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平成28年1月4日 定例記者会見

(会見者: 葛西憲之 市長)

市長あいさつ

代表質問

1.新年の抱負(観光施策について)

自由質疑

1.台湾・台南市との果物交流について
2.平成27年度弘前市成人式について

配布資料

1.記者会見次第(あいさつの主な項目等)PDFファイル(37KB)
2.「Japan Aomori Food Fair 2016」概要PDFファイル(92KB)

3.「上下水道事業包括業務委託」概要PDFファイル(54KB)

4.「あいさつ運動、ことばをかけて見守る運動」概要PDFファイル(62KB)

 

市長あいさつ

新年明けましておめでとうございます。

皆様におかれましては、2016年の新春をすがすがしい気持ちでお迎えのこととお喜び申し上げます。

昨年中は、市政各般にわたりご理解とご協力をいただき、まことにありがとうございます。

本年は、2月27日に弘前市、岩木町、相馬村が合併し、新しい弘前市が誕生してから10周年を迎える節目の年でもあります。

市の将来都市像である「子どもたちの笑顔あふれるまち弘前」の実現に向けて、昨年策定した「弘前市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に取り組んでまいりますが、より効果をもたらす手法として、財産の戦略的利活用などさまざまな創意工夫をしながら、地方創生を強化・加速させていきたいと考えています。

この弘前市が地方創生の全国モデルになるという意気込みで各施策を展開していく考えですが、そのためにはやはり市民の力と知恵を結集しオール弘前体制で臨まなければなりません。

本年も皆さまの一層のご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

市では平成23年度から台湾の台南市と果物交流事業を続けており、台湾の大手百貨店「遠東百貨」の「台南大遠百」にてりんごの販売促進キャンペーンを実施してきました。

遠東百貨とは約4年間に亘り関係を続けており、毎年のりんご販売促進キャンペーンのほか、上層部への働きかけや当市への産地視察招へいなど着実に繋がりを深めてまいりました。

その結果今年度はキャンペーンの規模を大きく拡大することとなり、遠東百貨の協力のもと「台南大遠百」のほか「MegaCity板橋大遠百」「TopCity台中大遠百」の3店舗にて「日本弘前フェア」を開催しました。

フェアの内容は、弘前産りんごのほかに当市の物産品販売、観光PRとして弘前ねぷたの披露や津軽三味線の演奏といったステージイベントを行い、期間は12月24日から1月6日までの約2週間で、現在も開催中です。また、1月22日から31日の10日間に亘り、贈答用りんごの需要が最も高まる、台湾の正月「春節」前の時期に合わせて「青森りんご最大産地 弘前フェア」を3店舗で実施し、弘前産りんごの販売促進を図ります。

私自身は、12月22日から25日に訪台しました。台南市長への表敬訪問では、今後より一層の交流を図るため、将来的に「友好交流促進協定」を締結することで合意しました。遠東百貨との懇談では、フェアの更なる充実や実施店舗の拡大など、今後の進展について意見交換を行いました。

また、日本弘前フェア各3店舗のオープニングセレモニーにも出席し、弘前産りんごや物産、観光のメッセージ発信を行ってまいりました。それぞれの店舗の催事場は多くの人で賑わっており、店舗側が、弘前をPRするために大型スクリーンでのPR映像放映や弘前ねぷたの披露などを行ってくれました。

今後も、台南市との果物交流や、遠東百貨とのつながりを強化し、りんごを始め、物産の輸出拡大や観光客誘致に向けた取組を続けてまいります。

 

今月1月20日から24日の5日間、ベトナムのホーチミン市にある「イオンモール タンフーセラドン店」において、当市からの3社を含む県内13社が出展する物産展「Japan Aomori Food Fair 2016」を開催します。

本フェアは、かねてより東南アジアにおける物産の販路拡大を目指していた当市に、平成26年11月、八戸市より経済発展が著しいベトナムにおいて本県産農林水産物の輸出・販路拡大を図るPRイベントを実施したいとのオファーがあり、青森県産品を売り込める絶好の機会ととらえた両市の意向が合致したことから、おいらせ町を含め3市町が連携して開催することとしたものです。

なお平成26年11月には、私もベトナムホーチミン市にありますイオンモール2号店を訪問しており、八戸市の海外経済協力員でイオンモールベトナムのゼネラルマネージャーとして赴任していた中谷直人氏とも直接お会いし、現地における食品の消費動向などについて意見交換を行ったほか市場調査なども実施しております。

