離乳食の完了する1~1歳6か月頃から就学前の6歳頃までの食事を「幼児食」と言います。
この頃は、食事や排泄、睡眠といった基本的な生活習慣を獲得していく時期でもあります。
食事とおやつの時間を決めて、生活リズムを作りましょう。
朝は決まった時間に起き、光を浴びることで、夜に眠りを誘うホルモンがしっかり出ます。
体温が上昇し活発に遊べます。排便習慣もつきます。
寝ている時に出る成長ホルモンは、骨や筋肉を育ててくれます。
朝ごはんを食べると、寝ている間に下がった体温が、日中の活動に向けて上がります。
体温が上がると、ボーっとする、怒りやすい、イライラしやすい、疲れやすいなどが起こりづらくなると言われています。
朝ごはんを食べる時の「噛む」ことは脳への刺激を与え、脳が目覚めます。
また、朝ごはんが身体の中に入ると内臓が動き始め、それにより身体も目覚めます。
脳も身体も朝からスッキリと目覚めることで、遊びや勉強に集中しやすくなります。
朝ごはんを食べると、胃や腸が動き出し、それにより排便が促されます。
毎日朝ごはんを食べることで、毎日のウンチ習慣につながります。
ウンチ習慣をつけることで、お腹をスッキリさせましょう。
何かを食べることから始めてみましょう。
もう一つプラスしてみましょう。
栄養バランスを考えて組み合わせてみましょう。
《ポイント》
急がせず、励ましながら褒めましょう。
完食できたという達成感を感じさせましょう。
食事に集中できる環境を整えましょう。
むずかしい場合は食べ過ぎないように気をつけましょう。
しっかり目覚めていないと食欲がわかないこともあります。
幼児期は身長や体重が急速に発達します。また、脳の重さも5歳で成人の80%に達すると言われています。
この身体や脳の成長を支えるのが、日々の食事からとる栄養です。
食欲に個人差が出てくる時期です。無理強いすることなく、規則正しい食生活と十分な運動を習慣にしましょう。
また、盛り付ける量を少なめにして完食したら、たくさんほめて達成感を味わってもらいましょう。
食器や食べ物を触って遊んでいるように見えても、手づかみ食べが上手にできないだけかもしれません。あたたかく見守りましょう。
また、いろいろなものに興味を示す時期なので、おもちゃを片付ける・テレビを消すなど食事に集中できる環境を整えましょう。
食事時間は20~30分くらいが目安です。食べ終わる前に遊び始めたら「ごちそうさま」と一緒にあいさつをして食事を切り上げましょう。
食事の時に空腹になっていることが大切です。
食事時間・おやつの時間・甘い飲み物のタイミングなどを見直してみましょう。
担当 弘前市こども家庭センター 子育て包括支援係
電話 0172-37-1323