(会見者: 櫻田 宏 市長)
・豪雪への対応状況等について
・新年の抱負について
・弘前城雪燈籠まつりについて
・お笑いライブ「ステージTAnGE OMOSHÉ」の開催について
1.記者会見次第(あいさつの主な項目等)(67KB)
2.お笑いライブ「ステージTAnGEOMOSHÉ」(1590KB)
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
まず初めに、豪雪についてであります。
昨年の12月21日から23日にかけてのドカ雪により、当市では、12月23日に緊急のドカ雪対策会議を開催し、拡幅除雪、あるいは、追従除雪による排雪のような形になりますが、追従除雪等を行って幹線道路、準幹線道路、バス路線、そして通学路といったところの確保に努めたところであります。
さらに年末年始、寒波が訪れて、大雪が予想されるということで、12月26日には、警戒本部の設置、そして各部において、それぞれの所管の対策をとるよう指示をしたところであります。
ただ、年末年始の大雪により、非常に厳しい状況が続いており、1月3日には、豪雪対策本部に切り換えをし、職員に対しては、ネット上での、情報共有等を行うとともに、速やかに、それぞれの部署の安全確保含めた対策に従事するようお願いをしたところであります。
弘前市でも、昨日の時点で、115センチメートルの積雪深を記録するということは1月の過去の中では最大の数字となっております。
本日の仕事を始めのところは大変多いと思いますが、そういった中で、支障をきたさないよう極力年末年始返上して、職員のみならず、除雪事業者にも、お力をいただいて対策をとって参りましたが、なかなかこの大雪には追いつかない状況にあると認識しております。
1月3日から、排雪作業も指示をし、着手しております。
市民の皆さんの生活を守る、維持する、そのために、これからも努力をしていきたいと思っております。
また、豪雪被害といたしましては、弘前公園内のシダレザクラ、あるいは松などの倒木、幹や枝折れが多数発生し、園内の通行を安全確保する意味で、通行を規制させていただいております。
また、高齢者や障害者などの除排雪の困難者の方から、家から出られないといった相談もあり、間口除雪支援についても実施したところであります。
市では、被害状況の把握、これは人的あるいは物的な面ですが、まだまだ把握しきれていないと感じておりますので、その把握に進めるとともに、今後の対策について情報共有をし、全庁で対応してまいります。
そのための会議といたしまして、本日午前9時から今回の雪対策といたしましては、実質3回目となる会議を開催し、今後の気象情報に細心の注意を払うとともに、除排雪については、市民生活に支障が出ないよう、これまでの経験値を生かしながら、しっかりと対応すること、あわせて、高齢者や障がいのある方など、除排雪困難者に対する間口除雪支援体制の強化についてなど、指示をしたところであります。
今後も市民の皆様に情報共有を行いながら、事業者の皆様のご協力を得て、迅速に対応して参ります。
続いて新年の話題提供といたしましては、昨年は、弘前市総合計画後期基本計画に基づく「健康都市弘前の実現」に向け、各種施策を推進するとともに、県内唯一の「SDGs未来都市」として、「日本一のりんご産業」を将来も持続可能とするための様々な取組を実施いたしました。それらの取組が評価され、官民連携の援農ボランティアツアーは、地方創生応援税制、いわゆる企業版ふるさと納税に係る大臣表彰と「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」優秀賞をいずれも県内で初めて受賞しており、さらに、農福学連携の取組において、自治体としては全国で初めて「ノウフク・アワード2024」優秀賞を受賞したことは、大変嬉しく思っているところであります。
本年も、引き続き「ひとの健康」、「まちの健康」、「みらいの健康」を目指して取り組んでまいります。
「ひとの健康」では、若年がん患者の在宅生活に必要な福祉用具の貸与・購入するための支援などを更に進め、誰もが住み慣れた地域で、自分らしく生活することができるよう取り組んでまいります。
また、「まちの健康」では、観光都市としての環境をしっかりと整備するため、宿泊税の導入を進めていくとともに、ひろさきガイド学校によるインバウンドを含めたガイドの養成や活動の促進を図るほか、弘前さくらまつり期間中の有料時間を開花状況に応じて柔軟に設定するなど、さらに受け入れ環境を整え、交流人口の増加を目指してまいります。
