他の人のたばこの煙を吸い込んでしまうことを「受動喫煙」といいます。
たばこの先から出る副流煙には、主流煙の数倍~100倍以上の有害物質が含まれ、周りの人の健康に悪影響を与えます。
たばこの先から立ち上る煙のことで、アルカリ性が強く目や鼻を強く刺激します。副流煙には主流煙よりも多くの有害物質が含まれています。
副流煙に触れてすぐに起こる症状:目のかゆみ、痛み、まばたき、鼻づまり、くしゃみ、鼻汁、咳などがあります。
また、一酸化炭素の吸入により、頭痛も引き起こされます。
換気扇の下で吸っても、たばこの有害物質は部屋の中に残ってしまうので、周りの人に受動喫煙の影響があります。(換気扇を回しながらカレーを作っているときと同じです。カレーの香りは部屋の中に残りますね。)
窓を閉め切って吸ったとしても、たばこの有害物質は服に付いて、部屋の中に入ってきます。また、集合住宅のベランダでの喫煙は、隣家にたばこの煙が流れることで、他人の迷惑になることがあります。
電気メーカーの取扱説明書には、空気清浄機を設置しても、たばこの有害物質は除去できないことが明記されています。
(たばこの97%は気体(ガス)で、残りの3%が粒子(浮遊物)です。空気清浄機はこの3%の粒子だけに効果があります。)