設備をどう改善、計画的に改修していくかといったことはそれぞれの路線でやっています。

これに対しては県も補助を出しているというところですが、大鰐線についてはさらにそれに対して、運行費補助というのを大鰐町と弘前市が独自に行っております。

そういった意味では、検討している段階は分けて検討していますが、協議自体は一本化して行っているということでありますのでよろしいでしょうか。

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