土手町のほか、駅前、弘前公園周辺、吉野町緑地周辺を含む中心市街地については、第3期中心市街地活性化基本計画の策定作業に着手しております。関係団体との意見交換のほか、今月中には無作為抽出の市民2,000人を対象としたアンケートを実施する予定であり、その他、土手町で事業を行っている方や、今後、事業を考えている方などのご意見も伺いたいと考えております。
これらを基に計画の策定を進めながら、必要性・緊急性のある事業に関しては、スピード感を持って対応し、官民が連携して中心市街地の活性化に取り組みながら、地域経済をさらに盛り上げてまいります。
「みらいの健康」では、第二中学校等複合施設が9月頃から新築工事に着手する予定であり、その後も桔梗野小学校の改築など、子どもたちの学習環境を整備するとともに、学区内の公共施設を集約することで、人口減少社会に対応した新たな地域活動拠点として整備を進めてまいります。
このほか、社会経済状況の変化に応じた取組として、県産米などを購入することができる「第二弾!弘前お米とくらし応援券」を2月中旬から順次配布し、地元のお米の安定的な消費を促しながら、物価高騰下における市民の家計負担の軽減を図る独自の対策を実施いたします。このお米とくらし応援券は今年度の第二弾はパックごはん、3パック1セットでご購入いただければ、その他の同時に購入したものについて、このお米とくらし応援券が使用できます。併せて福祉灯油という話も出ておりますが、低所得者対策としては、1家族に対して3万円、子どもさんがいらっしゃればプラス2万円という対策が出ております。弘前市ではこのお米とくらし応援券、全市民16万人に配布いたしますが、お米を販売しているお店で灯油等を扱っていただいているお店に関してはお米を購入していただければ、灯油の購入代にもお米券が使えるということになりますので、多くの皆様にこの厳しい状況をなんとか乗り越えていただきたいと考えております。
また、市では、2050年までに、当市における二酸化炭素の実質排出量をゼロにすることを目指す「ゼロカーボンシティひろさき」を宣言しております。本年4月には、「産学官民金」の連携による協議会を設立することとしております。地球温暖化防止対策、脱炭素社会の実現に向けて市民や関係機関との協働により取り組んでまいりたいと思います。
人口減少、少子高齢化が進む中で、地方自治体が存続し、そして発展していくためには、これまで以上に市民の皆様と共に、協働で取り組んで行くことが重要になってまいります。私たちが今できることに正面から向き合って取り組み、将来にわたって市民一人ひとりが幸せを感じることができる、そういうまちづくりに邁進してまいります。
次に、弘前城雪燈籠まつりについてであります。
第49回弘前城雪燈籠まつりを、弘前公園を会場に2月7日から11日までの5日間の日程で開催いたします。
昭和52年に、市民が雪に親しみ、冬の生活を楽しむことを目的に始まり、弘前の冬に欠かすことのできない市民参加型のまつりとして定着してまいりました。
今年の大雪像の題材は、明治27年に開業し、昨年12月1日に開業130周年を迎えましたJR弘前駅の「弘前駅初代駅舎」であります。
地域住民の生活をはじめ、観光やビジネス等に利用されるなど、人々が交流する「まちの顔」である弘前駅は、津軽地域の人々にとっても身近で重要な存在となっております。
今年も陸上自衛隊弘前駐屯地のご協力により、大雪像を制作してまいります。完成を楽しみにしているところであります。
また、その大雪像には例年好評を得ておりますプロジェクションマッピングを実施するほか、津軽錦絵大回廊、イルミネーションカマクラ、弘前雪明かり、子どもたちに人気のすべり台や雪あそびなども行い、昼も夜も楽しんでいただけるものとなっております。
そして、何といっても雪燈籠まつりの主役は、市民手作りの雪燈籠であり、雪燈籠に灯された灯りと雪が創り出す幽玄な光の世界が、まつり全体に広がり、市民や観光客を魅了いたします。
さらに、市内各所を色とりどりのイルミネーションで彩る「弘前エレクトリカルファンタジー」や弘前公園外濠の桜の枝に積もった雪を照らす「冬に咲くさくらライトアップ」も2月28日まで開催しておりますので、多くの方々に足を運んで楽しんでいただければと思います。
最後に、お笑いライブ「ステージTAnGE OMOSHÉ(たんげおもしぇ)」の開催についてであります。
弘前市と弘前商工会議所、国立大学法人弘前大学、大学コンソーシアム学都ひろさきで構成する文化こうりゅう事業実行委員会では、広く市民に優れた文化芸術に触れる機会を提供し、市民の心の健康の獲得や地域の人材を育成することを目的に、「笑いと健康」をテーマとした事業を進めており、来る2月22日土曜日に、弘前市民会館でお笑いライブ「ステージTAnGE OMOSHÉ」を開催いたします。