このような経緯から開催に至った今回のフェアは、3市町の連携事業として開催する初めての試みであり、加工品や日本酒、りんごジュース、菓子類など約40品目の県産品が出品されるほか、ベトナムにおける販路拡大・開拓を図るため、現地の輸入業者やレストランとの商談会も実施します。

併せて、1月21日から24日までの日程で、弘前市、八戸市、おいらせ町の3自治体とみちのく銀行による「ベトナム視察ミッション」を実施します。

八戸市の小林市長を団長としたミッション団で、私も副団長として、フェアでのトップセールスをはじめ、フェアにご後援、ご協力いただいた在ホーチミン日本国総領事館やジェトロ・ホーチミン事務所などの関係機関を表敬訪問してまいります。そして、日本食材を扱う現地の輸入業者とも意見交換を行い、現地の実状を肌で感じることで、今後の販路拡大に向けた政策づくりに反映したいと考えています。

また、昨年9月にベトナムへの輸出が解禁となった国内産りんごについても県や全農県本部などの働きかけ、イオンリテールのご協力などにより11月につがる弘前農協管内産のりんごが輸出され、12月19日からイオングループの直営店など系列75店舗で試験販売されています。

市といたしましても、ベトナムは台湾などに続く有望な市場となる可能性を秘めていると認識しておりますので、イオン関係者や現地輸入業者などとのブリーフィングを交えながら、弘前産りんごのさらなる輸出拡大に向け、積極的にセールスを行ってまいりたいと考えています。

このたびのフェアを契機に、ベトナムにおける当市物産を含めた県産品の知名度向上、販路拡大につながるよう、ミッション団一丸となってしっかりとPRに努めてまいりたいと考えています。

 

市は「弘前管工事業協同組合」と「ヴェオリア・ジェネッツ株式会社」との出資により、新たに設立された「弘前上下水道サービス株式会社」と、去る12月24日、県内初となる水道事業の包括業務委託契約を締結いたしました。

契約期間は平成28年度から32年度までの5年間で、96業務のうち57業務をまとめて委託するもので、経費削減効果は5年間の合計で約1億3,500万円を見込んでいます。

また、サービス面では、4月1日から本庁舎に上下水道専用の窓口を置くほか、茂森庁舎においては電話による受付業務を1時間延長し午後6時までとします。

この度の包括業務委託の導入の背景には、少子高齢化などにより将来の料金収入が減少する見込みである一方で、老朽化した施設の更新や耐震化に伴う多額の費用が必要であること、また技術職員が減少していることなど、水道事業を取り巻く多くの課題があります。

このような状況の中で、現在の料金水準を維持しながら、市民の皆様に安全・安心な生活用水を確実に供給するとともに、経営の安定化を図るため、官民連携のひとつの方法である、包括業務委託を導入することとしたものです。

 

今年度の成人式は、1月10日(日曜日)午前11時から弘前市民会館で開催します。今回弘前市では、男性872名、女性876名、合計1,748名が新しく成人の仲間入りをします。

当市の成人式は名称を「二十歳の祭典」とし、市が主管する「成人式」と市民ボランティアによる実行委員会が主管する「成人祭」の2部構成となっています。 

また今回の成人式は新たな試みとして、新成人7名が企画運営協力委員として参加し式典の内容や構成を委員自らが考え企画いたしましたので、若者の発想をうまく取り入れた式典となるものと思っています。市民の皆様と共に新成人の新たな門出を祝福したいと思っています。

 

子どもたちをいじめや虐待から守り、子どもたちの笑顔を広げるための「あいさつ運動、ことばをかけて見守る運動」強化期間及び一斉運動に今年の冬も取り組みます。

今回は小・中学校の冬休み明けの1月15日、18日、19日を強化日とし、そのうち1月19日を市内一斉取組日といたします。

この運動は多くの市民の皆さんの御協力をいただき3年目となりますが、一斉取組日には年間で延べ4,500人を超える参加を得ています。

当日は、私も大成小学校前で子どもたちと元気にあいさつを交わしながら笑顔で言葉をかけてまいります。市民の皆さんも、寒い時期ではありますが自宅の前でも結構ですので、朝の登校時間に子どもたちに言葉をかけ見守っていただきたいと思います。

特に、昨年12月25日開催の弘前子ども議会では「いじめのない学校にするためにはどうすればよいのか。」をテーマに、市内の小学生、中学生が自分たちができることは何かを話し合いました。

