*3月8日(日)卒業式
令和七年度 弘前市立第三中学校 卒業式
式辞
卒業証書は、
十三歳から十五歳という
青い春の時代を生きた証です。
嬉しいことは、ありましたか。
悲しいことは、ありましたね。
考えましたか。
悩みましたね。
納得の過去は、より確かな未来へとつながり、
悲しい過去も、これからの成功を確かにする手がかりです。
あなたは、学びました。
今日は、ここでの学びを終える節目の日、卒業式です。
あなたを見守り、支えてこられたご家族をはじめ、
ご来賓、地域の方々のご臨席を賜り、
また、在校生が先生方と心を込めて整えたこの会場で、
あなたに卒業証書を手渡すことができたことは喜ばしく、
心からの祝意を捧げます。
リーダーとして生きたあなた。
協力者として生きたあなた。
プレーヤーとして生きたあなた。
応援者・裏方として生きたあなた。
また、それらを見渡す位置にいて、
虚しさや切なさと向き合っていたあなたも、
同じときを確かに生きました。
生きてこそ高まる人としての力。
考える力、諦めない力、人を思いやる力。
あなたに備わり、あなただからこそ高まった力を結集し、
自分らしくこれからを生きてください。
自分らしさは、互いの違いでもあります。
世界では、違いが争いを生み、
今この瞬間も罪のない命が奪われています。
違いは争いの理由ではなく、
新たな価値が生まれる
チャンスとしなければなりません。
あなたは、授業や部活動、三中祭など、この三年間を通じて、
互いの違いを生かし合い、協働することの大切さを学んできました。
三年生を送る会は、その結実のときでしたね。
あなたが進む先で、これからも
協働の実践者となることを願っています。
卒業式を終えたら、
教室の窓から見える中庭のシゲの樹にも別れを告げてください。
人は、何も言わずに見守ってくれる存在への感謝を
忘れることがあります。
シゲの樹のように、
黙ってあなたの側にいてくれた人、
あなたを信じ続けてくれた人、
あなたの成長を待ち続けてくれた人に
「ありがとう」を伝えてください。
そして、今日をこうして迎えることができたあなた自身への
「ありがとう」も忘れないでください。
生徒玄関を出たときに香る三月の風、
見える残雪と開花に向かう桜の木、
集う人々に咲く笑顔、
それら早春の光景を背に、
新しい一歩を踏み出してください。
私は校長室の窓越しに
シゲと一緒に見送ります。
あなたの未来に幸多からんことを祈念します。
結びに、卒業式に際し、ここに集う全ての皆さんへ。
学校を代表して、「ありがとうございました。」
令和八年三月八日
弘前市立第三中学校
校長 小笠原 恭史
担当 弘前市立第三中学校
036-8154 弘前市豊原1丁目3-3
電話 0172-32-2361