出演は、シソンヌに加えて、チョコレートプラネット、パンサー、銀シャリの4組と青森県住みます芸人の北野ごぼうさんです。
本ステージでは、シソンヌのじろうさんや北野ごぼうさんから指導を受けたワークショップ参加者が、じろうさんと共演するスペシャルステージの実施に加え、ステージの舞台を支えるプロジェクトとして、弘前工業高等学校の生徒を中心とした高校生が舞台演出に参加するなど、人材育成にも取り組んでまいります。
また、観覧者のうち120名を対象に、ステージ鑑賞による健康効果を測定する実証実験や、会場に地域交通を利用して来場された方に特典が当たる「『地域交通』乗ったヒトだけ♡抽選会」を実施いたします。
「健康都市弘前」の取組の一つとして笑いによる健康増進を推進するものであり、1月11日土曜日からチケット販売を開始いたしますので、多くの市民の皆様にお越しいただき、大いに笑っていただければと思っております。
豪雪と雪燈籠のまつりの関係でお聞きしたいのですが、先ほど市長はご案内の通り開催するということだったのですが、会場の弘前公園は現在、倒木の危険性もあり、大部分が立入禁止エリアに指定されているかと思います。
その中で明後日に自衛隊の編成完結式というのが行われて、大雪像の制作が本格化するかと思うんですが、この豪雪で、なかなかまつりの趣旨である、冬の生活を楽しむ、雪に親しむというような市民感情にはないんじゃないのかと思いますが、今後、倒木の危険性がある中でまつりを開催するというか、中止するような検討をするお考えはあるのかを伺いたいのですが。
雪燈籠まつりと豪雪の関係であります。
現時点で弘前公園内は豪雪により、多く木に雪が積もり、倒木等も発生しております。
現在、担当課、そして本日から業者の方々にもいろいろご相談をさせていただいて、この倒木の撤去、あるいは雪対策について進めて参ります。
ただ、雪燈籠まつりの開催自体は、まだまだ1カ月以上先の2月7日から11日までの5日間を想定しております。その時点で、豪雪が続いているかどうかというのも、今後は判断の基準になっていくかと思います。
これまでも豪雪の年がございまして、その時の対策といたしましても、まつりの準備は可能な限りで進めていく。そして、2月に入っても豪雪が続いている状況でまつりどころではないということになれば、その時点で判断をすることになります。
ただ、現時点でもうまつりを、仮に今、マスコミの方からお話あったように、中止を決定した場合に、2月の状況が非常にまつりにも適した状況になっていたとしても、準備をしなければ、まつりは開催できないということになります。
現時点での大雪の状況を見ながら、準備をできる、準備をしていけるところは、準備を進め、同時並行で市民生活の維持のための雪対策についても、全庁挙げて、全庁のみならず、事業者も含めて、市民、地域一丸となって取り組んでいきたいと考えております。
改めて現状の豪雪について、市のとっている対策というのを、もう一度市長のほうからお願いできませんでしょうか。
市のとっている対策、時系列的にご説明申し上げますと、昨年の12月21日から23日にかけてのドカ雪、24時間降雪量で44センチというのが弘前市でございました。最大の積雪深としては、60センチ、70センチというところだったのですが、そういう意味では警戒対策本部の設置にはなりませんでした。
ただ、一気に降ってくると、これ地球温暖化の影響だとも言われておりますので、その対策について、緊急の対策会議を12月23日で開催させていただきました。その時の指示した事項といたしましては、道路、幹線道路、準幹線道路、そして通学路、それからバス路線についての拡幅除雪、あるいは追従除雪、これは排雪に近いものですが、これを実施することということで、12月25日には市内、だいぶ拡幅で車のすれ違いもできるようになっております。
ただ、25日からまた大雪となり、翌26日に弘前市では、警戒対策本部を設置しております。
各部において、年末年始、大雪が想定されるということでありましたので、各部において、対応対策をしっかりと取るよう準備を進めるよう指示をしたところであります。
年末年始の寒波により大雪となりました。弘前市内や事業者の方々も、年末年始を返上して、除雪作業、排雪作業を行っていただいております。にもかかわらず、さらに、雪は降り続いて、1月3日に、警戒本部から、豪雪対策本部に切り換えをしております。
その時点で、予算についても5億円の補正予算を専決処分、1月4日付でさせていただいて、事業者の方々にも、その日から排雪にも入っていただいているところであります。