その中で、小学校では「私たちは、いじめのない学校にしていくため、みんなで思いやりの心をもって人とのかかわりを大切にしていきます。」、中学校では「私たちは、互いに声を掛け合い、コミュニケーションを図り、いじめのない笑顔あふれる学校を目指します。」が子ども宣言としてとりあげられました。

子どもたちがいじめ防止に向けて真剣に話し合ったその気持ちをしっかりと受け止め、私たちも子どもたちの笑顔あふれるまちづくりに向け、市民一体となって取り組んでまいりましょう。

 

最後になりますが、本年が皆様にとって明るく希望に満ちた年になりますようにお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

代表質問

1.新年の抱負(観光施策について)

Q.記者

弘前市政運営について新年の抱負をお願いします。特に観光面では、北海道新幹線の開業など新たな局面が出てきますが、検討している観光施策などを伺います。

A.市長

新年の抱負、特に観光施策についてということです。
昨年は、石垣修理のために弘前城天守を曳屋するという、100年ぶりの大事業を行いましたが、公共工事を観光資源化するという新しい発想で取り組み、奮闘してきた一年でした。
曳屋関連事業にはたくさんの観光客においでいただき、国内外の多くのメディアに取り上げていただきましたが、その広告効果は、把握しているものだけでも25億円以上と試算しています。曳屋効果を継続すべく、間断なく創造力を働かせて様々な事業を展開していかなければならないと、決意を新たにしています。
昨年曳屋が完了し、まずは新たな撮影スポットとして、岩木山を背景に天守を臨むことが出来る展望台を設置したところですが、ここに車イスでも上ることができるよう整備をして、今年のさくらまつりを迎えたいと考えています。
さらに、今後本格的に始まる本丸石垣の解体や積み直し状況を出来るだけ近くから見学できるように、二の丸側から内濠へ張り出す形で二の丸展望台の設置なども検討しています。

また今年の雪燈籠まつりの中では、解体前の石垣をスクリーンに見立てて、日本最大級規模の映像投影「弘前城 石垣マルチ・プロジェクション」も実施します。

さらには、弘前公園武徳殿で好評を得ている「お殿様お姫様衣装着付け体験」ですが、団体旅行者や外国人観光客に短時間で対応できるよう衣装を更に多数取り揃え、撮影会場を大幅に拡張し受け入れ体制を整えたところです。今年は甲冑の着付けも取り入れるべく準備を進めているところです。

石垣修理工事にはおよそ10年を要します。特に、天守が元の位置に戻るまでの5年間をどのようにPRしていくかは、当市観光を大きく左右する鍵となりますので、シティプロモーションの新しい戦略を策定し、弘前の新たな魅力を国内外へ積極的に発信し続けることが必要です。
例えば、お城ロボットやテーマソングの制作など話題性のある取組みにもチャレンジしていきたいと考えています。そして現存12天守PRプロジェクトでは、チーム桜守が桜の管理技術を広めていく桜の交流に向けた準備も進めているほか第4回全国城サミットin弘前の開催も決定しており、当市が誇る桜と弘前城のさらなる魅力を広く国内外へPRしてまいります。

 

また本年は、当市観光の新たな局面となる中国便の就航や北海道新幹線開業を迎えます。
今後の当市観光にとって重要な転機を迎える年、そして広域観光の拡大に向けたスタートの年になると捉えており、大きな波をしっかりと引き寄せるため覚悟を決めて様々な施策に取り組んでまいります。

まずは、中国杭州と青森、函館をそれぞれ結ぶ国際定期便が同じ航空会社により同時に開設されることが決定し、青森イン・函館アウト、函館イン・青森アウトなど、空路と陸路を利用した本格的な立体観光が可能となります。
また、函館には台湾や中国などの多数の国際定期便が就航していることから多くの外国人旅行者が訪れており、昨年度の宿泊者数は約35万人、今年度では50万人に届く勢いとなっています。これまで函館から北海道内の観光で完結していた外国人旅行者の観光コースに弘前を加えた周遊ルートを構築し、弘前ならではの歴史や文化、まつりなどの魅力を堪能してもらえるよう、積極的に誘客を図るとともに受入環境を整えていきたいと考えています。

