まだ食べられるのに捨てられている食品が多くあることをご存知ですか?食品がごみになる理由の一つに、家庭の食事や外食における「食べ残し」があります。
日本国内における年間の食品廃棄量は、食料消費全体の3割にあたる約2,800万トン。このうち、売れ残りや期限を超えた食品、食べ残しなど、本来食べられたはずの、いわゆる「食品ロス」は約646万トンとされています。これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量(年間約320万トン)を大きく上回る量です。また、国民1人当たりに換算すると、"お茶碗約1杯分(約139g)の食べ物"が毎日捨てられている計算となります。
家庭から出る「燃やせるごみ」の成分を分析調査した結果、生ごみが最も多く全体の約40%を占めていました。その中には、食品ロスが約16%含まれていました。
その他、ホテルや飲食店、スーパーやコンビニなど事業所から出る食品ロスも相当な量が見込まれます。
日本の食料自給率は現在38%(平成28年度)で、大半を輸入に頼っていますが、その一方で、食べられる食料を大量に捨てているという現実があるのです。もったいないと思いませんか。
食品ロスを減らすために、食べ物をもっと無駄なく、大切に消費していくことが必要です。
1、まずは適量を注文しましょう!
2、幹事さんは「おいしく食べきろう!」の声掛けを!
3、開始30分、終了前10分は、席に戻ってしっかり食べる「食べきりタイム」!
4、食べきれない料理は仲間で分け合いましょう!
5、それでも食べきれない料理は、お店の方に相談して持ち帰りましょう!
食品廃棄物の中でも「もったいない」の象徴である「食べ残し」を減らすよう取り組むことで、食べ物を大切にする意識や食への感謝の念が深まります。
環境課 資源循環係
電話 0172-35-1130(直通)