準備でき次第の排雪、それから拡幅除雪、追従除雪を行っておりますので、その中で、今、1月6日を迎えたと言う状況であります。
現時点で、昨日弘前市内では、1月の記録としては、最高点の115センチメートルを記録しております。
市内、降雪によって渋滞できる箇所というのは、長年の経験値で把握している部分がありますので、そこを重点的にどう対策をとるのかといったことは、今日の朝の会議で指示をしたところであります。一部分がやはり道路狭くなって、すり鉢になってることによって、そこからかなりの大渋滞が発生してるという状況でありますので、その部分を、部分的な排雪等も行わなければいけないのではないかといったことであり、市道であれば、市が対応する、県道であれば、県が対応していただくと。県のほうにもそういう速やかなスピード感を持った対応をお願いしているところであります。
現時点で県への除雪関係の要請とか要望というのは、この県道における対応のみということでよろしいでしょうか。
まずはですね、県道をしっかりと排雪作業も含めて、速やかにやっていただきたいという要望が1つであります。
また、昨日の夕方に宮下知事から直接電話をいただきました。私はその前に新聞紙上で情報は得ておりました市町村のエリアを超えた応援体制についてのお話を昨日の夕方、知事から直接伺いました。
弘前市では現在、1月3日からもうすでに排雪体制をとっておりますので、その中でどのように具体的なことができるのかということは、中南県民局の県土整備部の担当者と、市の建設部長等でしっかりと連携して対応していきたいと思っております。
ダンプトラック、それから誘導員、これが不足しているというのが現状であります。
ただ、これだけ雪の多いところに来て、雪の少ない地域の方々が安全に雪の運搬ができるかどうかといったことも含めてですね、いろいろ確認しなければいけないことが出てくるかと思いますので、県も今週から動くということでありましたので、市の動きに、市はだいぶ早く動いていますので、市の動きに合わせてもらえるかどうかも含めて詳細については、部長同士での調整になるかと思います。
最後にこの雪で、鉄路なども含めて、公園もそうですけれども、観光に関してかなり打撃があるのかなというふうに思っているんですけれども、市民生活はもちろんですけれども、市外から来られる方、観光関係に関しての懸念などをもし市長がお持ちでしたら伺えますでしょうか。
現時点で交通、JR、あるいは弘南鉄道それから弘南バス、あるいはタクシーもドライバーが不足しているというので、地域公共交通はなかなか厳しい状況にあると思っております。
そうした中、観光でお越しいただけるということは大変ありがたいことですけれども、雪に慣れてない方が、弘前市にお越しになって、雪道で滑って転倒されるとか、怪我をされるとかということのないようにしていきたいと思っております。
そういった意味では、弘前市では、弘前駅に長靴、あるいは長靴に装着するスパイクの無料貸し出しということも、観光客向けに行っておりますので、観光客の皆様には、雪国のこの厳しさの中で、少しでもこの雪国を体感していただけるようなことにつなげていきたい、観光客の安心安全にもつなげていきたいと考えております。
ただ、今非常に厳しい状況ですので、この大雪の状況については、現在まだ出発されていない方は、情報収集をしっかりとやっていただければと思っております。
今年りんご植栽150年ということで、市のほうで、行事など、何か予定されているのがないかというのと、周年ですので、現在の課題、これからの展望も含めて、市としてこの150年をどういうふうな年にしていきたいというお考えをお願いします。
りんごが初めて植栽されたのが明治8年から数えて今年が150周年ということになります。
同じ年の明治8年の12月には、東奥義塾の外国人宣教師、ジョンイングが教え子や信者に西洋りんごを配ったと伝えられていることもあり、それがこの地域の方々が西洋りんごとして認識した最初の年になっているかと思います。それから数えて150周年ということは、これまでりんご生産には非常に厳しい状況もあったかと思います。
昭和30年代、40年代ですか、山川市場と言われるように、せっかくたくさんなったりんごが、たくさんなりすぎて相場が落ちて、山や川においしいりんご捨てざるをえなかった農家の方々の気持ち、あるいは平成3年、もう30年以上前ですが、りんご台風と言われた台風19号による壊滅的な被害、これを乗り越えて生産者の方々が、丹精込めて、りんご生産に努力されてきました。