そして本年3月26日、北海道新幹線新函館北斗駅開業により、弘前市から函館市までの所要時間がこれまでの約3時間から最短で約2時間と一気に短縮されることになります。
函館市とは、東北新幹線新青森駅開業以前から官・民を問わず幅広く交流を進め、「街歩き観光」や「バル街」といった互いの特徴を共有しながら観光都市としての魅力を高め合い、青函圏観光都市会議を構成する函館・青森・八戸・弘前の四都市連携を進める中で、特に弘前と函館の「二都観光」を成熟させてまいりました。
弘前と函館、二つの観光都市を新幹線で結ぶいわゆる「青函新幹線」の開業によって回遊性が飛躍的に増し、首都圏等からの誘客に強い動機付けが生まれるものと思っています。

現在国内では、東京・京都・大阪を結ぶゴールデンルートに、インバウンドを含めた人の流れが集中している状況であります。
当市と函館市は、観光庁が認定する広域周遊ルート「日本の奥の院・東北探訪ルート」にも含まれるもので、来年春にはJR東日本が新たに投入する豪華クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」の運行コースにもなっており、国内外から注目される要素が高まっています。
私は、本年を弘前観光の飛躍に向けた変革元年と位置づけ、弘前・函館を「青函新幹線」で結ぶ二都観光エリアを北のゴールデンルートと呼ばれるよう、当市の魅力を国内にとどまることなく世界に向けて発信しながら、一気呵成に施策を展開し当市への誘客拡大を図ってまいる所存です。
滞在型観光そして観光消費の拡大を図ることは、地域経済を活性化し活力みなぎる弘前の実現の要となると確信しています。
全国の耳目を集めるよう積極的にプロモーションを展開し、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年を見据えて、市民が一丸となってオール弘前体制で取り組んでまいりますので、ご期待をいただくとともにマスコミの皆様にもご協力をよろしくお願いいたします。

自由質疑

1.台湾・台南市との果物交流について

Q.記者

台湾・台南市との果物交流のお話のなかで、将来的に台南市と協定を結ぶとありましたが、締結はいつごろとなる見込みですか。またどういった内容が協定の柱となるのでしょうか。

A.市長

協定については、まだ事務レベルでの議論が始まったばかりであり、日程や内容の具体的なところは未定です。
当市としては、できれば平成28年度中に協定を締結したいと考えており、果物交流はもちろんのこと農業、観光、教育等の分野が内容として想定されます。現在、協議を進めている状況です。

Q.記者

教育が含まれるとなると、例えば弘前大学なども関わってくるのでしょうか。

A.市長

具体的なことはこれからですが、教育に関して弘前市が想定しているのは、台南市と弘前市の子どもたちの交流です。修学旅行の交換など、様々な形での交流を念頭に置いています。

Q.記者

台湾でのりんご販売促進キャンペーンは好評だったとのことですが、会場の様子はいかがでしたか。また、キャンペーンに係る売上げや入場者数など、好評を裏付けする数字があれば教えてください。

A.市長

まず台南店ですが、遠東百貨の弘前フェアの売り場構成が、以前より拡大しました。そして台中店と板橋店においては、台南市よりさらに大きな店舗と売り場面積を用意いただき、弘前フェアの規模拡大を実感してまいりました。今回、板橋店へ展示用のねぷたを持って行きましたが、台中店ではそれを模して店舗自らが作成したねぷたを展示してくれ、さらには、大きなLEDディスプレイで弘前市の様々な画像を大きく映し出すことで、当市をPRしてくださいました。
板橋店では50坪程度の売り場で実施しましたが、売り場づくりから売り場への動線に至るまで極めて周到に準備されており、客が引きも切らない状況でした。遠東百貨には盛り上げを図っていただき、非常に良いキャンペーンができたと思っています。
メディア関係においては、多数のテレビや新聞等が、好意的に取り上げてくださいました。今回のキャンペーンは大きくステップアップする局面になったと感じています。
現在、総括をまとめているところですが、数字の部分については遠東百貨側からの情報を要しますので、少し時間をいただきたいと思います。

2.平成27年度弘前市成人式について

Q.記者

昨年、一部の成人式出席者が会場に入ることができずに帰ることとなりました。今年の会場は昨年と同じく市民会館ですが、昨年の事態を踏まえて、考えや対応を聞かせてください。

A.教育長

昨年の問題点は、入り口職員の応対にあったと考えています。まずは主役である新成人に入場いただくということを職員間で共通理解し、今年は万全の態勢を整えて開催します。

A.市長

市民会館のホワイエにモニターを設置して、会場に入りきれなかった場合でもフォローするかたちを取りたいと思います。
 

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