平成25年(2013)8月24日と25日に開催しました。1日目は史跡津軽氏城跡堀越城跡[しせきつがるししろあとほりこしじょうあと](弘前市大字堀越)と石川城跡[いしかわじょうあと](弘前市大字石川)を、2日目は如来瀬石切丁場跡[にょらいせいしきりちょうばあと](弘前市大字如来瀬)と史跡津軽氏城跡弘前城跡弘前城[ひろさきじょう](弘前市大字下白銀町)本丸石垣を訪れました。
歴史体感ツアー風景(弘前城)
城西小学校と福村小学校の2校を対象に行いました。城西小学校の児童のみなさまは、史跡津軽氏城跡弘前城跡弘前城(弘前市大字下白銀町)や国選定重要伝統的建造物保存地区仲町伝統的建造物保存地区(弘前市大字若党町)、国登録有形文化財旧藤田家別邸(弘前市大字上白銀町)などを、福村小学校の児童のみなさんは、平安時代の集落跡である早稲田遺跡[わせだいせき]や中世の城館跡である福村城跡[ふくむらじょうあと]、熊野宮(弘前市大字福村)などを訪れました。
福村小学校児童の見学風景(早稲田遺跡)
平成25年(2013)9月19日(木)から10月2日(水)まで、史跡大森勝山遺跡[しせきおおもりかつやまいせき]と「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録を目指す取組みについて、写真などで紹介するパネル展を行いました。
パネル展展示状況
平成24年(2012)、市教育委員会は住宅建築等に伴い、市内11遺跡12か所で発掘調査を行いました。
平成24年度発掘調査速報展では、平成25年(2013)3月16日から平成26年(2014)3月21日まで、縄文時代の包蔵地及び平安時代・中世の集落跡である油伝(2)遺跡[あぶらでんかっこにいせき](弘前市大字蒔苗)、中世の城館跡である史跡津軽氏城跡堀越城跡(弘前市大字堀越)、近世の城郭である史跡津軽氏城跡弘前城跡弘前城(弘前市大字下白銀町)、近世の寺院跡である史跡津軽氏城跡弘前城跡長勝寺構[ちょうしょうじがまえ](弘前市大字西茂森)の4遺跡を写真や出土遺物で紹介しました。
当時配布したリーフレットです。
平成25年(2013)9月21日(土)に、史跡津軽氏城跡堀越城跡(弘前市大字堀越)で現地説明会を行いました。25年度は、三之丸[さんのまる]と外構[そとがまえ]で発掘調査を実施しており、三之丸では土塁の開口部(虎口[こぐち])、外構では石敷き通路などが確認されました。
また、歴史講座「考古学からみた津軽氏の戦国時代」と題して、考古学の専門家である弘前大学教授で史跡堀越城跡整備指導委員長(当時)でもある関根達人氏に講演いただきました。
平成25年(2013)に、史跡大森勝山遺跡(弘前市大字大森)の普及啓発並びに世界遺産登録推進を目指して、地元町会と教育機関、民間、行政が一体となった「史跡大森勝山遺跡保存活用推進会議」が設立されました。
9月29日、大森勝山遺跡の価値や魅力を多くの方々に知って頂くため、この会議の主催により、遺跡を舞台とした「大森勝山遺跡ヒューマンサークルイベント」が開催されました。
参加者180名が、おのおの石になりきって環状列石[かんじょうれっせき]を表現したほか、クイズラリーや地元町会によるふるまい鍋の提供といったイベントが開催されました。
ヒューマンサークルイベント風景
平成25年(2013)9月1日、史跡大森勝山遺跡(弘前市大字大森)の今後の活用と整備に活かし、また、環状列石をみなさんに間近に触れて頂くため、バスツアーを開催しました。
約4,000年前の縄文時代後期の環状列石を有する遺跡で、かつ、ともに世界遺産登録をめざす「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産でもある、特別史跡大湯環状列石[おおゆかんじょうれっせき](秋田県鹿角市)と史跡伊勢堂岱遺跡[いせどうたいいせき](秋田県北秋田市)を巡りました。
ストーンサークルツアー風景(特別史跡大湯環状列石)
史跡大森勝山遺跡(弘前市大字大森)と世界遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」を子どもたちに知っていただくため、市内の小学生を対象にちびっこ縄文講座を開催しました。平成25年(2013)7月28日に土器づくりを、8月18日に大森勝山遺跡を舞台とした、クイズラリーを行っています。
土器づくり風景