この150年を振り返る、そして新たな100年を展望する、そうした大きな機会になるものと思っております。
そういった意味では、市の事業といたしましては、式典等の開催は県が行うと聞いていますので、そういう一過性のイベントではなく、市民の方々に広くりんごの150周年を周知するような、あるいはそういう節目の年というのを感じていただけるような取り組みを進めなければいけないと考えております。
現在、令和7年度の予算編成の最中でありまして、担当部とこの辺については、大いに議論をして、よりよい事業を実施したいと思っております。
まだ予算化の段階ではないので、具体的な取り組みについてはお話できないところでありますが、日本一の生産量を誇る弘前市として、全国の約25%、弘前市で生産しております。その生産量を誇る弘前市がSDGs未来都市の選定を受け、さらには、環境にも配慮した形でりんご生産を続けていく、そのりんごを文化として育て上げていく、その取り組みにつなげていけるよう頑張っていきたいと思います。
特に現在の課題として、後継者不足などもあるかと思うんですけども、今後どういう方向で対策していきたいという考えでしょうか。
まずは、りんごの作業に携わる人を増やす。携わる方が少なくなっていますので、そういった意味での補助労働力不足についての取り組みを行っております。
りんごの作業の初任者研修的な研修を一昨年から始めておりますし、また、1日、あるいは時間単位でのアルバイトをネット上で、スマホ上でできる仕組み、デイワークという1日のアルバイト情報も行っております。
また、それは大学生などが特に多く利用をされておりますが、まだまだ地域の方々で、時間単位であれば働けるという方々がいらっしゃると思います。そうした方々に少し技術を習得していただく、そういう機会を増やしていきたいと思います。
さらには、ニッカウヰスキーさんとアサヒビールさんから企業版ふるさと納税をいただいて、りんご産業の援農ボランティアツアーというのも実施しております。
これは200数十人から300名の方々に、弘前にお越しになっていただいて、1日、午前9時から午後3時までひたすらりんごの収穫作業の手伝いをしていただくという内容ですが、多くの方々に関心を持っていただいております。こうした関心を持っている方々の中から、りんご産業に直接的に従事したい、後継者という形になっていただくような、そういう人が生まれてくることを期待しているところであります。
これまで農家の方々が自分の家族に後継していただくということが、これまで多くの方がそうだったのですが、農家でない方が新たに農家になっていく、そういう仕組みを取り入れていって、りんご産業の維持、発展につなげていければと思っています。
20年ほど前だったと思うんですけども、2003年か4年、やはり豪雪で、当時の青森市の佐々木誠造市長が直接、自ら総務省に特別交付税の積み増しであるとか、災害への対応を陳情に行っております。そういった形で、市長自ら、関係の総務省なり、国土交通省なり、陳情に行かれるような気持ち、このままこういう状況が続くのであればございますか。
総務省、財務省への要望については、速やかに行きたいということで、今日程を調整しているところであります。
年が明けてすぐに関係者の紹介をいただきながら、コンタクトをとっておりますので、できれば今週中に訪問したいと考えております。
それは県とかと一緒にという話になるのでしょうか。
弘前市で段取りをとりますので一緒に行ける方がいれば、一緒に行っていただくということになるかと思います。
圏域で手を挙げたような方も一緒に行かれるという話になりますか。
どこまで広げるかというのは、私は県の立場じゃなくて、中南地域の定住自立圏の会長をやっておりますので、このエリアでの話になるかと思いますが、全県的なものは県中心に段取りをとっていただいたほうがいいと思います。というのは、地域の声は1回ではなく、様々な形で、回数多く届けていかなければ、なかなか伝わらないと考えておりますので、弘前市で今段取りをとっているところで、いける時のタイミングでまずは行くと。首長さん方の日程調整は相当時間がかかることがあり、スピード感は失われると考えておりますので、行ける時にまず行きたいと考えております。
行かれる際の陳情、要望の内容、今思いつくところで幾つかご紹介いただけますでしょうか。
総務省、財務省は、予算面であります。特別交付税についての特段のご配慮をお願いしたいということで向かいます。
また、国土交通省等については、青森河川国道事務所を通じて、一緒にこの地域の除排雪対策を取っていきますので、災害級の今回の豪雪については、連携して取り組んでいきます。